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2023年9月 8日 (金)

【続バードウォッチャー考】誰も正しくない。真実は「客観」のなかに。【函館山の150種】

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呪文のように繰り返しているが

「函館山は野鳥の宝庫で150種もの鳥が観察されている」

昔々、誰かが無責任についたである。

そしてそれはそのまま検証されず「放置」されている。

こうしたルーズさにも函館を感じてしまうのだけど。

自分だけでなく(函館・鳥ブログの)S氏の観察経験も見事にそれを裏付けている。

というか、S氏は函館山に出没すらしていない。

うがった見方をするなら、函館山ではS氏が好きな「美しい絵」が撮れないから、

なのかもしれないが。

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※ルリビタキ@函館山(23年4月)

そしてあの国際的な投稿サイトでの函館山の観察記録86種である。

この86種には自分がブーストした17種を含む。つまり自分が増やす前、

函館山はたったの69種だったわけである。

これでは道内有名探鳥地ランキングの種数30位にも入らない。(8/24時点で40位)

※種数に関していえば16~20位ぐらいが実力と思うけど。あとはヒグマが出没しない身近さ。

 

そしてS氏は函館山でもなく、香雪園でもない場所で140種近くを稼ぎ出しているのである。

さらにいえば、彼に対して市内で誰も追随していない。

腕の立つ多くの函館カメラマンは自らのメモリーカードの中に

その「実績」を封じ込めているだけなのである。誠に残念。

 

鳥撮りとしては誰しも珍しい鳥に出会ってジマンしたい気持ちはあるだろう。

しかしそれが「全国レベルで珍しい」なのか「函館では珍しい」なのか「本人的に珍しい」なのか。

もしくは「思いのほか撮りづらい」なのかをふまえてワクワクする存在なのか、問いたい。

※インスタで(誰かに)「上手いな」「アグレッシブだな」と思われて満足する傾向?

 

いままでに何種見ましたか?

これまでのベストショットは何ですか?

 

たぶんこの問いに的確に答えられないのはいわゆる「自然写真家」が多いせいではないだろうか。

惰性な活動?

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※自然はきれい。キアゲハだってきれい

 

まあ300種超えともなれば素人から見て確かにクレイジーレベル。

でも100種超えなんかあっという間なのである。

よって、目標を決めて「壁」がどこにあるかはやってみると否が応でも身にしみる。

具体的な数字を言うならさほど動き回らずとも

函館は年間100~120種をコンスタントに観察できる素敵な環境なのである。

 

さて、次の野鳥は全国的に見て実にありふれた野鳥である。

・ヒバリ ・ツバメ ・ムクドリ ・セグロセキレイ

じゃあ近所の鳥撮りの皆さん、これらに函館市内で出会ってもこんなのはいい、と日々スルーしているでしょうか。

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※個人的にベストショットなセグロセキレイ@群馬県前橋市

ポイントは4種とも函館山にも香雪園にもいない生活スタイルの鳥、ということ。

でもって確実に函館市内(町域にもよるけど)では他地域よりも見つけづらい。

個人的にはセグロセキレイは北海道にいる種なのに函館市内では6年間で一度も会ったことがない。

でも、宮城県、岡山県、愛媛県、群馬県、京都府あと阿寒。けっこう会う。旅先で自分、なんで撮ってるんだ?

とよく思うわな。

じゃあS氏は函館市内の何町でセグロセキレイに出会っているのか、(投稿サイトに)画像もアップしてみな、

である。まさかハクセキレイと見間違っているはずはあるまい。きっとアップする価値がない、と信じているのだろう。

 

今回、この国際的投稿サイトの罪深さはトップランナーS氏が「函館のどこか」

出会った鳥が多すぎて、第三者にはさっぱり参考になってない、ということ。

それでいて自らのブログに「函館」を冠しているからカナシイ。

あと函館山より五稜郭(87種)のほうが野鳥観察できる、という誤情報

結果的に発信してしまっている、ということ。

※オオワシ、ミサゴ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガンなどの上空通過組を「五稜郭」で投稿する、

そのココロは五稜郭の観察種を増やしたいから。としか思えない。

 

さらに画像を伴わない外国人投稿者の季節を外したズレた投稿も目立つ、ということ。

「8月に朝市で"カモメ"を5羽見た」…これではハードルが低いにもほどがある。もちろん画像ナシ。

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「カモメ」という名の野鳥は冬鳥で函館付近ではせいぜい4月上旬で北へ帰って行く。

通年居座っているのは「オオセグロカモメ」「ウミネコ」だけである。

せっかくの国際的サイトなのに無知な(外国人)初心者とマニアックな投稿者のバランスが実に悪い。

※これは函館というマチに「観光地的傾向」があらわれているとも解釈できる。

★カモメ(成鳥)=脚・黄色、嘴=黄色・点なし、観察時期おもに1~3月(上画像参照

ちなみに

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★ウミネコ=脚・黄色、嘴=先端が明瞭に赤+黒、(飛翔時に確認)尾は黒帯(画像は第三回夏羽…成鳥直前)

観察時期通年=繁殖期4・5月は若干数が減る

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★オオセグロカモメ(成鳥) 脚・ピンク、嘴=先端にわずかに赤点、(黒も残るのは若めの個体)(飛翔時に確認)尾羽は白

観察時期は通年=「最大最強」なので単独種ではそれほど群れない。ということで「顔」ですぐわかります。

このベースがあってはじめて冬にたまに会う「珍しいカモメ」にわくわくするのね。

ちなみにこのサイトでは函館市で観察された野鳥の総数は222種となっていて、

内訳を見ていくと(八戸や大洗からの)苫小牧航路のフェリーから見た

いわゆる恵山沖の外洋性の種35も含まれていた。

このうち画像が伴うものは7種のみで、まあ船上から撮れるのは飛翔中が大半で

確かに撮影には向かない。

 

このほかS氏が10年以上前に遭遇した珍しい種も12あまり含まれているので、

確実性を考えると総数222からはだいぶ減る。

ここから自分が【函館市内では】見ていないだけ(=他所で見た)のものを除けば、

今後新規の出会いはそう多くないことがわかる。

じゃあ今後どう楽しむか。答えはカンタンなのだけど。

 

最後に自分がこの国際的投稿サイトを信頼したのは

「日本野鳥の会」が日本語版を導入したから、である。

「日本野鳥の会」???

残念ながら函館に支部はない。

函館に野鳥観察のリーダーは存在しない。

存在するのは「いる鳥を見る」老人軍団だけなのが最大の難点である。(日本野鳥の会・道南檜山)

 

というわけで自分はコツコツ有意義な情報をネット上に残すのみ、だね。

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*ソリハシシギ(23年8月)

その季節、季節に(リスクを冒して)やってくる「彼ら」をホメてあげたいし、

子育ての苦労の末、一人前になっていくチビたちを見守ってあげたいと思うから。

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*ヤマガラ幼鳥(23年6月)

自然界を生き抜くのは人間たちが想像するよりタイヘン。

 

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2023年8月25日 (金)

【バードウォッチャー考】ふとしたことからS氏の「函館鳥撮りブログ」に遭遇の巻

どうもバードウォッチングというワードが好きではない。

イメージ的に「ただ見てる人」だから。

一応自分としては「(撮影を伴う)野鳥観察」ぐらいがちょうどよく、

軽いキモチの「鳥撮り」ぐらいでお茶を濁すほうが気楽。

 

機材的に「自然写真家」「野鳥写真家」クラスの方々はその日の

自分の予定(行き先)を何を根拠に決めているのしょうか。

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※水浴びの余韻をずっと楽しんでいる?コサメビタキ幼鳥

その一方で高齢につき、自由になる時間が多いから、暇つぶしに徘徊している、

タイプも実際いるわけで。

なぜ、その季節にその場所?

となります。

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※なかなか要領を得ないヒガラ幼鳥の水浴び

やっぱり自己肯定感を求めてブログやったり、投稿サイトに投稿したり、というケースは

理解するのだけど、野鳥(専門)ブログって毎日更新するのは難しいし、よほど環境に恵まれているか

労を惜しまず(全国を)かけずり回ってないと、相応の仕上がりにはならぬ。自分で飽きる。

※研究対象を絞って長期続く方もいらっしゃいますが。

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※親の言いつけを守って必死に隠れているキビタキ巣立ち雛

地元でよく話す人(カメラマン)がこういう。

「あんた、そういう(全国の)鳥情報をネットで調べているの?」

さあ、どう思います?

あまりにざっくりした疑問。いや疑問でもないのか。

その人にすれば「よく知ってるねえ」というだけなのかも。

 

令和はSNS時代でそんなのんびりした昭和の考えではさほど成果は上がらんでしょう。

おっと、脱線。

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※水浴び直後のシマエナガ。たぶん幼鳥。

S氏のブログ。でした。

(たぶんこの記事内容だけから見つけるのは難しいでしょう。日本語じゃないので)

自分と比較しての絵ヂカラの差は機材が違うのだからいかんともしがたい。

自分にない着眼点とアンテナを持っていて、行動力もある。

なのに、どこにもやっとしているかというなら、

「好み」かな。

この鳥は撮ってこの鳥は撮らない、という好み。

この鳥は珍しいから撮り、この鳥はありふれているからスルーという境界線。

また、ありふれているけど絵になる、という判断。

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※落ち着きがなくなかなか撮らせてくれないのは素質。ヤマガラ幼鳥。

彼の名を知ったのは某投稿サイト。※リンクが貼ってあるからには訪れてほしい?

そこでは「函館市」で地域をくくると彼の観察種数が143なのだそうだ。

これが函館1位。(匿名参加者は除く)

え?

である。しかも2位以下」を大きく離しての1位

自分の観察種数は「函館市」でくくると現時点で152。

別な言い方をするなら、この国際的投稿サイトが日本人観察者に普及してないから、なんでしょうね。

で、自分の観察種数は「北海道」でくくると現時点で170。

S氏は270となっている。多い! これは北海道4位。ホーム函館で全道4位なのだ。

 

野鳥観察の世界では観察種数300で一人前、というらしい。

ただし、この数字は離島を含め、北から南までくまなく有名探鳥地数十か所に通えばまあ達成できる数字。

ホームのみで200はかなりハードルが高い。※ホーム=北海道は広すぎてありえないぞ。

ちなみに全道1位の人物は道内306種、全国で484種観察しているのに写真投稿は79種のみ。

これは珍鳥でなかなか見れんだろう、の厳選79なのである。

※胸を張るラインがよくわかる

それにこの数字、ホーム北海道じゃないのに出しているかもしれない。

ちなみに全国1位の人物は518種で顔写真入りでプロフィールが載っているので、

この世界では知らない人はいないクラスなのでしょう。

でも北海道は道東専門で道南には登場していない。

で、S氏は道外では観察投稿をしていない270分の143である。

自分の数字は232分の152である。

※函館市内探鳥の比率は自分のほうが高いじゃん!

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※餌ねだりの声ですぐ居場所がバレる、ちびシジュウカラ(22年撮)。

幸か不幸か「達人」が何を好み、どういう行動をしているか、

プライバシー?が透けてしまうのがネットである。

自分とすれば、彼らがどれだけ「普及」「啓発」を意識しているか、非常に興味を持つ。

この鳥はなかなか見れんだろう、の厳選XXには相当の自己満足が潜んでいる。

 

うーん長くなったので例の「函館山の150」を論破する系話題とのリンクさせるはまた次回に。

ちなみに自分のバアイは観察種数=撮影種数でこのサイトに接している。

声は聞けどもさっぱり撮れぬ、は「エゾセンニュウ」のみ。

S氏のデータを見ると観察:画像投稿は

道内観察が270:120で函館市内が143:55のようだ。

で、ことしは香雪園でも函館山でも出会った記憶がない

ていうか、自分はS氏の顔を知らない。※記憶がなくても会ったら思い出す?

これも興味深い。ここまで生息域が違って、あれだけの成果。

ブログタイトルに「函館」というワードが含まれなければ自分もここまで考察しなかった。

ま、自分が会ってて、彼が会ってない野鳥も少なくない、ということになる。

好み? 励み? とにかく興味深い。

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2023年8月12日 (土)

4種盛りの組み合わせを熟考していて気づいたこと。【8月の海岸線】

久々に。

3種盛りまでは過去に経験がありましたが、

この日は初の4種盛り。

まあ、函館ですから。

4種でも多いということですよ。

求めればそれなり、の場所。

昔、何人かに教えましたが誰もここへは来ません。

鳥撮りは。

 

過去記事を掘ってみたら、遠征版のシギチは何本か

(21年9月にだいぶ振り切りました)ありましたが、

地元版はすくなくとも最近、書いていないようです。

さて、4種にも順序があります。

キョウジョシギ、ソリハシシギ、イソシギ、キアシシギ

順序はこうかな?

230804kyoujoshigi06

出逢いがいちばん少ないキョウジョシギでも6,7回会っているでしょうか。

でも久々。5年ぶり? しばらく会ってませんでした。

ことし生まれの若オスですかね。目のまわりが完全には黒でつぶれていません。

シギ類の夏羽もどき→第一回冬羽前でしょうか。

それにしてもこの鳥、不思議な模様をしています。京女鴫(きょうじょ-しぎ)ですもん。

こいつが来ていたので、

さて、きょうは真剣に撮るか。

こうなりました。

2番めはソリハシシギ

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この場所ではお初。です。道南では…過去砂崎では会ったかな。

けっこうフットワークの軽いヤツ。

シギチはどいつもこいつも動きがありますが、この4種のなかでは落ち着きのなさは

ソリハシ>イソシギ>キアシ>キョウジョですかね。

ソリハシは岩礁よりは砂浜派。先のキョウジョシギは砂浜よりは岩礁派。

ツーショットにはなりにくい?

230804sy_01

ソリハシシギの脚はかなり赤いのだけど、キョウジョシギのほうがもっと明るい赤です。

 

で、続いてはたぶんお調子者でなんでもあり、なイソシギ

まあまじめに南北の渡りをするタイプではないので、お調子者です。

真の旅行家とはいいがたいタイプ。本州ではおもに海岸より水路です。

「磯」にはまあいない。でも、北海道では浜辺みたい。

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眼のまわりの白さと胸から肩にかけてのカンジ(白の食い込み)がイソシギ。

まあまあにぎやかし、なヤツです。

 

で、この時期、この場所の主がキアシシギ

230804kiashishigi06

肩からおなかの縞々な感じがキアシシギ。言うほど脚は黄色くないです。

でも個体によってはかなりオレンジなのもいました。

過眼線はイソシギよりすっきり通っています。

夏から秋。いつもここに数羽で滞在しているようですね。

ちゃんと時期を調べたことはないけれど、

秋口の道南は7月後半から8月いっぱいぐらい?

どこでも見かけるわりには真面目に南半球まで渡るタイプ。

で、どこでも見かけるわりに大勢が集まる有名な干潟はあまり好まなくて

マイナーな土地を選んでいくみたい。

 

で、ポイントはキアシシギが仕切っている時期に、イソシギが調子よく乗っかると

他のゲストが「ここ、過ごしやすい?」と集まってくるシステム

主体は同種のシギチたちの群れからはぐれた未成鳥たちなので、そうした感覚を頼りに南へ進みます。

で、敵が来てもちょうどいい距離にテトラポットがあるので、とりあえずそこへ避難しておけば

やりすごせる。それにしてもこんなきれいとは言えない場所でも「餌が豊富」なんですな。

 

シギチのかわいいところはこちらが動かずじっと構えていると、すぐ油断してひょこひょこ近づいてくるところ。

警戒は70%他人任せでわりと餌さがしに夢中になってくれます。

 

で、だんだん陽が高くなってきて、順光になってきたので、撮る対象を楽しく物色していたら

あるタイミングでキアシが飛んで逃げ、続いてソリハシ、キョウジョも逃げました。

何?

そうしたら海パン姿のアラ80じいさんが波打ち際を歩いてきます

おいおい、どこ行くんじゃい。

すると波打ち際ウォーキングじいさんは目の前でUターンして来たルートを

戻っていきました。

別に撮影のジャマをするのはしかたないにしても、「あ、どうも。そこにいましたか」ぐらい

リアクションせーよ。

つまり、ハコダテの暑い夏2023につき「海パンじいさん」だったんだぁ!と。

で、その後ろ姿を見送って5分。10分。

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またキョウジョ君が戻ってきて、餌さがしを再開。

お調子者イソシギもすぐに復活です。

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このプルプルはリラックスしている証拠。

ちなみに4種盛り中、ツーショットは先のソリハシ×キョウジョのほか

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イソシギ×キアシだとこんなカンジ。イソシギが気持ち小柄。

そして上面の色はかなり違います。

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イソシギ×ソリハシでもこのイソシギ若干小柄。嘴の形状が明らかに違います。

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こちらキアシ×ソリハシ。真正面ヅラは似ているのですが、胸~脇のカンジが全然

違うことがわかります。4種盛りだからツーショットは6パターンあるわけですな

ま、キョウジョは似ても似つかないですが、ほかの3種はどのアングルだと特徴が

出るか、リアルタイムで撮り分けるのは実戦的だと思います。

函館だとなかなかこういう機会はありません。

ちなみにどう頑張っても4ショットは無理で3ショットが3種どまり

イソシギ×キアシ×ソリハシ

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キアシ×キョウジョ×ソリハシ

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キアシ×キョウジョ×イソシギ

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1種1種は珍しくなくとも、案外非日常な瞬間のように思いました。

海パンじいさんとの遭遇とどっちが非日常?(笑)。

 

ちなみに鳥撮りの基本だと思いますが、優先順をどうつけるか。

優先順をつけるためにはどう識別するか。

こればっかりは日々の鍛錬なわけです。

 

最後に読み手がカチンとくる、余計なひと言。

「シギチはみんな似ていて区別がつかないからキョーミない」

いやいや見事なイナカモノの捨て台詞です。

全国レベルのシギチ達人なら失笑モノでしょう。

シギチ観察の紛らわしく難しい部分はもっともっと先にあります。

誰だって最初は初心者なので、早く積んだ者勝ちですから。

ホンマ、このブログはひと言、ふた言多いわ(笑)。

 

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2022年5月 4日 (水)

【5月の幸せ】トリゴコロ、ヒトゴコロ【これを妄想というならどうぞ】

※期せずしてGW中に1日3更新の日。次の更新時間は12:00AMっす。

はっきり言って「自慢系」なので嫌な人は避けてね。

とても申し訳ないのですが、4月下旬から5月にかけては

かなり幸せで。

ほんとうに申し訳ないぐらい。

自分がこんなに幸せだから、同好の方々も同じように

幸せを感じてくれることを祈るのだけど、

そこに「真実」があるのよね。

 

やば、ハナから脱線の兆候。

こっち方向の話はまた別の機会に。

ついこないだ(ここの主のように)いつも会ってるカメラマンに唐突に質問。

いい写真ってどんな写真ですか。

 

唐突だろう。

その人が言うには…

「表情かな」

 

そ。被写体が生き物の場合はね。

さては野鳥やリスの写真について自分が聞いたと思ったな?

別にいいけどね。

5/2の早朝。

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前日、こんな写真が撮れたので、再び「同じ」ポイントへ。

いましたいました。

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カノジョ(カレ)が言うには

「なんだお前」

だそうです。

それがカノジョ(カレ)の挨拶なんで。

間違いなく人間の自分に挨拶してきた。

ルリビタキの若鳥はそういう性格してんだもん。しゃあない。

これが成鳥になると、人間を無視してくるのね。気づいているのに。

でもってつい追っかけてハマる(笑)

 

個体個体でも違うか知らんけど、野鳥の種類によって性格がそれぞれ違うし、

コミュニケーションの取り方も違ってくる。

埋め草(会いたい鳥に出会わないときの暇つぶし)の代表シジュウカラ。

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水浴びです。

終わりました。

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鳥って羽が濡れていると思うように飛べないので、水浴びには

細心の注意を払うのだけど、ここのシジュウカラは人慣れしてるから平然。

 

シジュウカラは「ダーウィンが来た」で紹介されたように

実に語彙が豊富。シジュウカラどうしでコミュニケーションするばかりか、

ご近所種のヤマガラやヒガラとも意志を通じ合わせるという。

ま、現場で何百回出会ってる彼らを見てると、

ちょっとニュアンスが違うんだな。

カラ類の発する鳴き声のほとんどは独り言で会話は成立してないの。

それを解釈したい個体だけが都合よく解釈する。

 

ジジジジ。は基本的に警戒なんだけど、

これ独り言。

 

昔、手乗りヤマガラで遊んでたとき、

シジュウカラも手乗りしないかな、と手のひらにナッツを乗せて差し出したら

「ジジジジ」言ってた。

怖いなら逃げればいいのに、見え見えの植え込みに隠れて「ジジジジ」。

 

これをブログ主は「ヤバイヨヤバイヨ」と翻訳。

つまり餌は気になるが、手のひらに乗るほどの勇気はない。

別に周りに他の個体がいて知らせてるわけじゃない。

 

5月のこの季節。よーくシジュウカラのメスが「アイシテル?」の甘え声を出している。

これは巣立ち雛が「ゴハンちょうだい」というときの声にそっくり。

でも、同行のオスは無視。だって独り言だし、すぐにあげられる餌を持ってないし。

220427forty1

別の場面ではペア行動しているシジュウカラはオスのほうが

「人間、(近づいて)来たよ」とメスに教えてる。

メスのほうは「とりあえず」黙って聞いてる。オスが警戒役。

シジュウカラは太いネクタイがオスで細いネクタイがメスなので

じっくり見てるとと識別できる。

※先の水浴びシジュウカラはメス。

 

見晴公園のそこらじゅうでペア行動してるのだが、

そんな仲良し夫婦がちゃんと子育てできるかといえば話は別。

人間とフレンドリーなせいか、よくわかる場所を巣にする。

それでも数で圧倒系なので、個体数はナントカキープできてるらしい。

 

季節のお客さんを見かけないときはこうして埋め草観察して

トリゴコロを学ぶ。

 

鳴く鳥。鳴かない鳥。

どういうときに鳴くか、何を食べてるのか、どの樹が好きなのか。

それがベースにあって、その日の光を見て、枝の高さを見て、

撮れるか撮れないかを瞬時に判断するので、野鳥撮影はスポーツ的要素が大。

カメラマンには高齢者が多いけれど、これで目と耳が衰えたら

つらいと思う。

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※エゾムシクイがほんとうにムシ食べてる瞬間画像(レア)

 

視力には限界があるので双眼鏡は必携だけど、それを持たずに撮ってるオッサンは

よほど目がイイか、単なる暇つぶし。

 

10回出会えるところ、2、3回しか出会えない

ならこれは人生のムダです。

 

そうそう。埋め草ではないけれど、

同好カメラマンの観察は重要。よく見つけてよく撮ってる人が、どのポイントで何を

狙っているか、埋め草に甘んじているのか、ただの手あたり次第なのか。

レンズを上を向けて空抜け(空バックで鳥本体に露出が合いにくい)でも撮るような

価値がある鳥なのか。

 

もちろん挨拶レベルの低い人物は観察力もそんなレベルっつーことなんだけどね。

シャイだとかそういう理由で挨拶しない人はそれも人生のムダ。

 

ちなみにこの2カットを比較してオオルリの表情はどうでしょうか?

220501ooruri5e

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最初のオオルリはもう1羽のオスとこの場所をどっちが取るか

検討中の瞬間を自分に見つかった。明らかにこちらに気づいている。

次のオオルリは4、5人のカメラマンに迫られていて、

「なんだこいつら」となってる。

プレッシャーのかかったオオルリは背筋を伸ばしておなかをぼてっと

出す傾向がある。順光で全身を撮れても、この表情はちと足りない。

 

というわけできょうの締めはコイツ。

鳥の名まえはシメ。

220502shime2

できすぎでしょ?(笑)

この時期、コイツも埋め草。

数日前にこれいいでしょう、と撮ったのだけど

220427shime

光の威力が違うと絵も全然違うわ。

でもめちゃくちゃ目がいいのでノーガードなら30メートルで気づいてしまう。

樹上でチンチン鳴いていて、さっぱり降りてこない。

ただこのときは樹に隠れながらそっと近づいてたら、

警戒アンテナたたんでました。距離は10メートル前後。

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220502shime4

よほど地面に落ちてる種子類が美味しいんだね。

満足そうな表情してるけど、食べてるときはこのぶっとい嘴を閉じることがないので

こういう表情ばかりです。

 

いかにこちらが先に気づいて、気づかれないように近づくか。

もしくは気づかれてもノーリスクを感じさせるか。

すべては相手を知る、というところからですよ。

 

70を過ぎて、そういうアタマがない、他人から学べないカメラ持ち(もはや「マン」ではないか)は

実はフィールドでは邪魔でしかない。

自分はこの境地に5年で達したけれど、見かけベテランで「マジで?」な人は周囲に増えていて

この人伸びとる!という人物はほぼ皆無。この問題函館飲食とも通じるのではないだろうか。

※あ、戻っちゃった。

 

挨拶や話ができるのならともかく、そうでないならソーシャルディスタンスを

とって、別のポイントへ行くわけだ。

 

誰もいないポイントで、被写体と対峙できる幸せは何物にも代えがたい。

※他人が撮れていて自分だけ逃すのも嫌だけど(笑)

そしてその成功体験はどんどん財産になるのである。

 

というわけできょうはのオオルリ2枚めの1点を除いて、

近くに誰もいないときの野鳥の表情をピックアップしてみました。

自分だけの幸せ。実はこれ、誰にでも味わえるものなんだけどね。

そしてフィールドでそれを自慢し合える関係があれば、それも素敵だったりする。

 

※去年の出来は過去最高だったので、令和四年の目標は去年の85%で。

もうここまでで57%ぐらい達成したので、あと29%の上乗せだあ。(5/2時点)


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2022年4月30日 (土)

【令和4年4月】またね、そしてようこそ。季節の移り変わり@函館【黒→赤そして青】

※きょうはイレギュラー3更新。次は昼12:00です。

 

4月中に1本仕上げておかないと…系のネタですわ。

月末になっちまいました。

毎年恒例、天然記念物のコクガンたちとのお別れ。

また11月になったら会いましょう。

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↓函館山とコクガン。ま、ここまで引くとケシ粒ですけどね。

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冬の間は家族単位だった群れがだんだん多くなって、

北へ帰る日が近づきます。どこかにリーダーがいて、

行くぞ!とサインを出すと、みんな同じ方向を向いて準備します。

4月1日時点ではまだホンキではないのだけど、出発は数日中なのでしょう。

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そうそう簡単には撮れませんが

漁業者を共生している雰囲気がとても素敵だと思ってます。

 

さて。コクガンが去って2週間。

夏鳥たちが次々と現れます。

ここからGW明けまでが目が離せないシーズンになります。

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ちっさくてかわいいコマドリ。

そして

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ルリビタキ。

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特に青い成鳥オスは眼光鋭いばかりか、じっとはしていないし、

全身は撮らせないし、ホント撮影には骨が折れます。

ってか、そこが魅力。

 

5月になるあたりで、フレンドリーな「黄」色も間違いなく登場して

しばし賑やかになります。

毎年こうして函館の春は過ぎていく…ですかね。

220425kijibato2

そういえば、今回いつもスルーされているキジバトも撮ってみました。

東京の公園なら普通にいる鳥ですけど、函館でも案外だーれも撮りません。

 

「埋め草」に何をどう選ぶかもタノシイ函館の春ですね。


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2022年3月31日 (木)

【令和3年度・最終コーナー】身近な野鳥たち・21-22冬版【キンクロ・オオハクチョウ・ハシビロガモ】

※きょうは鳥ネタあり、で1日3回更新。

観察機会的に今季多く観察できたのはホオジロガモだったので

最後はその後半戦をやろうと思ってました。

 

その前に愛らしいキンクロハジロ。ほんとファニーフェイスです。

3月前半にはいなくなるので、終認あいさつということで。

撮影3/11です。

220311kinkuro1

どちらもオスですが、いつも距離が近い。

今季はメスが一度しか登場せず、婚活風景が観察できませんでした。

おもにこのご近所川に表れるのは8割がたオス。汐泊にも来てるはずなので、

水面凍結の状況を見て行き来してたのかも。松倉川とあわせて1日の最大観察個体数は7でした。

 

で、最後に残ったのがこのオス2羽。

220311kinkuro2

カメラを向けたので、緊張してクルクル回ってしまうところが

またカワイイ。

220311kinkuro3

なんも珍しい鳥ではありませんが、毎年律儀にこの川に来てくれますよ。

ことしはコガモといっしょに犬走で休んでいる絵面も撮れましたが、

潜水ガモは陸上ではかなり不格好なので、名誉のために割愛。

やっぱり3月後半には見かけなくなっていました。

 

ことしはオオハクチョウが長居してました。

一家族5羽と、それと別の2羽。最終的には2月1日から2月いっぱいいました。

1か月は珍しい。

こちらは「家族」のラストショット。の2日前。

220226oohakuchou_fam1

この距離感だと、だれか餌やりしたな、って感じです。

一瞬寄ってきました。こちらは終認日2/28。

220228oohakuchou_fam1

滞在終盤になると幼鳥も度胸がついたのか隊列の先頭に。

成長した?

220228oohakuchou_fam3

でもすぐこちらのカメラに気づいてスト~ップ。

ほほえましい。

 

オオハクチョウはこの川を塒として利用していたようなので、食事場所としては

イマイチ役不足のようでした。

2月後半は上空を飛んで移動している姿を数回見かけました。

 

で、別の2羽は

220228oohakuchou_bp

もっと上流。イオンの近くにいました。雌雄なんですかね。

 

3月のなかば(3/12)にはハシビロガモ♂が通過していきました。

休憩場所を探して川をさかのぼっていきました。

220312hashibirogamo5u

ハシビロガモは採餌スタイルが独特なので、そのときは撮りにくい。でも

「(環境)探索中」でまあまあの記録になりました。

220312hashibirogamo4

それにしても変な顔。

はぐれているのはだいたいオスなんですよね。

追いかけていたメスに巻かれたに違いない(笑)

こちらも珍しい種類ではありませんが、松倉川に毎年来るカモではなく、通過タイプ。

なので会えてラッキー。

 

最後にホオジロガモ後半戦です。

基準個体が長居してくれたせいでだいぶ雌雄・成幼の識別が上達しました。

でも3月以降、成鳥オスはあまり機嫌よく撮らせてくれませんでした。

220306hoojirogamom

眠てえんだよ。と睨んでいます。

 

で、ずっと滞在して基準になってくれたのがこのA個体

12月下旬から3か月も同じ場所に滞在して、ときどき

威嚇鳴きをしてました。鳴くホオジロガモはこの個体だけ。

220321hoojirogamo_fa3

220321hoojirogamo_fa5u

嘴の先端、虹彩の色、風切りの白い部分を総合して成鳥メスがわかります。

3月後半(3/21撮)にもなると「もう慣れただろ」とカメラを向けると、

一応嫌がって遠ざかり、距離をあけてずっとこっちを見ています。

「うざいな、早くあっちいけよ」と言ってます(笑)。

 

似たような場所にいたB個体

220327hoojirogamo_b1

A個体とは明らかに違い、1年めのメスだと思います。

220327hoojirogamo_b2

(こちらは3/27撮)

4月になってからのホオジロガモ、撮れるでしょうか。

 

で、課題だった1年めのオスは亀田川で見つけました。

(3/4撮)

220304hoojirogamo1w_01

220304hoojirogamo1w_06

220304hoojirogamo1w_08

ぜんぜん違うわけです。ホオが白くなってきたものの、

まだ頭部が茶色い。

ことしはいろんなホオジロガモに会えたシーズンでした。

 

さて冬シーズン最終盤、ゴール板手前でまだ何かあるかもしれないので

油断は禁物。4月前半まではしっかり観察ですけどね。

 


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2022年3月29日 (火)

【令和3年度・最終コーナー】身近な野鳥たち・21-22冬版【ノスリ・ミヤマガラス・亜種オオカワラヒワ】

いたしかたなく本日は1日3更新となります。

ノーチャンスかなと思ったので。

 

新型コロナにかまけているうちに

鳥たちの冬のシーンは終わってしまい、

短い「春」を挟んで

メインの「春夏」へと季節は移り変わっていきます。

さすがに「春夏」に入ってから「冬」を引きずるのは

ダサダサなので3回、4回?と思っていたネタを

圧縮して、冬シーン1回、春シーン(水鳥)1回に

強引にまとめたいと思います。

もっとのんびり行きたかったなぁ。

 

では冬シーンの最初の鳥はノスリ、です。

220118nosuri1

これは若鳥だよね。

220118nosuri2

猛禽なのにノスリ って頭が丸くて性格が穏やかに見えますよ。

多勢に無勢なのですぐにカラスたちに見つかって

イチャモンつけられるので、こっそり林に隠れているところを

カメラマン(自分)に見つかった。

冬のノスリ。何年か前に松倉川の河畔林で見かけているけど、

二度めぐらい。

220118nosuri4

秋に津軽海峡を渡っていく個体が膨大にいるいっぽうで、

こっそり大陸から渡ってくる個体群もいるのだとか。

でも大陸ノスリも同じ亜種なので「残留組」という解釈もある。

ま、湯川温泉のあたりに登場してくるのは未熟者なのでしょう。

大好きなネズミなんかいないしね。

220118nosuri5

撮らんでくれ、もう勘弁してくれって懇願してる顔にも見える。

悪かった。1/18撮。

 

 

220129miyamagarasu1

つづいて冬の鳥はミヤマガラス

遠目にはハシボソガラスと区別がつかないので、

・やたら群れている
・人間を怖がる

この2点で識別。

220129miyamagarasu_

ハシボソガラスも群れるときは群れるので、

ミヤマガラス的にはハシボソに紛れている「つもり」かもしれない。

吹雪いている日に同じ電線でひしめいていた。

悪天候だし電線では絵にならないのであまり撮らなかったけど、

待ち合わせにここを使っていたらしく数回出会った。

 

その後、松林に登場して雪の地面で餌を探していた。

ハシボソなら上手にクルミを見つけてきてクルマに踏ませて食べるのが

冬のルーティンだけど、ミヤマはそれできない。

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220211miyamagarasu08

220211miyamagarasu11

220211miyamagarasu00

電線じゃなくて助かった。ハシボソはこういう群れかたはしないので。

220211miyamagarasuy10

ミヤマの未成鳥はクチバシがまだ白っぽくなってないというので

220211miyamagarasuy05

220211miyamagarasuy03

一生懸命識別してみたが、ハシボソのほうでミヤマの群れを利用している

可能性も否定しきれない。未成鳥は警戒心も薄いはずなので、80%ぐらいしか自信はない。

でもこれは違うかもしれない。

220211miyamagarasuy02e

雪の上にいる黒い鳥をきれいに撮る練習(笑)。2/11撮。

 

220126ookawarahiwa01

最後にややこしいの。オオカワラヒワ

3月になるとカワラヒワの婚活の囀りがしてくるので1月観察分のみ、

大陸系の「オオカワラヒワ」としておく。

220126ookawarahiwa11u

オスは風切りの白が明瞭で、頭の色が灰色が強い緑で目のあたりが濃く、三色のコントラストがはっきり。

それといっしょにいるメスはオオカワラヒワ。

220126ookawarahiwa12

汚い川で水浴びすんのね。冬なのに。

風切りの白だけでなく頭の色を同時に見てとる必要があり、

220126ookawarahiwa06

背中を見してくんないと。ちょい微妙。

220126ookawarahiwa03

これは若鳥だ。

1/26撮影。20羽近く群れていてくれて助かった。

3月前半に群れないで数羽単位で行動していたら、北上してきた普通のカワラヒワ。

これから先、9月前半まで、賑やかにしているので、撮影対象からは外れる鳥です。

よほどなんにもうまく撮れない日だけ、年に2、3回レンズを向ける程度。

でも1月のカワラヒワは撮るキマリ(笑)

マイルール。

 


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2022年2月16日 (水)

【まさかの恵まれた自然】カワセミもいればカワガラスもいる松倉川水系【地味野鳥四天王】

※鳥系のストックがまたひとつ増えたのでひとつ放出。

それにしてもオオハクチョウ一家の滞在が2週間を超えました。

昼はどっかに餌あさりに遠征しているようなしてないような。

5羽の家族のほか、離れた場所に「はぐれ」1羽。

220214oohakuchou_sg1

220214oohakuchou_sg2

自立を促されていっときファミリーから追い出されたのかと思いきや別の個体でした。

(翌日はこの近所にもう1羽…2か所に5+2羽のオオハクチョウ)

 

松倉川そして鮫川。

220201kawasemi10u

生活排水の流れるこんなチンケ?な川にカワセミがいるのか?

と思う人は多いのでしょう。

それにしても「生活排水の流れるこんなチンケ?な川」は

正しい評価なのでしょうか???

 

というわけで、きょうはカワセミ以上に

清流に棲む鳥、渓流好きの鳥、カワガラス

取り上げます。

 

ちゃんとこの両川で鳥を見ている人なら、

「いるよ」

で終わりでしょう。

田中要次氏の名セリフのように(笑)。

見た目のせいで全然人気のない鳥。

コレクター目線ではレア度を中心に判定あるのみですけど。

1シーズンで5、6回はアタリマエというレベル。

 

年間を通じて観察していると、

カワガラスは冬が近づいてくると、下流へやってくる留鳥のようです。

さすがに下流域で繁殖は無理かと。

220106kawagarasu03

ヴィッヴィッと鳴きながら上(かみ)へ下(しも)へ

水面の上を飛んでいる茶色の地味~な鳥です。

でもカラスもそうですが、茶一色に見えて、微妙に濃淡があるので

よーく観察すると面白い。

220108kawagarasu1

220106kawagarasu08

だいたいはせわしない性格の鳥なので、こうしてのんびりしている

シーンは珍しいです。たぶん下流に来るのは若い個体。

220104kawagarasu04

220104kawagarasu05s

そして撮影しているとカットの3割は白目を向いています。

これは瞬膜という眼球を守る瞼のようなものが発達していて、

これがあるせいで水の中を泳ぐことができます。

220106kawagarasu10

カモやカモメのように水面から餌を取るのではなく

平泳ぎ的に水面をスイスイ泳ぎます。(足はついていませんよ)

220106kawagarasu1

よって、撮影のタイミングは光が当たる条件で、

岸に上がって、ひと息ついている場面に限られます。

で、よく白目を向いている(笑)。

近距離で順光で岸で落ち着いて休んでいる、確率はまあ20%もないでしょう。

220104kawagarasu03e

だいたいにおいて川岸からというか、川の護岸上から見つけることが多いので、

これ、カワガラスの目線の高さに下がって、バックがぼけるような低いアングルだったら

ぜんっぜん違う写真が撮れるでしょうね。

ま、松倉川、鮫川ではそんなチャンスはありませんが、

こんな川にもこんな清流好きが住みついている、ことを知って

函館の皆さんにも

「川をきれいに」

という気持ちになってほしいものです。

(撮影日)22/1/4,1/6,1/8

それにしても鮫川に上がってくるのはいったん松倉川で河口まで出て

でしょう? どんだけ下流にいるカワガラス…。


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2022年2月 3日 (木)

【なぜここで?】うわっ!きょうは御一家のお通りに出くわしました。整然~【行進?中】

前の日の朝よりは寒さは緩んだわけなんですが2月2日。

こうして連日1日3本更新のつもりは全然ないのですが。

偶然の出会いもありがたく思えば、1日幸せになります。

感謝です。

 

下流から上流へいつものコース。

あれ、上流から何か来ます。

220202oohakuchou1

きのうの家族?ならオトナ3子ども2の5羽のはず。

220202oohakuchou2

あー来た来た。

220202oohakuchou3

ちゃんと並んで。緊張して。

220202oohakuchou4

父・母・子・子・兄(姉)もしくは

父(母)・兄(姉)・子・子・母(父)でしょう。

220202oohakuchou4

あー行っちゃった。

220202oohakuchou6

上流ってどこまで「行ってみた」のでしょうか。

彼らの「引き返し」ポイント、気になります。

前日は厳寒で河口でへたっていた御一家、1日いたんですなあ。

 

オオハクチョウ、でかいのですぐ直上には飛べませんからね。

彼らにはここは狭すぎ。

それにしても、だいたい冬のハクチョウはまったりしていることが

多いわけですが、初めての場所で餌場があるかどうかの偵察だったのでしょうか。

 

なんちゅう場面でもないわけですが、函館市内ではなかなか撮れないでしょう。

十勝川や釧路川だったらありがち風景。上磯ならこんな風景ありますよね。

どう撮るか、一瞬迷いましたが、素直に実況的にシャッターを切ってみました。

アングル的にも十数秒をどう切り取るかムズいのう(笑)。

 

臨時更新おわり。レギュラー更新、きょうは11時半にします。

 


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2022年2月 2日 (水)

厳冬なマイナス10度の2月の朝。元気なご近所カワセミが登場でした。

寒い、寒すぎる。

午前8時。マイナス10度。

でも外に出てみよう。

220201matsukuragawa_frozen

川、ここまで凍ってる。

河口から700メートル?

国道の橋の近くに、

220201oohakuchou1

おやおやオオハクチョウひと家族、休息中。

220201oohakuchou2

※1時間後にまた通ったらお目覚めでした。

(1,3,5成鳥、2,4幼鳥、成鳥のうちの1羽は前の年の子か養子)

こんな場所、落ち着かなかろう。

ふだんの場所が凍っちゃってしかたなく?

220201onsengamo

温泉の排水口。

いつものカルガモにコガモ、ダイサギにアオサギ。

寒さに耐えられる鳥たちもマイナス10度は寒い。

キンクロハジロでさえ動きたくなさそう。可動水域が狭いのでじっとしてる。

220201kinkuro2

220201kinkuro1 

……そう思ってたら、元気者がどこからか飛んできた。

220201kawasemi01u

自分も(撮って?)!

そういうこと?

ここまでは想定内。

しかしまあこのカワセミ。あっちへとまってみては、こっちの枝へ。

真剣にエサ探しをしている。

220201kawasemi02bd

※対岸にとまるとこれが限界。なので場所替えをじっと待つ。

220201kawasemi06e

※光的には改善もこれが対岸ベスト

雪の晴れ間。光が差して… あらメスでしたね。

ここ1、2年見てたのはオスだってけどなー。

220201kawasemi08u2

220201kawasemi10u

カワセミは背中の光沢が魅力だと思うのね。

だから「順光」「同サイド」「見返り」がベスト。

イタドリの枝の隙間から、できるだけ気配を殺して…

※でもあっちは気づいているはず。向こうの馴れでしょうね。

220201kawasemi12e1

いいとこにとまった、近い!となっても、白バックだと

露光はもっていかれるわ、羽の色のくすみが忠実に写っちゃうわで

これまた限界なのです。ま、背中のラインがちらっと写ってはいるんですけどね。

だから、

220201kawasemi08u2

これがもしかしてこれまでのベストカワセミ?ってな絵になりました。

220201kawasemi03bd

対岸で正面向かれちゃうと、ピンも会いにくいし、色もむずかしい。

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白バック、雪バックが意外とよくないのね。

220201kawasemi01u

さらにはイタドリでなければもっとヌケも素敵なんだけど、河岸なので。

沼や池じゃないので、順光でヌケてもらえれば幸運です。

 

これがあるから、外に出てみる、べきなんだあ。

探しに行ったわけでもないのに「ご近所カワセミ」。

 

1.近距離 2.晴天 3.順光 4.同サイド

 

年に7、8回は遭っていてもチャンスはなかなかないわけだ。

 

もしかして2月のカワセミってお初?

それにしても函館ではカワセミ、留鳥だって証明ですよ!

ちゃんと冬を越してる。

まことにラッキーな日でした。

貯まってた鳥ネタはほったらかして、「2月のカワセミ」を先出し。

 

排水口でカルガモの証拠写真を撮るのをすっかり忘れた(笑)。

春までにカルガモの求愛、疑似恋愛を撮っておきたいとも思うんだけど、

二の次、三の次っす。

 


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