いろいろ予定した内容に微妙に不都合があり、
こっちを先に書くことにしました。
函館市内で観察した「シギ」「チドリ」(以下シギチ)のPART2。
構想した時点で随時更新があり、もしかしたら10月に入っても続く?
と思ったら、ぴたっとやみました。
「シギチ」シーズン終了~。
ということで、このシークエンスは以降、来年度に向けてです。
さて、第一回で紹介したリスト。
黄オビはすでに画像紹介しています。(→コチラ参照)
1.コチドリ+ 毎年(春~夏)【S】496 【E】360(38)
2.キアシシギ+ 毎年(春<秋)【S】373 【E】371(36)
3.トウネン+ 毎年(春<秋)【S】405 【E】372(76)
4.イソシギ ほぼ毎年(春<秋)【S】444 【E】317(40)
5.キョウジョシギ+ 隔年?(春<秋)【S】282 【E】132(19)
6.メダイチドリ+ ?'24集中遭遇 (秋)【S】378 【E】148(25)
7.ミユビシギ+ 隔年?'24 3度遭遇(春<秋)【S】405 【E】70(22)
8.オオソリハシシギ+(2回)(秋)【S】219 【E】92(9)
9.ミヤコドリ(2回)(秋・冬)【S】213 【E】71(7)
10.ソリハシシギ+(1回)(秋)【S】183 【E】110(18)
11.ハマシギ(1回)(秋)【S】400 【E】318(41)
12.タカブシギ(1回)(春)【S】186【E】146(26)
13.セイタカシギ(1)(春)【S】374【E】56(15)
14.シロチドリ(1回)(秋)【S】383 【E】54(8)
15.ダイゼン(1) 【S】256【E】80(10)
16.ムナグロ(1) 【S】224【E】52(10)
17.アカエリヒレアシシギ(1) 【S】59【E】129(30)
18.オオジシギ 毎年(陸シギ)【S】87 【E】722(75)
19.ヤマシギ 隔年?(陸シギ・夜行性)【S】45 【E】132(11)
記号は以下の通り。
※【S】投稿サイト・日本の野鳥識別図鑑投稿数 【E】世界的野鳥観察サイトe-bird・北海道内観察記録数(投稿画像数)
(+)は函館市以外の道南で観察歴あり
まずはキアシシギ。

24/9/13撮。ことしは9月の間、ずっといて「食堂」を開いていましたね。
まずは毎年出会えるシギ。画像はことし生まれの未成鳥。春の渡りではもう少し
羽衣のコントラストは強い。
つづいて、キョウジョシギ。

これは夏羽オス。24/5/11撮。目はどこ? ぐらいの
不思議な模様をしています。
次はメダイチドリ。市内観察6年ぶり、だったのですが

そこから何度も遭遇。だいたいはことし生まれの幼鳥ですが、今回は
成鳥(冬羽に移行中)にあうことができました。24/9/14撮。ラッキー。
ミユビシギも9月によく会いましたが、印象的だったのは
5月に会った夏羽。かなりへたっていましたが、

なんとか記録することができました。24/5/18撮。

秋に会うチビッコはこれですから、全然印象が違います。24/9/10撮。
1~7までは注意深くしていれば、毎年会えそうなカンジの鳥たち。
以下はそうはいかない部類。
ニンジンのような赤いクチバシが特徴のミヤコドリ。

とりあえず、市内でこれまで2度遭遇していますが、運を頼る
のみの遭遇でしょう。22/10/12撮。このときもまず
ワンカット押さえて、もう少し寄りたい、と思ったら
飛んで行ってしまいました。
ソリハシシギ。

なかなか愛嬌のある顔つき。これもことし生まれでしょうね。
23/8/4撮。
ハマシギ。こちらのシギは個体数が多く、まったく珍しくない部類ですが、
なぜか市内ではあまり会いません。思うに、ちゃんと大きな群れを作れていて
はぐれづらい、のでは?

時間帯が早朝すぎて、暗くて変な色に写ってますな。
23/10/2撮。このときだけ。
タカブシギ。

松倉川にて。淡水ではあまり珍しくないシギですが、
川となると別。流れがゆるゆるな大きな水たまりがないと
会いにくい。4・5月、水田とかでもありですが、
市内にはそういう環境はまずありません。19/5/4撮。幸運。このときだけ。
さあ、これは人気のあるシギですね。セイタカシギ。

珍しく河口に2羽立ち寄ってくれました。ある人に教えたら、
情報が回って十数人カメラマンが集まったとか。2羽ともメスだったみたいです。
たまたま潮位と彼らの空腹がマッチしたのでしょうね。
どう考えても函館では5年に一度、以上のラッキーでしょう。
このシギはアカエリヒレアシシギ。どっちかというと外洋性の種です。
水かきがあるので、海面を進めます。

台風のあと、尾札部付近で撮影(17/9/20)。なぜここまで
見に行ったか、自分でもナゾ。なんか飛ばされて来てないか?
当時は貪欲でしたね。それっきり市内では出会わず。
最後の画像は北海道で観察しやすいの陸シギ(夏鳥)で
オオジシギ。(24/5/22撮)準絶滅危惧種ですが毎年たくさん飛来してます。
繁殖期は急降下して尾羽で「ズゴゴゴゴッ」と壊れたラジオみたいな音を出して、
メスにアピールする鳥。市内でも毎年決まったところに来てます。

残念ながら繁殖環境は悪化してますが、めげずにずっと来てほしい鳥ですな。
このときの画像はライバルとの争いに勝ったキブンで小山の上で
どや顔をしている場面みたいです。
なおNo.19のヤマシギは夜行性で、秋の函館山で超早朝に二度三度、急に足元から
ズバババッと飛び立たれたことはありますが、きちんと撮影するのは困難な陸シギ。
一度だけ、猛禽に襲われた亡骸を見て、サイズ感を実感した程度の出会いです。
シークエンス次回はよそで撮っていても、地元で会えてないシギチ20種の中から
「可能性」を推定してピックアップする予定。単に自分自身が未見なだけ、というケースもあるわけで。
野鳥観察において、そこでのレア度の把握、想定イメージはとても大切です。
算数・数学と同じで素数・分数をないがしろにして、微分・積分はありえません。
さて、予告通り10/13 6AMの更新はお休みですが、なぜか10/14 6AMの更新も未定です。
もしかしたら次回の記事が10/15 6AMになるかもしれませんので、あしからず。

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