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2023年8月12日 (土)

4種盛りの組み合わせを熟考していて気づいたこと。【8月の海岸線】

久々に。

3種盛りまでは過去に経験がありましたが、

この日は初の4種盛り。

まあ、函館ですから。

4種でも多いということですよ。

求めればそれなり、の場所。

昔、何人かに教えましたが誰もここへは来ません。

鳥撮りは。

 

過去記事を掘ってみたら、遠征版のシギチは何本か

(21年9月にだいぶ振り切りました)ありましたが、

地元版はすくなくとも最近、書いていないようです。

さて、4種にも順序があります。

キョウジョシギ、ソリハシシギ、イソシギ、キアシシギ

順序はこうかな?

230804kyoujoshigi06

出逢いがいちばん少ないキョウジョシギでも6,7回会っているでしょうか。

でも久々。5年ぶり? しばらく会ってませんでした。

ことし生まれの若オスですかね。目のまわりが完全には黒でつぶれていません。

シギ類の夏羽もどき→第一回冬羽前でしょうか。

それにしてもこの鳥、不思議な模様をしています。京女鴫(きょうじょ-しぎ)ですもん。

こいつが来ていたので、

さて、きょうは真剣に撮るか。

こうなりました。

2番めはソリハシシギ

230804sorihashishigi05e

この場所ではお初。です。道南では…過去砂崎では会ったかな。

けっこうフットワークの軽いヤツ。

シギチはどいつもこいつも動きがありますが、この4種のなかでは落ち着きのなさは

ソリハシ>イソシギ>キアシ>キョウジョですかね。

ソリハシは岩礁よりは砂浜派。先のキョウジョシギは砂浜よりは岩礁派。

ツーショットにはなりにくい?

230804sy_01

ソリハシシギの脚はかなり赤いのだけど、キョウジョシギのほうがもっと明るい赤です。

 

で、続いてはたぶんお調子者でなんでもあり、なイソシギ

まあまじめに南北の渡りをするタイプではないので、お調子者です。

真の旅行家とはいいがたいタイプ。本州ではおもに海岸より水路です。

「磯」にはまあいない。でも、北海道では浜辺みたい。

230804isoshigi03

眼のまわりの白さと胸から肩にかけてのカンジ(白の食い込み)がイソシギ。

まあまあにぎやかし、なヤツです。

 

で、この時期、この場所の主がキアシシギ

230804kiashishigi06

肩からおなかの縞々な感じがキアシシギ。言うほど脚は黄色くないです。

でも個体によってはかなりオレンジなのもいました。

過眼線はイソシギよりすっきり通っています。

夏から秋。いつもここに数羽で滞在しているようですね。

ちゃんと時期を調べたことはないけれど、

秋口の道南は7月後半から8月いっぱいぐらい?

どこでも見かけるわりには真面目に南半球まで渡るタイプ。

で、どこでも見かけるわりに大勢が集まる有名な干潟はあまり好まなくて

マイナーな土地を選んでいくみたい。

 

で、ポイントはキアシシギが仕切っている時期に、イソシギが調子よく乗っかると

他のゲストが「ここ、過ごしやすい?」と集まってくるシステム

主体は同種のシギチたちの群れからはぐれた未成鳥たちなので、そうした感覚を頼りに南へ進みます。

で、敵が来てもちょうどいい距離にテトラポットがあるので、とりあえずそこへ避難しておけば

やりすごせる。それにしてもこんなきれいとは言えない場所でも「餌が豊富」なんですな。

 

シギチのかわいいところはこちらが動かずじっと構えていると、すぐ油断してひょこひょこ近づいてくるところ。

警戒は70%他人任せでわりと餌さがしに夢中になってくれます。

 

で、だんだん陽が高くなってきて、順光になってきたので、撮る対象を楽しく物色していたら

あるタイミングでキアシが飛んで逃げ、続いてソリハシ、キョウジョも逃げました。

何?

そうしたら海パン姿のアラ80じいさんが波打ち際を歩いてきます

おいおい、どこ行くんじゃい。

すると波打ち際ウォーキングじいさんは目の前でUターンして来たルートを

戻っていきました。

別に撮影のジャマをするのはしかたないにしても、「あ、どうも。そこにいましたか」ぐらい

リアクションせーよ。

つまり、ハコダテの暑い夏2023につき「海パンじいさん」だったんだぁ!と。

で、その後ろ姿を見送って5分。10分。

230804kyoujoshigi09

またキョウジョ君が戻ってきて、餌さがしを再開。

お調子者イソシギもすぐに復活です。

230804isoshigi04

このプルプルはリラックスしている証拠。

ちなみに4種盛り中、ツーショットは先のソリハシ×キョウジョのほか

230804ik_02_

イソシギ×キアシだとこんなカンジ。イソシギが気持ち小柄。

そして上面の色はかなり違います。

230804is_06e_

イソシギ×ソリハシでもこのイソシギ若干小柄。嘴の形状が明らかに違います。

230804ks_02_

こちらキアシ×ソリハシ。真正面ヅラは似ているのですが、胸~脇のカンジが全然

違うことがわかります。4種盛りだからツーショットは6パターンあるわけですな

ま、キョウジョは似ても似つかないですが、ほかの3種はどのアングルだと特徴が

出るか、リアルタイムで撮り分けるのは実戦的だと思います。

函館だとなかなかこういう機会はありません。

ちなみにどう頑張っても4ショットは無理で3ショットが3種どまり

イソシギ×キアシ×ソリハシ

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キアシ×キョウジョ×ソリハシ

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キアシ×キョウジョ×イソシギ

230804iky_01_

1種1種は珍しくなくとも、案外非日常な瞬間のように思いました。

海パンじいさんとの遭遇とどっちが非日常?(笑)。

 

ちなみに鳥撮りの基本だと思いますが、優先順をどうつけるか。

優先順をつけるためにはどう識別するか。

こればっかりは日々の鍛錬なわけです。

 

最後に読み手がカチンとくる、余計なひと言。

「シギチはみんな似ていて区別がつかないからキョーミない」

いやいや見事なイナカモノの捨て台詞です。

全国レベルのシギチ達人なら失笑モノでしょう。

シギチ観察の紛らわしく難しい部分はもっともっと先にあります。

誰だって最初は初心者なので、早く積んだ者勝ちですから。

ホンマ、このブログはひと言、ふた言多いわ(笑)。

 

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2022年5月10日 (火)

【すこしハラハラ】TAMAちゃん家の引っ越し、ぶじ完了…!?@香雪園【さっそく子リスたちは運動会】

TAMAちゃんだけに「たまらん」という感じでした。

なんちて(笑)。

220509korisu9p2

ストーリーは5/3にさかのぼります。

見晴公園は緑のセンターの前にカメラマン諸氏の人だかりができていたので、

こんなとこで何?と見ると

220503korisu1

ちびリスがアスファルトの上で右往左往。

人間の足元をしばらくちょこまかしていましたが、数分経ち、

へたばったのか、肩で呼吸をして、日なたで動かなくなってしまいました。

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近くでカラスの声。

これはマズイ。

 

どうやら巣から落っこちて地上をさまよっていたようです。

誰かが拾って育てるにもいかず、かといってそこまで親が迎えに来るとは思われず、

悲しい結末を見たくないのでその場を去りました。

 

あとから聞いた話では15分ぐらいして軍手をはめた人物がちびリスをそっとつかまえて、

巣らしき場所へ連れていくと、わが子の声を聞いた親リスが出てきて、連れ戻したそうです。

めでたしめでたし。

 

その時点では顛末を知らなかったので

「リスの引っ越し」(=最初の巣が手狭になると親リスは子リスを一匹ずつくわえて、新居に連れてく)で

取り残された?なんて噂が立てていましたが、どうやら自ら落っこちたようでした。

 

その5日後。

知り合いカメラマンと会話していると何か毛玉のような丸いものをくわえたリスがこっちに走ってきて

目の前の樹を器用に上って行きました。

そのカメラマンを顔を見合わせて

「引っ越しだ!」

 

しばらくすると親リスは身軽になってどこかへ去っていき、

「また来るんじゃない?」と

2人増えたカメラマンと4人で待っていると、

今度はさっきと違うルートで、同じ樹へ枝から枝へとジャンプしながら、上って行きます。

丸いのをくわえて。

220508tama2

まさに

ただいま引っ越し中

でもそのあとは巣材を加えて走ってきた(画像)のを最後に

親リスTAMAちゃんは引っ越しを終わらせてしまいました。

 

情報を収集すると子リスは7匹もいて、前日5/7にも引っ越しをしていたらしく、

自分たちが見たのはラストの2匹(とのこと)。

引っ越しそのものは目撃しましたが、器用に枝から枝へジャンプする親リスなんて

撮れたもんじゃありません(笑)。

 

リスの引っ越しはそれほど通い詰めてもワンシーズンに1回観察できたらラッキー、なできごとといわれます。

 

当然その翌日。安全な新居に移った子リスたちは幹を上ったり下りたり、活発に運動を始めました。

以下がその様子。

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まだ乳離れしてませんが、鋭い爪で幹にしがみつき、上る上る。

下りかけ、は遅いので撮れますが、

上りは素早いのでなかなか撮れません。

 

で、母リスが戻ってくるとお腹が空いているらしく

すぐに運動は中止して静かになってしまいました。

 

まあ野生のリスの寿命は数年といい、親リスになれるのはこの中で1、2匹かもしれませんね。

それにしても成長の早いこと。

 

6日前にアスファルトでへたばっていたのが末っ子だとしても、

ちなみになぜ母リスがTAMAちゃんという名なのかは知りません。

エゾリス識別の大家が「右耳の付け根が白い」個体と言ってました。

でも多くのカメラマンがそう読んでいるのでTAMAちゃんです(笑)。

 

ちなみに年に2回子育てする母リスもいるようです。

それでも香雪園のリスが激増することはないので、

こんな公園でも天敵は多いようです。

 


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2022年5月 4日 (水)

【5月の幸せ】トリゴコロ、ヒトゴコロ【これを妄想というならどうぞ】

※期せずしてGW中に1日3更新の日。次の更新時間は12:00AMっす。

はっきり言って「自慢系」なので嫌な人は避けてね。

とても申し訳ないのですが、4月下旬から5月にかけては

かなり幸せで。

ほんとうに申し訳ないぐらい。

自分がこんなに幸せだから、同好の方々も同じように

幸せを感じてくれることを祈るのだけど、

そこに「真実」があるのよね。

 

やば、ハナから脱線の兆候。

こっち方向の話はまた別の機会に。

ついこないだ(ここの主のように)いつも会ってるカメラマンに唐突に質問。

いい写真ってどんな写真ですか。

 

唐突だろう。

その人が言うには…

「表情かな」

 

そ。被写体が生き物の場合はね。

さては野鳥やリスの写真について自分が聞いたと思ったな?

別にいいけどね。

5/2の早朝。

220501ruribitakif3u

前日、こんな写真が撮れたので、再び「同じ」ポイントへ。

いましたいました。

220502ruribitakif3

カノジョ(カレ)が言うには

「なんだお前」

だそうです。

それがカノジョ(カレ)の挨拶なんで。

間違いなく人間の自分に挨拶してきた。

ルリビタキの若鳥はそういう性格してんだもん。しゃあない。

これが成鳥になると、人間を無視してくるのね。気づいているのに。

でもってつい追っかけてハマる(笑)

 

個体個体でも違うか知らんけど、野鳥の種類によって性格がそれぞれ違うし、

コミュニケーションの取り方も違ってくる。

埋め草(会いたい鳥に出会わないときの暇つぶし)の代表シジュウカラ。

220427forty2

220427forty3bath

水浴びです。

終わりました。

220427forty4f

鳥って羽が濡れていると思うように飛べないので、水浴びには

細心の注意を払うのだけど、ここのシジュウカラは人慣れしてるから平然。

 

シジュウカラは「ダーウィンが来た」で紹介されたように

実に語彙が豊富。シジュウカラどうしでコミュニケーションするばかりか、

ご近所種のヤマガラやヒガラとも意志を通じ合わせるという。

ま、現場で何百回出会ってる彼らを見てると、

ちょっとニュアンスが違うんだな。

カラ類の発する鳴き声のほとんどは独り言で会話は成立してないの。

それを解釈したい個体だけが都合よく解釈する。

 

ジジジジ。は基本的に警戒なんだけど、

これ独り言。

 

昔、手乗りヤマガラで遊んでたとき、

シジュウカラも手乗りしないかな、と手のひらにナッツを乗せて差し出したら

「ジジジジ」言ってた。

怖いなら逃げればいいのに、見え見えの植え込みに隠れて「ジジジジ」。

 

これをブログ主は「ヤバイヨヤバイヨ」と翻訳。

つまり餌は気になるが、手のひらに乗るほどの勇気はない。

別に周りに他の個体がいて知らせてるわけじゃない。

 

5月のこの季節。よーくシジュウカラのメスが「アイシテル?」の甘え声を出している。

これは巣立ち雛が「ゴハンちょうだい」というときの声にそっくり。

でも、同行のオスは無視。だって独り言だし、すぐにあげられる餌を持ってないし。

220427forty1

別の場面ではペア行動しているシジュウカラはオスのほうが

「人間、(近づいて)来たよ」とメスに教えてる。

メスのほうは「とりあえず」黙って聞いてる。オスが警戒役。

シジュウカラは太いネクタイがオスで細いネクタイがメスなので

じっくり見てるとと識別できる。

※先の水浴びシジュウカラはメス。

 

見晴公園のそこらじゅうでペア行動してるのだが、

そんな仲良し夫婦がちゃんと子育てできるかといえば話は別。

人間とフレンドリーなせいか、よくわかる場所を巣にする。

それでも数で圧倒系なので、個体数はナントカキープできてるらしい。

 

季節のお客さんを見かけないときはこうして埋め草観察して

トリゴコロを学ぶ。

 

鳴く鳥。鳴かない鳥。

どういうときに鳴くか、何を食べてるのか、どの樹が好きなのか。

それがベースにあって、その日の光を見て、枝の高さを見て、

撮れるか撮れないかを瞬時に判断するので、野鳥撮影はスポーツ的要素が大。

カメラマンには高齢者が多いけれど、これで目と耳が衰えたら

つらいと思う。

220430ezomushikuif6

※エゾムシクイがほんとうにムシ食べてる瞬間画像(レア)

 

視力には限界があるので双眼鏡は必携だけど、それを持たずに撮ってるオッサンは

よほど目がイイか、単なる暇つぶし。

 

10回出会えるところ、2、3回しか出会えない

ならこれは人生のムダです。

 

そうそう。埋め草ではないけれど、

同好カメラマンの観察は重要。よく見つけてよく撮ってる人が、どのポイントで何を

狙っているか、埋め草に甘んじているのか、ただの手あたり次第なのか。

レンズを上を向けて空抜け(空バックで鳥本体に露出が合いにくい)でも撮るような

価値がある鳥なのか。

 

もちろん挨拶レベルの低い人物は観察力もそんなレベルっつーことなんだけどね。

シャイだとかそういう理由で挨拶しない人はそれも人生のムダ。

 

ちなみにこの2カットを比較してオオルリの表情はどうでしょうか?

220501ooruri5e

220502ooruri1e

最初のオオルリはもう1羽のオスとこの場所をどっちが取るか

検討中の瞬間を自分に見つかった。明らかにこちらに気づいている。

次のオオルリは4、5人のカメラマンに迫られていて、

「なんだこいつら」となってる。

プレッシャーのかかったオオルリは背筋を伸ばしておなかをぼてっと

出す傾向がある。順光で全身を撮れても、この表情はちと足りない。

 

というわけできょうの締めはコイツ。

鳥の名まえはシメ。

220502shime2

できすぎでしょ?(笑)

この時期、コイツも埋め草。

数日前にこれいいでしょう、と撮ったのだけど

220427shime

光の威力が違うと絵も全然違うわ。

でもめちゃくちゃ目がいいのでノーガードなら30メートルで気づいてしまう。

樹上でチンチン鳴いていて、さっぱり降りてこない。

ただこのときは樹に隠れながらそっと近づいてたら、

警戒アンテナたたんでました。距離は10メートル前後。

220502shime3

220502shime4

よほど地面に落ちてる種子類が美味しいんだね。

満足そうな表情してるけど、食べてるときはこのぶっとい嘴を閉じることがないので

こういう表情ばかりです。

 

いかにこちらが先に気づいて、気づかれないように近づくか。

もしくは気づかれてもノーリスクを感じさせるか。

すべては相手を知る、というところからですよ。

 

70を過ぎて、そういうアタマがない、他人から学べないカメラ持ち(もはや「マン」ではないか)は

実はフィールドでは邪魔でしかない。

自分はこの境地に5年で達したけれど、見かけベテランで「マジで?」な人は周囲に増えていて

この人伸びとる!という人物はほぼ皆無。この問題函館飲食とも通じるのではないだろうか。

※あ、戻っちゃった。

 

挨拶や話ができるのならともかく、そうでないならソーシャルディスタンスを

とって、別のポイントへ行くわけだ。

 

誰もいないポイントで、被写体と対峙できる幸せは何物にも代えがたい。

※他人が撮れていて自分だけ逃すのも嫌だけど(笑)

そしてその成功体験はどんどん財産になるのである。

 

というわけできょうはのオオルリ2枚めの1点を除いて、

近くに誰もいないときの野鳥の表情をピックアップしてみました。

自分だけの幸せ。実はこれ、誰にでも味わえるものなんだけどね。

そしてフィールドでそれを自慢し合える関係があれば、それも素敵だったりする。

 

※去年の出来は過去最高だったので、令和四年の目標は去年の85%で。

もうここまでで57%ぐらい達成したので、あと29%の上乗せだあ。(5/2時点)


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2022年2月16日 (水)

【まさかの恵まれた自然】カワセミもいればカワガラスもいる松倉川水系【地味野鳥四天王】

※鳥系のストックがまたひとつ増えたのでひとつ放出。

それにしてもオオハクチョウ一家の滞在が2週間を超えました。

昼はどっかに餌あさりに遠征しているようなしてないような。

5羽の家族のほか、離れた場所に「はぐれ」1羽。

220214oohakuchou_sg1

220214oohakuchou_sg2

自立を促されていっときファミリーから追い出されたのかと思いきや別の個体でした。

(翌日はこの近所にもう1羽…2か所に5+2羽のオオハクチョウ)

 

松倉川そして鮫川。

220201kawasemi10u

生活排水の流れるこんなチンケ?な川にカワセミがいるのか?

と思う人は多いのでしょう。

それにしても「生活排水の流れるこんなチンケ?な川」は

正しい評価なのでしょうか???

 

というわけで、きょうはカワセミ以上に

清流に棲む鳥、渓流好きの鳥、カワガラス

取り上げます。

 

ちゃんとこの両川で鳥を見ている人なら、

「いるよ」

で終わりでしょう。

田中要次氏の名セリフのように(笑)。

見た目のせいで全然人気のない鳥。

コレクター目線ではレア度を中心に判定あるのみですけど。

1シーズンで5、6回はアタリマエというレベル。

 

年間を通じて観察していると、

カワガラスは冬が近づいてくると、下流へやってくる留鳥のようです。

さすがに下流域で繁殖は無理かと。

220106kawagarasu03

ヴィッヴィッと鳴きながら上(かみ)へ下(しも)へ

水面の上を飛んでいる茶色の地味~な鳥です。

でもカラスもそうですが、茶一色に見えて、微妙に濃淡があるので

よーく観察すると面白い。

220108kawagarasu1

220106kawagarasu08

だいたいはせわしない性格の鳥なので、こうしてのんびりしている

シーンは珍しいです。たぶん下流に来るのは若い個体。

220104kawagarasu04

220104kawagarasu05s

そして撮影しているとカットの3割は白目を向いています。

これは瞬膜という眼球を守る瞼のようなものが発達していて、

これがあるせいで水の中を泳ぐことができます。

220106kawagarasu10

カモやカモメのように水面から餌を取るのではなく

平泳ぎ的に水面をスイスイ泳ぎます。(足はついていませんよ)

220106kawagarasu1

よって、撮影のタイミングは光が当たる条件で、

岸に上がって、ひと息ついている場面に限られます。

で、よく白目を向いている(笑)。

近距離で順光で岸で落ち着いて休んでいる、確率はまあ20%もないでしょう。

220104kawagarasu03e

だいたいにおいて川岸からというか、川の護岸上から見つけることが多いので、

これ、カワガラスの目線の高さに下がって、バックがぼけるような低いアングルだったら

ぜんっぜん違う写真が撮れるでしょうね。

ま、松倉川、鮫川ではそんなチャンスはありませんが、

こんな川にもこんな清流好きが住みついている、ことを知って

函館の皆さんにも

「川をきれいに」

という気持ちになってほしいものです。

(撮影日)22/1/4,1/6,1/8

それにしても鮫川に上がってくるのはいったん松倉川で河口まで出て

でしょう? どんだけ下流にいるカワガラス…。


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2022年2月 3日 (木)

【なぜここで?】うわっ!きょうは御一家のお通りに出くわしました。整然~【行進?中】

前の日の朝よりは寒さは緩んだわけなんですが2月2日。

こうして連日1日3本更新のつもりは全然ないのですが。

偶然の出会いもありがたく思えば、1日幸せになります。

感謝です。

 

下流から上流へいつものコース。

あれ、上流から何か来ます。

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きのうの家族?ならオトナ3子ども2の5羽のはず。

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あー来た来た。

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ちゃんと並んで。緊張して。

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父・母・子・子・兄(姉)もしくは

父(母)・兄(姉)・子・子・母(父)でしょう。

220202oohakuchou4

あー行っちゃった。

220202oohakuchou6

上流ってどこまで「行ってみた」のでしょうか。

彼らの「引き返し」ポイント、気になります。

前日は厳寒で河口でへたっていた御一家、1日いたんですなあ。

 

オオハクチョウ、でかいのですぐ直上には飛べませんからね。

彼らにはここは狭すぎ。

それにしても、だいたい冬のハクチョウはまったりしていることが

多いわけですが、初めての場所で餌場があるかどうかの偵察だったのでしょうか。

 

なんちゅう場面でもないわけですが、函館市内ではなかなか撮れないでしょう。

十勝川や釧路川だったらありがち風景。上磯ならこんな風景ありますよね。

どう撮るか、一瞬迷いましたが、素直に実況的にシャッターを切ってみました。

アングル的にも十数秒をどう切り取るかムズいのう(笑)。

 

臨時更新おわり。レギュラー更新、きょうは11時半にします。

 


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2022年2月 2日 (水)

厳冬なマイナス10度の2月の朝。元気なご近所カワセミが登場でした。

寒い、寒すぎる。

午前8時。マイナス10度。

でも外に出てみよう。

220201matsukuragawa_frozen

川、ここまで凍ってる。

河口から700メートル?

国道の橋の近くに、

220201oohakuchou1

おやおやオオハクチョウひと家族、休息中。

220201oohakuchou2

※1時間後にまた通ったらお目覚めでした。

(1,3,5成鳥、2,4幼鳥、成鳥のうちの1羽は前の年の子か養子)

こんな場所、落ち着かなかろう。

ふだんの場所が凍っちゃってしかたなく?

220201onsengamo

温泉の排水口。

いつものカルガモにコガモ、ダイサギにアオサギ。

寒さに耐えられる鳥たちもマイナス10度は寒い。

キンクロハジロでさえ動きたくなさそう。可動水域が狭いのでじっとしてる。

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220201kinkuro1 

……そう思ってたら、元気者がどこからか飛んできた。

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自分も(撮って?)!

そういうこと?

ここまでは想定内。

しかしまあこのカワセミ。あっちへとまってみては、こっちの枝へ。

真剣にエサ探しをしている。

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※対岸にとまるとこれが限界。なので場所替えをじっと待つ。

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※光的には改善もこれが対岸ベスト

雪の晴れ間。光が差して… あらメスでしたね。

ここ1、2年見てたのはオスだってけどなー。

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220201kawasemi10u

カワセミは背中の光沢が魅力だと思うのね。

だから「順光」「同サイド」「見返り」がベスト。

イタドリの枝の隙間から、できるだけ気配を殺して…

※でもあっちは気づいているはず。向こうの馴れでしょうね。

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いいとこにとまった、近い!となっても、白バックだと

露光はもっていかれるわ、羽の色のくすみが忠実に写っちゃうわで

これまた限界なのです。ま、背中のラインがちらっと写ってはいるんですけどね。

だから、

220201kawasemi08u2

これがもしかしてこれまでのベストカワセミ?ってな絵になりました。

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対岸で正面向かれちゃうと、ピンも会いにくいし、色もむずかしい。

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白バック、雪バックが意外とよくないのね。

220201kawasemi01u

さらにはイタドリでなければもっとヌケも素敵なんだけど、河岸なので。

沼や池じゃないので、順光でヌケてもらえれば幸運です。

 

これがあるから、外に出てみる、べきなんだあ。

探しに行ったわけでもないのに「ご近所カワセミ」。

 

1.近距離 2.晴天 3.順光 4.同サイド

 

年に7、8回は遭っていてもチャンスはなかなかないわけだ。

 

もしかして2月のカワセミってお初?

それにしても函館ではカワセミ、留鳥だって証明ですよ!

ちゃんと冬を越してる。

まことにラッキーな日でした。

貯まってた鳥ネタはほったらかして、「2月のカワセミ」を先出し。

 

排水口でカルガモの証拠写真を撮るのをすっかり忘れた(笑)。

春までにカルガモの求愛、疑似恋愛を撮っておきたいとも思うんだけど、

二の次、三の次っす。

 


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2022年1月 8日 (土)

【令和三年霜月・師走】函館の港や海に毎年やってくる水鳥編(3)

年明けにも函館港の同じ場所をちらっと

のぞいてみましたが

寒気の影響なのか、12月前半のようなメンバーにさっぱり

会いません。

ペース配分や時間帯を調整したほうがよいみたいで。

 

というわけで、今回は初冬の函館の海に登場した

ウミアイサ、と

スズガモで楽しんでみます。

なぜその時期の函館が好きなのか、どういう越冬過程でそこにいるのか、

妄想するのは楽しいことだと思います。

 

過去の観察経験で言うなら、

ウミアイサは松倉川・鮫川に年に数回登場しています。

(3/12)

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210312umiaisa5

松倉川にはカワアイサの越夏個体(渡りができない事情がある個体)が

ほぼ常駐しているので、1年もかからないうちに

ぱっと見でカワアイサ/ウミアイサの区別ができるようになりましたが、

初心者はたぶん「え?どっち?」となるでしょうね。

ガタイはカワアイサのほうが大きく、髪形はウミアイサのほうがパンキッシュです。

で、他種もそうですが、冬シーズン前半は

その年生まれの若い個体はオスでもメスっぽい羽色をしているので、

若オスを見抜くのが楽しいわけです。だいたいにおいて

若オスを見抜くほうが若メスを見抜くよりカンタン(笑)。

ウミアイサは初認(11/16)、入舟町で

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こんな、んしてましたが、

いかにも初めての冬で、振る舞い方をわかってない

かわいらしさで固まっていました。

そのなかから、

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こいつはオスだべ。三列風切りがきれいにストライプ状になっとる。

ということになりましたが、ほかの2羽は

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たぶんメス。どまり。1羽眠気を止められないのがいましたし。

さあ、次に会うときはさらにきっちり見分けるぞ、と意気込むと

(12/11)

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右がオスで左がメスだろ?と思いきや

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左もやっぱりオスで繁殖羽に換羽中の個体でした。

オスとメスなら

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こうなります。

カモの仲間は種で少し成熟に差があるものの、北の地から

南下して「越冬」中に繁殖準備を整え、

ほぼほぼパートナーを確定させる試みを北帰のタイミングでするようです。

なので、越冬中にオスメス仲よくしていても、これあくまで「仮」の関係。

たぶん、最終決断をするのはメスのほうではないでしょうか。

というわけで年明け3月ぐらいになると、メスが何羽かのオスを引き連れている

シーンがよく見られますよ。

※ということは3月のウミアイサ♂はお目当ての♀を見失って北上中、ということですな。

でも、12月のウミアイサより鮮やかなことがわかると思います。

ちなみにウミアイサは成熟している個体は目が真っ赤のようで、赤が鈍い場合は若い個体と

言われています。

 

つづいてスズガモ

スズガモは亀田半島東側の漁港などにもよく入ってきますが、自分が

いちばん回数観察しているのは八戸だったりします。

八戸の漁港、蕪島の近くは観察しやすいんですよ。

それが、ことしは

スズガモってけっこう函館港が好きなんだっけ。

と思い出しました。

※実はスズガモ最大の越冬地は東京湾や伊勢湾。北海道や東北で越冬するのは横着モノ?

ま、函館港が好きでも、そのどこへ行けば観察できるかといえば簡単ではないんですが、

11月から12月にかけて、西波止場、新島襄の像のあたりでけっこう楽しみました。

まずこれが成鳥オス。(12/4)

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頭部は構造色で光の当たり方によって緑っぽく出ます。

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背中の細かい模様がまだ完全に揃ってませんが80%は繁殖羽になりました、の

成鳥オス。

いっぽう若オス(第一回冬)(11/16)は

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こんなカンジ。まだ幼い感じが残っていて

メスじゃないの?という感じですが、

頭部は黒く光沢が増し、背中の模様も徐々に整っていきます。

もっと時期が過ぎればこんな感じになります。

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↑↓どちらも八戸港(20/3/4)

200304suzugamo3_1w

個体差はありますが、3月でこれだから

初年度はまだ「一人前オス」までは時間がかかるようです。

 

いっぽうメス(11/16)は

211116suzugamof06

かなり似てます。

鼻先の白っぽい部分が残っているのは若い個体かメス。

でも脇の色味がオスだと早めに白っぽくなっていきます。

鼻先の白、と脇の茶でメス判定。

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これもメス(12/4)。頭部が茶色くて胸の茶と同系と見ます。

何より鼻先が白すぎ。

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ただこう並ぶとどうでしょう(12/11)。メスでも背中の細かい模様が

出てくるので、黒っぽいほうが年下かな?

このときは20羽ぐらいの群れだったので、そのうち謎が解けてくるだろう

と思っていたら、年明けいなくなっているのでガッカリです。

 

何度も見ているカモ類でもこういう羽衣の変化を探し出すのは

面白いですが、多くの鳥撮りはその種が「いた・いない」だけで

終わらせてしまうのでもったいない。

それにしても「好んで」(本州の)メジャーな越冬地まで下らないのは

ありがたい奴らでもありますね。

 


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2021年12月30日 (木)

【令和三年霜月・師走】函館の港や海に毎年やってくる水鳥編(2)

今度は漁港じゃなくて函館港のエリアでも

観光な場所に近いところでの観察です。

こんな場所で野鳥観察してる人にはまあ会わないけど、

意外と警戒心が薄くていらっしゃる野鳥たちにはつい「萌え」てしまいます。

とりあえず会いにくい順に

ヒメウ。

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ウミウでもカワウでもなくヒメウ。

納沙布岬あたりにいけばうじゃうじゃいるみたいですが、

この日は前日の大荒れのせいで港内に入ってきて

魚を獲ってました。

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まあ、黒い。

目がどこかわかんない。

そして潜るし、沈む。

それでもアタマと嘴の形が「ヒメウ」してます。

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こちらはカンムリカイツブリ。

カンムリカイツブリも生息域をめっちゃ広げていて、

北まで帰らず、本州で繁殖する個体も激増してます。

だから渡りの途中、函館に寄ってくれる例が少なくなってます。

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それからこちらは温川漁港ですが、

ハジロカイツブリ

漁港の中でもめちゃくちゃ波の高い日でしたが、

警戒して潜るというよりは

腹減らしてもぐってる感じでした。

 

そしてそして、港に棲みついている感じなのが

スズガモウミアイサ

211204suzugamom2

スズガモ成鳥オス。

211211umiaisa5p

ウミアイサのオス・メス。

個体によっていろいろ違いがあるので、この2種でもう1回やります。

春が近づいて北へ帰る日が近くなったほうが会いやすいと思っていたら、

どうも単に場所の問題のようです。

 


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2021年12月23日 (木)

【令和三年霜月・師走】函館の港や海に毎年やってくる水鳥編(1)

函館山で会った人にふと

「もう来てるね」と言われて

んんん?

と思ったので、函館山探鳥の出来が悪かったある日に

その場所を覗いてみました。

211108kokugan3

あらら、ホントだ。

211116kokugany1

ファミリーの中に幼鳥がいなかったので別の日に幼鳥だけ撮りました。

渡ってきた時点での幼鳥も、3月末に北へ帰る頃には一人前になって

見分けがつかなくなります。

志海苔まで行かなくてもここならラクチン。

もしかしてここらへんの水鳥も

「函館山の野鳥」に含まれてんの?(笑)

どの鳥も探しに行けば、春までにはどこかで会える系だけど、

出席は早めに撮っておくのがよいでしょう。

 

中空土偶が北海道唯一の国宝だと知っている函館市民の数よりも

この(毎年やってくる)コクガンが天然記念物だって知っている人のほうが

確実に少ないでしょうなあ。

コクガンの90%は道東・野付を経由して、

亀田半島周辺と南三陸あたりまでに毎年やってきてます。

全体の半分近くは鹿部あたりからずっと津軽海峡にかけてで

家族単位で冬を越していきます。

入り組んだ東北のリアス式海岸で探すよりは

函館市電の終点から徒歩10分圏で探したほうがイージーでしょ。

 

まあ、皇居のお堀、二重橋前のヨシガモよりは確率低いかもわかんないけど。

漁港遠征(「遠征」じゃないわ)初回では

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こんなのや、

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こんなのまでいました。

シノリガモ、そしてイソシギ

イソシギって11月だで。

9月いっぱいには北海道を去っているはずでは?

温暖なんだね、函館。

ていうか、考えるのは渡り損ないの若い個体が人知れず

淘汰されていく自然の摂理に思いを馳せてしまうのでありました。

211116umiaisa06

そうそう、霜月編ではメスタイプのウミアイサが仲良さそうにしてましたが、

どうもこの冬の時期に函館港に棲みついてる個体がいるようですよ。

211116umiaisa04_m

これはオスのようですよ。若鳥。

 

頻繁にはムリだけど、気が向いたら真冬の函館港を覗いてみるのもよいかも。

松倉川とはまた違ったバリエーションが見られます。

珍鳥はこないけどね。

 


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2021年12月17日 (金)

【令和三年秋】函館山が寂しくなるにつれてやってくるいつものメンバー【水鳥編@五稜郭】

これまでは冬は野鳥観察、半分お休み。

わざわざ出かけていくのめんどいし。

散歩程度に限られたエリアでしか、見てませんでした。

 

ま、それで珍しい野鳥にも会わないし。

ただことしの10、11月は函館山に出かけすぎて

空振りが多かったせいで少々ストレスがたまったので

「ついで」にほかも覗く程度に見ておきました。

水鳥編第一弾は五稜郭。

ま、五稜郭の堀は年内いっぱいで凍結するし、

カルガモ以外のメンバーも限られておるわけですが、

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マガモ♂。

珍しくないのでふだん撮りません。気がつくとワンシーズン撮ってなかったり。

一応初認は記録するようにしてますが、最初はいつも地味な(マガモ)メスがカルガモに混じってます。

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ことしいちばんかわいらしかったのは

このヒドリガモ♀(未成鳥)です。黒っぽいのが幼い証拠。

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カルガモの中に1羽混じって

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草を食んでいました。横を散歩人やジョガーが通る場所なのに

なんという落ち着き! この日はまわりを見ても仲間のヒドリガモは

見当たらず。1羽で来たの?

その4日後、

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こちらはオス(右)メス(左)ペア。

オスはまだ頭上がハゲておらず換羽中。メスのほうも中途半端に赤っぽくて換羽中。

10月11月の「繁殖羽」に変わる前のカモたちはいろいろ個性的で

観察するなら晩秋じゃないかと。

2、3年前によくきていたアメリカヒドリの遺伝子を持つ緑の入った個体は

来てませんでした。

181122hidorigamos2

18/11/22撮のヒドリガモ4羽。オス2羽の目の後ろあたりが緑っぽい(兄弟かも)

ことしはお堀が凍るまで決まった場所で3、4羽くつろいでいます。

湯川漁港にもいますが、あっちの個体群とは「馴れ」が全然違います。

 

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オオバン

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真っ黒で目が赤いオオバンも、どこにでもいる系。

なかなか順応性が高い。光が当たって黒がうまく出そうなとき限定で

ワンシーズン1、2回撮ってみます。

ヒドリガモとオオバンは意外とつるんでいます。

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ホシハジロ(メス)も10月下旬からずっといます。

潜る系のカモなのでヒドリガモやオオバンとはつるみません。

仲良しはキンクロ(ハジロ)ですが、ことしは1羽も五稜郭に来ていないので

いわゆる「ぼっち」です。

あとは

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カイツブリ。親から自立を促された未成鳥が

とりあえず五稜郭にやってくるパターンのようです。

まあ、よく潜ります。誰か来た!と思っても潜ります。

211120kaitsuburis

このときは2羽ワンフレームと思い撮りましたが、

このあともう1羽増えて3羽になっていました。

羽色に差がないのでみんなちびっ子なのでは?

心細くてつるんでいるようです。

堀が凍結したらどこへ行くのか、無計画。

211120hidori_hoshihajiro

そういえばたまたまヒドリガモペアとホシハジロメスがすれ違う

シーンが撮れましたが、ヒドリオスの頭のハゲがだいぶ進んでいます。

もしかして1か月前と違う個体?と思えるぐらい。

 

ま、こんなのは五稜郭に限らず、どこでも見られる光景で

この季節にこんな感じな場所は日本全国に500か所ぐらいあるのでは

ないでしょうか。

 

淡水系や淡水海水両用系のカモたちの基本パターンです。

 

ちなみに松倉川に11月後半になって

ようやくキンクロハジロが来ていましたが

211125kinkurohajiro3

毎年毎年、男の子が先に来てメスを待ってる構図です。

カモ類ってオスメスで恋の季節にズレがあるのかも?です。

 


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