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2017年6月16日 (金)

北海道新幹線開業効果はやはり限定的だった?PART2

観光客が立ち寄り、滞留する施設として、道の駅は有効だと

いうことになっています。

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↑道の駅・しかべ間歇泉公園

あくまでもこれは乗用車の移動が主流になっているから。

高規格道路がどんどん整備され、この傾向は

強まるばかりです。

ただし、新幹線との連動を考えるなら

新函館北斗からの2次交通手段がなさすぎます。

まあ新函館北斗の駅前に真っ先にできたのが

レンタカーの営業所、というマーケティングは

間違ってないと思います。

新函館北斗から大沼まではけっこう近いので

大沼を楽しんでから函館というパターンもありなわけです。

ただ七飯町の道外客入込は前年比102%。

伸び率では下位。

これも実は北海道新幹線との連動はいま一歩のようです。

インバウンドが多いようなので、立ち寄り比率は海外客のほうが

高いのでしょうか。

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函館の次に入込が多い七飯でこの程度の微々たる伸び。

となると、函館市・北斗市・木古内町以外の

新幹線との連動は開業初年度にもかかわらず、

さっぱりだということです。

特徴的なのは

松前町→道外客入込前年比87%(最下位)

森町→道内・道外入込前年比94%(最下位)

江差町→宿泊者数前年比74%(最下位)

そして興味深いのは

道外客比率を見ていると

宿泊者数が減少している長万部・八雲の

道外客比率がそれぞれ33%、30%もあること。

そのヒミツは長万部には東京理科大の基礎工学部のキャンパス、

八雲には北里大学の牧場があるからでした。

観光客入込「推計」のヒミツがここでもわかりますね。

そういえば、古い話で

太川陽介・蛭子能収の路線バスの旅、で長万部に途中下車

したシーンを思い出しました。

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演者3人が丸金旅館の前で、四国屋旅館を紹介され

日帰り入浴したシーン。

2008年10月オンエアでもう10年近く前の番組ですが、

その時点で温泉街までの導線に「なんだこれ~」と

言われてました。昨年の夏、同じ場所に行って思いましたが、

その当時と変化はなく、

跨線橋から見るJR函館本線と長万部駅が

ベストビューという見解には変わりありません(笑)。

観光のニオイをまったく感じない町でしょう。

ま、途中下車したらかなやでかにめしでも買いますか。

ぐらい。

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もうひとつ書きとめておきたいのは森町。

ことしも松前に負けずに「桜推し」でしたが、

それだけでは…。

世界遺産登録を目指す縄文遺跡もあるし、

榎本・土方軍の上陸の場所もあるのに、

上陸碑最寄りの桂川駅は今春、廃止になってしまいました。

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駒ケ岳も一周するといろいろ形が変わって面白かったり

しますけどね。大沼から見るのとは全然別の山に見えます。

まあ、観光に興味のない人が多いのでしょう。

予算がないからいろいろやらない気持ちは

わからなくはないですけどね。

観光のキモチを盛り上げ合うだけでも

かなり厳しい状況になっていることが

北海道の観光トップシーズンの上半期の推計からも

読み取れて残念です。

めげずに頑張りましょう、なんですけどね。

北海道の下半期のデータが出揃ったらまたチェックしたいと

思ってます。

いま第三四半期(10-12月)の概要がアップされてますが、

広い北海道、観光入込の概念にも問題があるようです。


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2017年6月14日 (水)

北海道新幹線開業効果はやはり限定的だった?PART1

さてと、今度はいまのところ公表されている

上半期のデータだけで函館周辺自治体の

観光入込客推計を論じます。

2016年3月に北海道新幹線が開業して以降、

さまざまなニュース番組でも取り上げられて

いましたが、やはり

人の流れが変わった、開業の影響は大きい、

初年度の勢いをどこまで継続させられるかが重要

などの報道がありました。

上半期だけの比較、

2015年4~9月と2016年4~9月の

入込客推計の比較です。

(基本は前年比%、前年の数字が小さいと%が大きくなります)

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雑に見ると、ほとんどの自治体で北海道新幹線効果で

入込数が増えている、と見えるかもしれません。

ところが道外客・宿泊客のデータを見ると、

そうも言えないことがわかります。

まず道外客の比較。

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続いて宿泊客数。

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とりあえず(駅がある)沿線の函館市・北斗市・木古内町と

七飯町・森町、そして観光地としても期待の高かった

松前・江差に思ったほど観光客が流れていないことがわかるのではないでしょうか。

(ただし七飯町の日帰り率は低下、宿泊客は増)

昨年の夏は実感を深めるために渡島檜山の全自治体に行ってみました。

現地での雰囲気とこの2016年上半期の入込数推計はかなり符号している

ように感じます。

まず、特徴的なのは「道の駅」効果。

昨年完成した「しかべ間歇泉公園」への入込数上昇による

鹿部町の数字の変化を見るとわかります。

入込数前年同期比240%!!!

ただし道外客入込数前年同期比117%…

道外客比率は前年の8.0%から3.9%へ大幅ダウン。

北海道新幹線とは関連性が薄いことがわかります。

いっぽう木古内町。

ここは道の駅が新幹線の駅前にあり、幹線道路「沿い」ではありません。

2016年1月に新幹線開業に先んじてオープンしたわけですが、

入込数前年同期比905%!!!

ただし道外客入込数前年同期比1305%!!!

道内客も前年同期比833%で

道外客比率は前年の12.8%から19.7%へ上昇。

メディアに何度も取り上げられたこともあり、

渡島11市町中最下位の入込が森町に次ぐ5位へ一気に躍進。

この部分は疑いもなく新幹線効果。

ただし宿泊施設がほとんどないので日帰り率が99%!

この数字は渡島檜山18市町中トップです。

入込数急増と日帰り率上昇の相関関係がわかります。

続いて北斗市。

入込数は前年比119%。

これは間違いなく大失敗です。

新幹線で移動した観光客が、入込をカウントする

ポイントを通過せず(下車することなく)

JR移動したことを示します。

ただし道外客入込数前年同期比722%と

言えば立派に見えますが、

道内客入込数は前年同期比101%。

渡島檜山で下から数えたほうが早い。

道外客比率は前年の3.0%から18.4%へ

上昇しているわけですが、前年度の3%では

道外から観光客が来ていないのといっしょ、

だったわけです。

木古内町の同じ数字を見てみるとわかります。

木古内町でも前年12%ありました。

木古内は新幹線開業以前も

JR江差線経由で津軽海峡を渡ってくることが

できましたからね。

渡島管内で道外客比率がもっとも高いのは

七飯町で70%。

北斗市の18.4%は前年の6倍になって

ようやく11市町中、

鹿部、福島、森、松前に次いで

下から5番め。

課題は多いと見ます。

2017年3月にようやく新函館北斗駅前に

ホテルが開業しましたが、2016年上半期の

日帰り率は渡島管内で3位。

素通りパターンが確定しています。

長くなったので続きは次回。


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2016年10月 2日 (日)

【北海道新幹線開業半年】こちらも実感のないまだ遠い先の話=森町

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路線バス旅をしなかったら、こういう「連想」はしなかったと思います。

乙部町へ行ったとき、この場所が箱館戦争官軍上陸の地と知りました。

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明治元年旧暦十一月、現在の森町鷲ノ木に上陸した榎本・土方ら、

旧幕府軍は守備する松前藩に対して連戦戦勝。

その勢いに恐れをなした箱舘奉行は五稜郭から逃亡し、旧幕府軍は

五稜郭を手に入れたわけです。しかしこの過程で開陽丸を含む

主力艦を次々に失いました。年が明けて雪がとけた五月、

政府軍の反撃が始まりました。ここからが箱館戦争本番です。

つまり噴火湾の側から上陸して南下した旧幕府軍。日本海側から

反撃に出た官軍。上陸地は対をなすはずです。

そこで鷲ノ木の現状をこの目で見ておきたい、そう思いました。

おしゃまんべ温泉宿泊からその足で森へ(特急北斗)。

そして普通列車でとなりの無人駅桂川へ。まあ森から歩いて歩けない

こともないのですが、そこまでムダな体力は使わんほうがよかろう、と。

これが桂川駅。まあ、予想以上、でしたね。

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細かいのでさらに拡大

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iPhoneの地図で「史跡公園」を確認しながら行ったのですが、

駅にはまったく案内がなく、方角はあっているのですが、道が通じている

確信が持てません。先にトンネルが見えてきたので引き返し、

いったん国道へ出ました。

おかげで10分でたどりつけるところ、前日に続き、30分もかかってしまいました。

上陸碑の場所から見えた駒ケ岳、なかなかでしたが、その前に森駅の跨線橋で

いい絵が撮れましたのでそれを先に。

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ではでは、桂川駅からの時系列の道のり、です。

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史跡公園はそんなに古くない公園ですが、四阿は蜘蛛の巣が張っていて

手入れがされておらず、トイレもありません。

資料館はカギがかかったままで閉館ともなんともありません。

まあ榎本武揚・土方歳三と言えば、ビッグネームだと思っていましたが、

この町では単なる歴史上の人物扱いで、物好きでなければ訪ねて来ない。

そう思っているのでしょう。日本全国にそういう物好き多いんですけどね。

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iPhoneで撮った画像のほうがコントラストにダイナミズムがあります。

トンネルの手前、小さな川沿いのアンダーパスをくぐったところに

こんな風景が広がっています。(桂川からなら一直線ですが)

いずれにせよ、簡単な記念碑と説明板、慰霊碑があるだけなので、

そんなに大げさな展開は望まないのですが、いったい何の史跡?という

感じです。これもまた森町の公式サイトを見るといまのところ

one of themという扱いだという事がわかります。

ある意味、予想以上の秘境感にブログ主は逆にワクワクしましたけどね。

帰りのバスまでここで2時間つぶすより森まで歩いたほうが良かったかもしれませんが、

桂川駅から史跡公園入口までの道のりをヒマなので3往復ぐらいしました。

これもまた噴火湾ののどかな眺めということで満喫です。

それにしても北斗、スーパー北斗からこの場所がよく見えるとは

ついぞ知りませんでした。まあ、一瞬ですけどね。

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わざわざ行ったほうがよいかと言われれば好みですが、

ブログ主的にはこれで話が続く!そう思った鷲ノ木訪問でしたね。


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2016年10月 1日 (土)

【北海道新幹線開業半年】こちらは実感のないまだ遠い先の話=長万部町

ことし最初に長万部に行ったのは積丹へ向かう途中です。

長万部までは函館から路線バスで(1880円)、そこからJRに乗り換え通称「山線」を

小樽まで進行しました。このとき「長万部ってこんなにさびれていたっけ?」

そう思いました。

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子どもの頃、年イチぐらいのペースで函館・札幌を往復しましたが、

帰りに「次は長万部~」と聞くと、もう半分以上来たんだ、函館もうすぐだ、

そう思ったものです。

トリップアドバイザーで長万部の観光名所を調べると、

ナント1位は「観光案内所」でした。

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悪意ですね。初回はあまりに滞在が短くてよくわからなかったので正式な感想を保留。

二度目は「おしゃまんべ温泉」を試してみることにしました。

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おしゃまんべ温泉、地元の知名度は???

宿泊は丸金旅館。

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これから長くなるので覚悟してください。記事をいったん区切ってよかった…。

当日の朝に予約を入れましたが、こちらの連絡先も聞かず。

「食事つきですか」と言うので「二食付きでお願いします」と答えたのは

確かです。

まずは導線。駅を出て左に跨線橋があるので、それを渡って10分ちょっと。

その知識はあったのですが迷いました。長万部駅着は18時07分。

特急北斗から降りたのは自分ともうひとりだけ。改札を抜けると、もう噂の

観光案内所は営業終了。駅のロータリーはほぼ真っ暗でさしずめ函館で言うと

夜の10時ぐらいの雰囲気。

もうあたりが薄暗いので迷いたくないので左折してメインストリートを行きました。

途中で間違ったなとは思いましたが、方向はわかっているので30分かけて

宿に到着。メインストリートを進んではいけなかったようです。

気になったので宿に着くなり、「地図はありますか?確認しておきたいので」

でも、自分がどんな遠回りしたのかがよくわかる駅からの地図はありませんでした。

じゃあ、早起きでもして10分を一往復して来ようと気を取り直して夕食。

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夕食は部屋出しで満足いくものでした。ありがちな和風旅館で冷蔵庫がない

のは驚くに足りません。wifiも入るので、宿はこんなもんでしょう。

1泊2食8700円。

付近には旅館がかたまっていて、ミニ温泉街の様相。でも平日のこの日の宿泊は

自分も含めて四組でほかの旅館もそんなに賑わっている感じはありませんでした。

それも、気にしません。

客室係の女性に「おしゃまんべ温泉っていつごろからあるんです?」と聞いたのです。

すると「この旅館が50年だから、それより少し前?」

驚くべきことにこの旅館の玄関から10秒のところに記念碑があって、

温泉が発見されたのは明確に1955年と書いてありました。

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これで2か月前の知内のことを思い出したわけです。

予定通り、翌朝跨線橋を渡って海岸まで往復してみました。

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跨線橋からは駅のホームがよく見えます。反対側は山線と室蘭本線に

分かれていく分岐点がよく見えます。

それにしても、

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この看板、悪意がありますね。明らかに。

これは路地のほうでメインストリートではありません。

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ここがメインストリートからの曲がり角。

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看板の大きさはA3ぐらい。

これじゃメインストリートからは真昼間でも見落とします。

おしゃまんべ温泉、来てほしくないの?

そう思います。

その理由は長万部駅から徒歩では来ないから。みんな自動車だから。

これも奥尻と同じ発想です。だってみんな自動車あるんでしょ?

もちろん自分たちの生活感からすれば、公共交通は利用しない、

のかもしれません。

これは温泉関係者の問題ではありません。町の観光への取り組みの問題です。

8/8にO.A.のBS-JAPAN「ローカル線聞き込み発見旅」で、

はるかに駒ケ岳が見える浜辺、が名所登録されたんですが、

散歩のついでに実地に行ってみました。

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晴れていましたが駒ケ岳、見えません。ただのザ・噴火湾。

で、駒ケ岳は長万部よりも森町のもの、では???

気になって後から調べましたが、函館の大森浜から津軽海峡越しに大間を望むより、

長万部から駒ケ岳のほうがよっぽど遠い。1.5倍ぐらい遠いわけです。

浜辺もお世辞にもきれいとは呼べない場所でした。あとから録画を見直して、

長万部の誰がそんな無責任なコメントを発したのか確認してしまいました。

こんなことでは終わりませんよ。

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駅から海岸へ向かう道の左側にある公共施設「あつまんべ」。

ご丁寧にこんな垂れ幕がかかっていました。

早期開業しないほうがいいです。まだ何も準備に取り掛かっていない。

これ、年配の有力者が新幹線が走るところを見てみたい、一心なのだと

思います。

知内→長万部、ここでも見事なリレーです。

いまから真剣に考えていないと、札幌延伸には間に合わないのは明白です。

散歩から戻って朝食。チェックアウト後は駅まで宿の車で送ってもらいました。

駅の手前で有名なかにめしの「かなや」で駅弁を買いました。朝8時からの営業ですが

さすがに朝9時に買いに来る客は最近いないと見えて、対応も活気のなさが

印象に残りました。こちらが一万円札を出したのが気に食わなかったのでしょうね。

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わずか15時間の長万部滞在で、これだけ材料が集まることが

いかに突出しているか、ということです。

もちろんトリップアドバイザーで駅の観光案内所が1位と宿のスタッフに

話しましたが、さっぱり話が見えない様子でした。

で、最後におまけ。長万部の惨状ばかり頭を駆け巡っていて、

チェックアウトするときにルームキーを返さずに駅のホームまで来てしまったのです。

函館行の到着まで4分。ダッシュで改札に戻り、

「旅館に連絡して撮りに来てもらうから、しばらく預かっておいて」と

駅の改札係に頼みました。

彼は何と言ったか。

「もう連絡済みですか?」

そういって上司に確認をとりました。

連絡せずに黙って置いていくはずがなかろうて。

こっちは「それはちょっと」と返ってくる前に、

特急に乗り込むだけです。

もちろんキーを返し忘れたのはこちらの落ち度ですが、

そういうところで機転が利かないところがJR北海道の駅員の

スキルの高さ、です。

当然、このままバックれてもわからない。

でも作り直すことを考えれば、駅までのガス代など微々たるものでしょう。

あと4分でそう判断しました。

このまま新幹線が札幌延伸になったら、1日何本が停車するでしょうか?

長万部町民も、駅員も、新幹線は要らないのでしょうか?

まだ先のことなので実感が湧かないのだとしたら、

最大級の××ですね。

続いて森町の「あの」場所についての話になります。


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2016年9月30日 (金)

【北海道新幹線開業半年】これ以上の報道も意味がない?低い観光意識=知内町

先日、たまたま目にしたテレビ(TVh)の道新ニュースで紹介されていた

知内町の実情は酷いものでした。

新幹線が開業したので観光案内所を半年間試験的に運用してみたい

というものでした。観光案内所がなければ訪問者数の推計も

できていないので新幹線効果の実感がないとでも言いたげでした。

知内町のホームページを見ると青函トンネルの出口の話も「見どころ」として

掲載されていますが、「はやぶさ」が走っている情報はいまだに

ありません。

矢越クルーズがたびたびメディアで紹介されていますが、

町の公式サイトではどこにあるか探しますから。

「事業者レベルでは頑張っているんじゃないでしょうか」

=町では把握できていません

「町民レベルでもいいのでいろんなアイディアをお寄せください」

青函トンネルを新幹線が走り始めて半年。この意識の低さには

驚かされます。新幹線が通過している自治体ですよ。

こうして観光の実感がない自治体は多いわけです。自分は

函館市、函館市民を見て「緩い」「緩すぎる!」と思うのですが、

道南の周辺部ではその比ではありません。

路線バス旅で実感しましたね。新幹線もすべては他人事。それより過疎で

住民サービスの低下が問題、観光は二の次? 税収が無限に減収…。

新聞社やTV局の取材にしかたなく対応…。

移住促進をするのであれば、まずはその魅力をアピールしないと。

というわけでこのトーンで何本か書きますね。

後ろがつかえているので、少しピッチをあげて更新します。

でも自治体の意識と住民の意識は連動するのです。

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知内温泉(和楽館)で露天風呂に案内されなかったのは一生忘れないでしょう。

館内に露天風呂はこちら、と大きく書いてあればスルーしてしまうこともなかったでしょう。

そして。開湯800年の知内温泉は良いのですが、若主人は宿ができて何年かは

 

客に告げることをしません。理由があるのでしょう。

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チェックアウト時に「バス停まで送ります」と言ってもらえたので「親切!」と

感じましたが、バス停への道すがら、数分前にチェックアウトした宿泊客が

とぼとぼバス停へ向かっていました。

「あの人もいっしょに乗せましょう」と言わなかったら気づかなかったようでした。

すべて登場した個人の資質?

おっと、肝心の長万部が出てくる前にだいぶ長くなりましたので、いったん切りますね。

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知内での朝散歩で出会ったホオジロ。20分歩いただけで、いろいろ

野鳥がいました。撮れませんでしたがオオルリもいました。

周囲はさしずめ野鳥の森、でした。知内温泉…、

なかなかよい「基準」ですね。


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