無料ブログはココログ

2025年4月19日 (土)

【4月中旬】ことしも函館山にしっかり帰ってきた青いルリビタキ

なかなかね、気難しい鳥なわけですよ。

満足な撮影ができた試しがない。

春、秋(10月)それぞれ会いにいくわけだけれど、

青い成鳥オスほど、気位が高くて、見下されるのが常。

 

4/15早朝。怪しげな天気。昼まではもつだろうと出撃。

あてにしていたポイントをいくつか見たあと、

4日前に今季最初に出会ったあたりへ。

 

この日は登山者もカメラマンもほとんどおらず、静かな静かな函館山。

カーブを曲がる直前、前方で地面に降りてる数羽が見えたので、立ち止まっていると

後ろから常連登山者のAさんに追い抜かれる。

あぁダメだこりゃ。

懲りずに待っていると今度は前方からAさんのパートナーのBさんがやってくる。

ご夫婦でそれぞれ別々に逆向きで山歩き。

諦めようと前進すると、見覚えのないカメラマンC氏がやってきた。

そしてその先に顔見知りのカメラマンD氏も。

影を見かけた瞬間から5分でいきなり4人。

ダメな日はダメなのよ。

ところでDさん、きょうはうまく撮れたのだろうか。

カーブの先でひと息ついて、間隔をあけて前進。

 

するとDさんの姿はなく、あらあら出てきました青い個体。

よかったぁ。諦めなくて。

そこから彼の「ワンマンショー」。

250415ruribitaki12v750

250415ruribitaki05u750

250415ruribitaki14u750

250415ruribitaki01_750

250415ruribitaki07_750

250415ruribitaki17_750

250415ruribitaki23u750

何年前だったか、4月に次から次へと青いのが何羽も出てきて、

会っても会ってもバカにされたようにうまく撮れないこともあったけど、

たった1羽がこうして長時間お付き合いしてくれることもあるんだ、と驚き。

時間にして15分ちょっと。これはルリビタキ♂にしては長いです。

ふだんは10秒、15秒が平均値。

でも「過去イチの遭遇」を自覚しながら撮るのはなんだか緊張しました。

おかげで30%以上がピンボケorフレームアウト。情けな。

 

食事中の野鳥はひとっ所にいてもじっとしてないものだが、

彼は渡ってきたてで疲れが残っているのか、餌を探すそぶりも見せず、

同じ枝でじっとしてることが多かった。

同じ向きも多いし、背中丸めてるカットも多かった。

 

成鳥オスってば、体調良好のときは「さあ撮ってみろ。」とばかりに挑んでくる。

わざと枝かぶりのある場所にとまって「悔しいだろ」とにらんでくる。

それがないのはきっと向こうにも事情があったのでしょう。

 

もちろんこっちには気づいていて、はっきり逃げないわけだから。

250415yachinezumi1_500

函館山、ことしはネズミ(エゾヤチネズミ)が多い。

登山道を横切るネズミが撮れたのも初。

ネズミが多くて喜ぶ鳥はなんだろね。

とか言いながら山を下りたら雨が本降りに

早起きは〇文の得。

そんな日もあるようです。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2025年1月12日 (日)

函館山・24/1/5NHK「さわやか自然百景」にようやく登場

これもO.A.前に「予告編」的位置づけでイメージしてたわけですが

アップがすっかり遅れてしまいましたな。

まあ、番組の仕上がりは悲観するほどではありませんでした。

まあけっこうな(取材)時間かけてますからね。

240416ruribitaki3u750

NHK取材班、あの気難し屋のルリビタキをちゃんと撮れるのか、

けっこう心配してました。

とりあえず、「目玉」なので。

 

いちおう番組タイトルが「函館山 春秋」なので、

それぞれの時期、撮影隊が入っていたわけですが

事前の「おはよう北海道」内の番宣を見ると、一瞬NHKやらかしたか?と思ったです。

240421mejiro3u750

オープニングが「桜メジロ」だったので、

それ、函館山ちゃうやろ、と思いました。

 

わかりやすいっちゃわかりやすいですが。

渡ってくる鳥をすべて「渡り鳥」とくくり、

「夏鳥」「冬鳥」「漂鳥」の区分に突っ込まなかったので

甘いよなあ、と。

※メジロは本州では留鳥。北海道ではとりあえず夏鳥

 

確かに函館山は植物も多様なので、野鳥と結びつけたくなる

キモチはわからんでもないわけですが、

見てわかる植物と、野鳥が好む植物は必ずしも一致しませんからね。

231009mejiro_750

231011mugimaki_m2w_05e750

前年2023秋がなかなかの当たり年だったので、NHKってば間が悪いわぁ

が実のところ。特に'23秋のように「ムギマキwithマユミ」が

翌年はまったく成立しなかったので、残念でした。たぶんとらえていたら

「ムギマキNHK初登場?」

 

で、メジロに続いて大陸から来ていた冬鳥

231119oomashiko16adm750

オオマシコが番組内チラ写りしていたのも、

「本来4月の鳥ちゃうで」でした。

撮れたので登場させたくなるキモチはわかりますけど。

23-24冬春シーズンはオオマシコもベニヒワも赤いの大当たりでしたから。

 

まあそれでも5月以降も山で繁殖にかかる

クロツグミ、オオルリ、キビタキも一応とらえてはいたので、

種数としてはけっこう番組に登場していましたね。

ただ函館山の最大値はこんなもんではありません。

正味14分ほどの番組にどういうラインナップで登場させるか、

地形だけでなく、場所の特性を深く読めないとうまくまとまりません。

 

自分もリアルタイムで'24秋の現場を見ているので、

絵的になんとかする「技術」は

さすがNHK取材班と思いますが、やっぱりナレーションが甘い、かなあ。

まあ、それだけ函館山は難しい場所(手ごたえのある場所)でもあるんですけどね。

241028ruribitaki10_750

※秋シーズンのルリビはさっぱりうまく撮れませんでした。

いずれにしても'24秋は自分、オオタニ君を追っかけていたので

ハズレ年以上に鳥との巡りあわせはサイアクの部類でした。

シーズン終盤、「ハギマシコだけには会っておきたい」

でぶじ1羽だけ会えたので、満足して締めくくりました。

241114hagimashiko1_750

とにもかくにも'23秋に会えて、'24秋にはほとんど会えない鳥がたくさん。

それも勉強になりましたね。時間を捧げないと「運で勝負」には限界。

「夜明けから朝9時頃まで総計15日程度」捧げれば、

なにかしらの収穫がありますわ、函館山。

実際、こんな出会いもあったしね。

241013tsumiy1_750

※24/10/13渡り途中のツミ幼鳥初観察

さ、ハズレ年もあれば、当たり年もある。

コツコツさぼらずに、でしょうかね。

 

ところで以前、香雪園は函館山以上に野鳥の宝庫と記事を書きましたが、

市内に香雪園を上回る場所があったようです。

eBird上の記録では「函館山」とほぼほぼ並んでいる種数が出ています。

いやあ、マメに足を運ぶ、地の利を生かす、がバードウォッチングの鉄則なんすなー。

241226benimashiko13_750

函館山でなかなか会わない真っ赤なベニマシコが12月になんで

ここにいんねん!ですからね。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2024年10月13日 (日)

【当たり年の次はハズレ年?】「オオタニサーン」のおかげでプチ奇跡。マジで【10年に一度以上のレア観察】

人生なにごとも予想通りには進まない。

当然、野鳥観察も同じ。

2023年は当たり年。2024年はハズレ年?

どうだか。

12/31まで終わってみないと結論は出ませんよー。

 

さて、今回のプチ奇跡。

考えようによっては

北海道函館だから、とも思える。

「越冬地」では起こらない奇跡。

全国広しといえども、いままでにこういう体験をした鳥屋さんは

10人いないでしょう。それほど。プチだけど。

 

単独とすれば、年に2人や3人はいるでしょうが、これを同じ場所で同時にとは考えがたい。

・少なめの旅鳥・冬鳥

・雌雄がわかりにくい幼鳥

・はぐれてそれぞれ1羽

・同時観察

・不明瞭で2時間後に再観察

 

まずは対岸にいたこいつ。

240920shimaaji_yf1_750

カルガモより小さい。

そっか、もうコガモが川に戻ってくる季節だ。

そう思う。(=マチガイ)

ほかは…

対岸をずっと見ていると、この個体と全然シンクロせず、

爆睡している個体が1羽。

なんだかわからんが、一応確認しておくか、と対岸へ。

240920tomoegamof01_750

何?コガモの顔じゃないな。誰?

240920tomoegamof02_750 

おうおう、行くな行くな。なんもせん。

240920tomoegamof04_750

うわ、鼻先に白い丸は珍しいカモ。

もしかしてトモエガモ

240920tomoegamof07_750

240920tomoegamof10u750

ま、間違いない。メスか? メスの幼鳥?

気合が入りすぎて、近づきすぎたか。

まわりにカルガモがたくさんいたので安心してたら、

なんか旅のカルガモ軍団で、派手に飛び立ってしまいました。

 

トモエガモと言えば、2019/1/23に石川県加賀市の片野鴨池(数百羽の有名越冬地)で

こんだけ遠くて(中央のオス繁殖羽)手も足も出なかった思い出。

190123tomoegamo5

さすがに面白顔のオス繁殖羽はこの時期、ムリだけど、

今回地元で至近距離でアクセスできました。

 

6年近く前のこのリベンジと思うと…。飛ばせちゃって申し訳ない。

どっかに下りてないものか?

すると対岸に

240920shimaaji_yf5_750

顔はカルガモに似てるけど、小さいし、嘴も脚も黒いカモ。

違和感あるなあ。さっきのトモエガモじゃあなさそうだ。

この時点で未だ気づかず。

トモエガモの成幼雌雄が気になって、すぐ家に戻って図鑑で確認。

細かいことはネットで聞いてみよう。カモ類無茶苦茶くわしい人がいる。

 

で、撮影画像を見ているうちに、まさか最初の、シマアジじゃないだろうな。

ついでにそれも聞いてみよ。

240920tomoegamof14_750

240920tomoegamof16e750

ちなみにトモエガモのほうはこれで幼羽オスだとわかるそう。

※胸にかすかな赤み、が確認できるから?

 

↓下の画像に引いた黄色い細点線のところがオス特有の

面白模様になっていくらしい。

240920tomoegamof16e750yl

 

さて、コガモ?と思ったこの個体は

240920shimaaji_yf3_750

めでたくシマアジ幼鳥(幼羽)メスということでした。

240920shimaaji_yf6_750

240920shimaaji_yf8_750

この翼帯(白線に挟まれた濃褐色)も特徴だそうだけど、

オスの繁殖羽の前兆が判然としないのでメスなんでしょうね。

240920shimaaji_yf2e750

けっこう近くで撮ったけど、ぜーんぜんインパクトがなく

地味~な感じ。これじゃあ見逃されちゃうよな。

 

2017/4/26に千葉県習志野市で撮ったシマアジ♂繁殖羽がこれ。

170426shimaaji500

隠れているのを必死に撮って、顔がわかるのはこの1枚のみ。

けっこう「どこに行けば見られる?」と言われても

なかなかむずいカモです。

 

この日はオオタニサーンが50/50を達成した日で朝からずっとMLBを見てて、

恒例の浜辺(キアシシギ食堂)には早朝出かけず。

午前11時を過ぎて行ったら何も見つからなかったので、

「とりあえず」で近所の河口へ。

それでこんな【事件】が起こる。

これ日本時間11時からのホームゲームだったら、この時間、川になんぞ行ってないし。

 

しかも最初に見たシマアジをコガモだと識別をミスったからこそ、もう1羽もそんな感じ?と確認したわけで、

最初に「シマアジ!」とわかったら、そっちにコーフンして、トモエガモをしっかり撮れたかわからない。

いやあ、人生紙一重。

 

7年ぶり2度め、と5年ぶり2度め、両方函館市内初観察を同じ日、同じ場所で成し遂げる

なんてこたあ、今後もないでしょうね。

 

これを準備して放とうとしていたが、トモエガモのほうは実はずっと川にいて。

9/20以降3回も撮れました。じゃあずっといるのかと思ったら、3キロほど離れた

水辺に移動(10/11)。たぶんコガモがたくさんやってきて、うざくなったのでしょう。

移動先はより広く見つけにくいし、12月には凍るし、越冬の可能性はゼロ、だすな。

ということで本記事放出。面白顔に変わるまでいたらいいのに。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2024年10月12日 (土)

【2024年版】函館市内「シギ」「チドリ」事情=第二回=【旅鳥たち】

いろいろ予定した内容に微妙に不都合があり、

こっちを先に書くことにしました。

 

函館市内で観察した「シギ」「チドリ」(以下シギチ)のPART2。

構想した時点で随時更新があり、もしかしたら10月に入っても続く?

と思ったら、ぴたっとやみました。

「シギチ」シーズン終了~。

ということで、このシークエンスは以降、来年度に向けてです。

 

さて、第一回で紹介したリスト。

黄オビはすでに画像紹介しています。(→コチラ参照)

1.コチドリ+ 毎年(春~夏)【S】496 【E】360(38)

2.キアシシギ+ 毎年(春<秋)【S】373 【E】371(36)

3.トウネン+ 毎年(春<秋)【S】405 【E】372(76)

4.イソシギ ほぼ毎年(春<秋)【S】444 【E】317(40)

5.キョウジョシギ+ 隔年?(春<秋)【S】282 【E】132(19)

6.メダイチドリ+ ?'24集中遭遇 (秋)【S】378 【E】148(25)

7.ミユビシギ+ 隔年?'24 3度遭遇(春<秋)【S】405 【E】70(22)

8.オオソリハシシギ+(2回)(秋)【S】219 【E】92(9)

9.ミヤコドリ(2回)(秋・冬)【S】213 【E】71(7)

10.ソリハシシギ+(1回)(秋)【S】183 【E】110(18)

11.ハマシギ(1回)(秋)【S】400 【E】318(41)

12.タカブシギ(1回)(春)【S】186【E】146(26)

13.セイタカシギ(1)(春)【S】374【E】56(15)

14.シロチドリ(1回)(秋)【S】383 【E】54(8)

15.ダイゼン(1) 【S】256【E】80(10)

16.ムナグロ(1) 【S】224【E】52(10)

17.アカエリヒレアシシギ(1) 【S】59【E】129(30)

18.オオジシギ 毎年(陸シギ)【S】87 【E】722(75)

19.ヤマシギ 隔年?(陸シギ・夜行性)【S】45 【E】132(11)

記号は以下の通り。

※【S】投稿サイト・日本の野鳥識別図鑑投稿数 【E】世界的野鳥観察サイトe-bird・北海道内観察記録数(投稿画像数)

(+)は函館市以外の道南で観察歴あり

まずはキアシシギ

 240913kiashishigi7yu500

24/9/13撮。ことしは9月の間、ずっといて「食堂」を開いていましたね。

まずは毎年出会えるシギ。画像はことし生まれの未成鳥。春の渡りではもう少し

羽衣のコントラストは強い。

 

つづいて、キョウジョシギ

240511kyoujoshigi_m12u750

これは夏羽オス。24/5/11撮。目はどこ? ぐらいの

不思議な模様をしています。

 

次はメダイチドリ。市内観察6年ぶり、だったのですが

240914medaichidori_sw09e750

そこから何度も遭遇。だいたいはことし生まれの幼鳥ですが、今回は

成鳥(冬羽に移行中)にあうことができました。24/9/14撮。ラッキー。

 

ミユビシギも9月によく会いましたが、印象的だったのは

5月に会った夏羽。かなりへたっていましたが、

240518miyubishigi10e750

なんとか記録することができました。24/5/18撮。

240910miyubishigi2e750

秋に会うチビッコはこれですから、全然印象が違います。24/9/10撮。

1~7までは注意深くしていれば、毎年会えそうなカンジの鳥たち。

以下はそうはいかない部類。

 

ニンジンのような赤いクチバシが特徴のミヤコドリ

221012miyakodori_rr2_750

とりあえず、市内でこれまで2度遭遇していますが、運を頼る

のみの遭遇でしょう。22/10/12撮。このときもまず

ワンカット押さえて、もう少し寄りたい、と思ったら

飛んで行ってしまいました。

 

ソリハシシギ

230804sorihashishigi05er750

なかなか愛嬌のある顔つき。これもことし生まれでしょうね。

23/8/4撮。

 

ハマシギ。こちらのシギは個体数が多く、まったく珍しくない部類ですが、

なぜか市内ではあまり会いません。思うに、ちゃんと大きな群れを作れていて

はぐれづらい、のでは?

231002hamashii_rr750

時間帯が早朝すぎて、暗くて変な色に写ってますな。

23/10/2撮。このときだけ。

 

タカブシギ。

190504takabushigi3r750

松倉川にて。淡水ではあまり珍しくないシギですが、

川となると別。流れがゆるゆるな大きな水たまりがないと

会いにくい。4・5月、水田とかでもありですが、

市内にはそういう環境はまずありません。19/5/4撮。幸運。このときだけ。

 

さあ、これは人気のあるシギですね。セイタカシギ

200424seitakashigi25m750

珍しく河口に2羽立ち寄ってくれました。ある人に教えたら、

情報が回って十数人カメラマンが集まったとか。2羽ともメスだったみたいです。

たまたま潮位と彼らの空腹がマッチしたのでしょうね。

どう考えても函館では5年に一度、以上のラッキーでしょう。

 

このシギはアカエリヒレアシシギ。どっちかというと外洋性の種です。

水かきがあるので、海面を進めます。

170920akaerihireashi13r

台風のあと、尾札部付近で撮影(17/9/20)。なぜここまで

見に行ったか、自分でもナゾ。なんか飛ばされて来てないか?

当時は貪欲でしたね。それっきり市内では出会わず。

 

最後の画像は北海道で観察しやすいの陸シギ(夏鳥)で

オオジシギ。(24/5/22撮)準絶滅危惧種ですが毎年たくさん飛来してます。

繁殖期は急降下して尾羽で「ズゴゴゴゴッ」と壊れたラジオみたいな音を出して、

メスにアピールする鳥。市内でも毎年決まったところに来てます。

240522oojishigi06u750

残念ながら繁殖環境は悪化してますが、めげずにずっと来てほしい鳥ですな。

このときの画像はライバルとの争いに勝ったキブンで小山の上で

どや顔をしている場面みたいです。

 

なおNo.19のヤマシギは夜行性で、秋の函館山で超早朝に二度三度、急に足元から

ズバババッと飛び立たれたことはありますが、きちんと撮影するのは困難な陸シギ。

一度だけ、猛禽に襲われた亡骸を見て、サイズ感を実感した程度の出会いです。

 

シークエンス次回はよそで撮っていても、地元で会えてないシギチ20種の中から

「可能性」を推定してピックアップする予定。単に自分自身が未見なだけ、というケースもあるわけで。

 

野鳥観察において、そこでのレア度の把握、想定イメージはとても大切です。

算数・数学と同じで素数・分数をないがしろにして、微分・積分はありえません。

 

さて、予告通り10/13 6AMの更新はお休みですが、なぜか10/14 6AMの更新も未定です。

もしかしたら次回の記事が10/15 6AMになるかもしれませんので、あしからず。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2024年10月 5日 (土)

【eB観察記録】函館市は累計だとすでに「全道3位」なのであった!

たしかことしの目標は

函館市を道内TOP5に押し上げる。

だったけど2024年のTOP5よりも、累計順位のほうが上、でした。

240921munaguro08u750

ま、確かに9月に入ってからも自分が累計に+5もしたわけだけど、

海外バーダーが「それマジ?」というレポートをゾクゾクかますので、

函館の累計観察種数は「234」に達している。

へえええ。だ。

まあ、函館のこの数字が不正確だ、と言ってもしかたなく、

他市町村の数字も同様なので、条件はいっしょ。

240922shot_eb_hokkaido_alltime

あらま、ホントに全道3位(累計)

で、苫小牧以外はほとんど道東

240916daizen18p750

で、数値的に函館の有利さは鹿部沖を通る「苫小牧行きフェリー」。

このポイントがこのサイトでは「函館市」に属しているのだ。

フェリーで海鳥専門で観察してる人もいるぐらいだからね。

まあ船上では観察と撮影を両方こなすのは無理なんで、最低2人1組でもないと

「そんなにいるんだ!」を伝えることはできないけどさ。

むやみに種数を増やそうとすれば可能性が高いのがこの苫小牧行きフェリー。

240910shirochidori01_750

あと一応の観察密度でいうなら2018年以降観察されてない、とされている種は18種。

全部で234種だから、216種はここ7年以内で観察されてることになる。

自分の函館市内での数字は171。7年以内としてカバー率79.1%

ここから外洋性海鳥(32種)が除外されるから、けっこうリミットまで観察できている、らしい。

 

で、問題は(観察者の)層の薄さ。

通りすがりの外国人観察者(ただの旅行者?)に

(そりゃねえだろ、な)テキトーな記録を残されてしまうのが歯がゆい函館。

 

ただひとりの先駆者は2022年まででこのサイトを卒業してしまったらしく、

自分が2023年にここに参入して以降はいっさいかぶらず。

ただこの先駆者【S氏】は現在も英語でブログを書いているところから

渡島で活動するALTと見た。

そ、現時点のホームは「八雲」らしいので、海辺に強く、山に弱い?

ちなみに2022年までに函館では143しか見てない。

が、八雲では170種記録している。

もちろん自分の未見も多々あるけれど期間を彼は10年。自分は7年とすれば

いい勝負できてる気がする。

 

例によっていろんな数値をプロファイリング済みだが、

一貫して強調したいのは函館のポテンシャル。

野鳥観察だけでなく、住民がそのポテンシャルにあまりに無関心。

240914medaichidori_sw07e750

だからいろんな数値を使って、

函館はもっとイケるはずだ、

という証明をしたくなる。

 

その反面、せっかくイケても、上には上がいる

という現実も知る羽目にもなるが。

 

ま、限界を知ってて、それを少しでも超えようとするのと

まったく無自覚なのでは雲泥

と信じて、生きてるけどね。

 241001shot_cities_sep24

ことし9月に限っては函館市は道内1位だったらしい。

「63」のうち自分の貢献は「59」。

ただ、

241003made_recb_hakodate23102409

年間の波はこんななので、9月の種数で胸を張っても

あまり意味はない。

ことしは

241003made_recb_hakodate240109

早くも4月に自身100種超えだが、当然のように夏は枯れるので

今後10・11月の出来が年間スコアを大きく左右する。

 

前にも書いたように

平均的なら最低「120」と見ているので、目標を上方修正して「135」。

10/3時点で「あと5」。

5だとイケそうでもあるけど、予断は許さない。

もちろん「5」のターゲットはすでに設定済。

 

ま、ニンゲン、数値目標はモチベ形成に重要だと思うけど。

ちなみに腕のある観察者が「あと2人」いれば、もう少しは

全体数字も変わってくる。

自分ひとりの貢献度をプロファイルしてニヤつくのも

ときにはいいが

そればっかりだと結局、陳腐に堕ちるのでそこそこにしておきたい。

 

画像は上から

ムナグロ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ。

レア画像を持っていても、刹那にインスタにあげて、「いいね」数個をもらって

おしまい、なら単なる自己満だわね。

 

【eB観察記録】プロファイルシリーズも、10月の進行にあわせて少しずつ。

 

次回は9/20のレア話。後日談も含めて。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2024年10月 1日 (火)

【2024年版】函館市内「シギ」「チドリ」事情=第一回=【旅鳥たち】

あーあ、10月になっちまった。

 

鳥見を始めてようやく8年め。

いったい年間で何種類ぐらいの野鳥が函館にやってきているのだろう、と

コツコツ数えてきたわけですが、

何月にどこに何が来るか、だいたいおおよその限界点はつかめてきましたね。

まめにフィールドに出ていれば【年間120種】。調子がよければ+15ぐらいが「函館市」の値です。

※コレ頻度・密度的にけっこうイイ値らしい。

 

ただ相手は自然なので、年によって会えたり会えなかったり、

何年かに一度は「そんなの来てるの?」というケースもあります。

まあ、野鳥観察歴キャリア20、30年の観察家なら、そこんとこの感覚は心得ているでしょうが、

周囲を見渡して野鳥観察歴キャリア20、30年の観察家、心当たりないです。

残念な函館。というわけでこうした記事を書きます。

 

2024年は初めて函館で会った!という種がここまで6種で、9月に入ってから「5種」も

増えました。情報は刻一刻更新されてます。大谷翔平の記録のように。。。

それにしても6種ともいままで日本国内のどこかで会っていた、というところが興味深い。

もちろん7年ぶり2回めと5年ぶり2回めに同時に出会うというプチ奇跡もありました。

まあそのうち書きます。

240421kochidorif4e750

コチドリ成鳥(24/4/21撮 @松倉川)

というわけで?

ここからは「函館市」がニガテとしている「シギ」「チドリ」について書き進めたいと思います。

シギ・チドリ各種おおよそは繁殖のために春夏に南から北へ向かっていき、

終わると夏秋にまた南へ帰っていく「旅鳥」というタイプです。

「道内」で繁殖していると「旅鳥」ではなく「夏鳥」という分類になるわけで、

函館市内で見かけるシギチの仲間ではコチドリイソシギなどがそれにあたります。

ただイソシギは道内はともかく「市内」では繁殖してるかなあ。通るだけ、かも。

ほかの種は北方、道外まで行き、秋になると、そこから南へ向かって旅をします。

「マジメ」タイプはオーストラリアまで旅します。たまにあっちで足にフラッグつけた個体が日本にやってきてます。

 

種によって「マジメ」度はさまざまで、一部が

「関東地方で越冬しちゃうもの」「九州あたりで越冬しちゃうもの」

「沖縄あたりで越冬しちゃうもの」などいろいろ。

 

筆者が想像するにその年生まれた若い個体は旅慣れてなくて「仲間」が過ごしている干潟にずっといて

気がつくと新年を迎えてしまうのではないかと思います。

そして4・5月にずっと南から仲間たちが北行してくると、いっしょにまた旅を始めるのではないでしょうか。

有名な【待ち合わせ場所】としては東京湾・伊勢湾付近・有明海が日本三大です。

 

さて、自分が7年間で函館で見れたシギチはどのぐらいいるのだろう?と数えてみました。

大したことはありません。レア度をなんとなくイメージしていただくところで、初回の本記事は終了です。

※【S】投稿サイト・日本の野鳥識別図鑑投稿数 【E】世界的野鳥観察サイトe-bird・北海道内観察記録数(投稿画像数)

1.コチドリ+ 毎年(春~夏)【S】496 【E】360(38)

2.キアシシギ+ 毎年(春<秋)【S】373 【E】371(36)

3.トウネン+ 毎年(春<秋)【S】405 【E】372(76)

4.イソシギ ほぼ毎年(春<秋)【S】444 【E】317(40)

230730isoshigi06r750

※イソシギ(23/7/30)落ち着きがなく、決めポーズが

なかなか撮れない。

5.キョウジョシギ+ 隔年?(春<秋)【S】282 【E】132(19)

6.メダイチドリ+ ?'24集中遭遇 (秋)【S】378 【E】148(25)

7.ミユビシギ+ 隔年?'24 3度遭遇(春<秋)【S】405 【E】70(22)

8.オオソリハシシギ+(2回)(秋)【S】219 【E】92(9)

230927oosorihashi5_750

※オオソリハシシギ幼鳥(23/9/27撮)

幼鳥のせいもありますが、夏羽に比べるととんでもなく控え目な色味ですよ。

 

9.ミヤコドリ(2回)(秋・冬)【S】213 【E】71(7)

10.ソリハシシギ+(1回)(秋)【S】183 【E】110(18)

11.ハマシギ(1回)(秋)【S】400 【E】318(41)

12.タカブシギ(1回)(春)【S】186【E】146(26)

13.セイタカシギ(1)(春)【S】374【E】56(15)

14.シロチドリ(1回)(秋)【S】383 【E】54(8)

240910shirochidori13_750

シロチドリ(24/9/10撮)

15.ダイゼン(1) 【S】256【E】80(10)

16.ムナグロ(1) 【S】224【E】52(10)

17.アカエリヒレアシシギ(1) 【S】59【E】129(30)

18.オオジシギ 毎年(陸シギ)【S】87 【E】722(75)

19.ヤマシギ 隔年?(陸シギ・夜行性)【S】45 【E】132(11)

(+)は函館市以外の道南で観察歴あり

陸シギ2種含めても、やっと19種。

これまで自分が各地で出会ったシギチのうち、函館でも会えたのは48%どまりです。

陸シギ以外は投稿サイトに200カット以上投稿されている、

そんなに珍しくないシギチであることがわかるかと思います。

で結論としては道南はシギチ不毛の地ということになります。

それでも秋に立ち寄ってくれる、ただただ本能で南を目指すその年生まれのチビッ子

なかなかにいとおしい存在です。

240906tounens1_750

トウネン幼鳥(24/9/6)

 

190506tounen_rr750

トウネン成鳥夏羽(2019/5/6)

成鳥夏羽だとシギチ最小なトウネンでもなかなか精悍ですな。

でも春夏はあまり会いません。

 

ここまででなんとなくわかったかとも思いますが、

シギ・チドリ類は成鳥夏羽・成鳥冬羽・幼鳥・第一回冬(幼鳥の数か月後)で

見た目が違います。種によっては雌雄で見た目が違うこともあります。

きっとここが観察・識別を難しくしているのでしょうね。

 

コレクター的にそれぞれの外見をコンプリしようとすれば「沼にハマる」状態になるのでしょう。

 

また数百分の1の確率で普通種の群れに混じってくるレア種の存在があります。

これら情報ナシに狙って会うことはなかなか不可能ですが、函館でも確率はゼロではないと思われます。

道南でも10年に1度はどこかに立ち寄ってる、ぐらいの心構えがよいかもしれませんな。

おいおい、そういう話もしてみたいと思います。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2024年7月 4日 (木)

【月間・鳥見総括】6月はさすがにスローダウン。7-8月はきっとさらに静か

最初にここまでの観察推移。

240531made_personal_inhakodate2401_03

240704shot_myebird_2404_06z

ここまで2024.1-2024.6トータルは

240704shot_myebird_2401_06z

1月。55種。

2月。55種。

3月。46(+1)種(北海道のみで)。

※九州遠征で3/7-3/22は留守。

4月。82(+1)

5月。76(+1)種。

6月。64(+1)種。

2024年1~6月。117(+1)種。

 

6月にことし初めて会った種が3ありましたが、いずれも撮れませんでした。

2023年は年間で124種(函館市内限定)だったので、

函館のみで117は順調。

そろそろ秋冬で確実に会えそうな種を数えようかと思うほど。

 

ちなみに7月の目標値は弱気に50です。(7/4朝時点で36)

 

都市別で函館市の順位は2024年6月は月末にデータ取り忘れましたが、

TOP5は外したようです。

夏の時期は再び道東強いですな。

2024年、年間は

240704shot_cities2401_06

こんな感じです。

TOP5も安閑とはしてられないすかね?

それにしても自分の記録との差分「21」のなかには

だいぶ怪しい誤認と思われるものもありますが、

函館だけ精密にやってもしゃあないので、ゆるーく俯瞰しておきます。

 

個人成績は

240704shot_personal2401_06

赤いが日本人名の登録なんで国内勢、健闘してます。

1位の観察者は図抜けてますけどね。

自分のレベルはTOP10の際ですね。

札幌?の知り合い?がほぼ同じ数値で頑張ってます。

以前、年間TOP20で国内TOP5とか書きましたが

厳しいかもしれませんね。

自分のバアイ、来月パリ五輪休みを取りますので

この先ペース、明らかに落としますんで。

 

函館だけで年間120(種)はコンスタント。

それが証明できればステキな2024年で終わることでしょう。

とにかく函館山で累計150は笑わないと。

 

道東に迫る! 札幌・苫小牧には負けぬ!

だけ、な感じかな(笑)。

240621shinorigamo10_750

6月に、なぜか河口に、シノリガモ。

これはこれで楽しいとオモイマス。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2024年6月29日 (土)

【親の指示でストップ・ゴー】ちびコッチーが河口で走るの巻【ことしは浜辺で繁殖?】

コチドリ。

さほど珍しくはない鳥で、いるところにはいる、というより、

夏の水辺なら、いたるところにいる、というタイプ。

松倉川には毎年来ていて、そのときの河川の工事状況と天候で

繁殖はうまくいったり、いかなかったり、だと思ってました。

好きな場所は松倉橋と松聖橋の間にあって、ことしはちょうど山崎建設の工事が

そこそこの石河原を形成していたので、気にかけていました。

240622kochidori2_750

24/6/22撮。

当該の場所にはいるにはいるのだけど、雛鳥、幼鳥の気配はなし。

ところがあるとき河口で親鳥の声。24/6/2撮。

240602kochidorib750

6月アタマ。まだ目が見えてないんじゃないかという

ちびコチドリが走っています。小さいのと保護色なのとで

対岸からの観察はほぼ無理筋。あまりに小さいので目で追えません。

 

このカットも2羽いると気づかずにシャッター押してました。

ただね、向こう岸で撮ろうとすると午前中は河岸、逆光なんすよ。

そうこうするうちに二週間が経ちました。いきなり逆光でも手前から撮るかと行ってみると

240615kochidorib6e750

2羽の幼鳥がちょこまかしてました。

まあだいぶ大きくなりましたね。

親の指示はストップ・アンド・ゴー。だけ。

つまり動くと敵に見つかるので「動くな、止まれ」だけなので、

追っかけているとそれなりに光の角度を選んで撮れました。

240615kochidorib3_750

240615kochidorib9_750

240615kochidorib8_750

240615kochidorib11e750

これがこのときの監督者。男親。

240615kochidori1_750

河口へ遠くから親子で飛んできたとは考えにくいので、

近くの浜辺で生まれた子たちなのでしょう。

ほんとは3羽、4羽いたのかもしれませんね。

 

過去画像だと、

18/6/22撮の親子。

180622kochidorib40e

180622kochidori48u

19/6/11にもこういう親子の絵が撮れています。

190611kochidorioyako2

あわてて親の羽の下に隠れようとするのですが、

すでにきょうだい2羽が先に入っていて

入れない3羽め。

 

なかなか同じ目線で撮れるチャンスはないみたいです。

 

それにしても毎年、繁殖努力してんだなあ、コチドリも。

という感じですかね。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2024年6月27日 (木)

【いるとこにはいるシリーズ】ハヤブサ君はいつもお怒り。その理由は…あいつら

240502hayabusa2_750

月に一度くらい?

いやいや。

順調でも年に3、4回がいいとこです。ご近所ハヤブサ。

240502hayabusa1_750

キィキィ、ヒステリックに泣き叫ぶのですぐわかるんですが、

基本飛び回っているので、なかなかうまく撮れません。

5月6月続けて会えた(5/2、6/12)ので運よく記事になりました。

とまってくれたし。

240612hayabusa04e750

どうやらこの建物の10階あたりで、朝飯食ってたらしいんですが、

ハシブトガラス30羽ぐらいに囲まれて、

「(獲物を)あきらめろ!」コールを食らって、ぶち切れたようです。

 240612hayabusa12e750

1羽対30羽でどうすんだろうと思ったんですが、

食事は終わってたらしく、ときどき飛び立ってカラスを

蹴散らそうとしてました。

案外粘り強い。

タイマンなら負けないし、加速力は半端ないハヤブサですが、

体格はカラスも負けてないんで、団体で戦っても簡単には勝てません。

240612hayabusa08_750

爪はだいじな商売道具なのでケア怠りません。

240612hayabusa09_750

周囲をカラスに囲まれていてキョロキョロ。

240612hayabusa10_750

240612hayabusa11e750

何度も発進、でも全然くじけません。

240612hayabusa13tg750

240612hayabusa15tg750

しまいにはカラスたちに

あっかんべー

これは嘘ですが、表情豊かな?ハヤブサを観察できる機会は

めったにないので、だいぶ距離は離れていましたが、

15分ぐらい密着してみました。

 

それにしてもこういう食事場所、建物の屋上とか

何か所ぐらいキープしてんですかね。

近所に崖がないので、遠くからやってくるようです。

 

街中でハヤブサ。

とりあえず10階以上の高さなら、なんとかしてしまう

ハヤブサ君なのでした。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

2024年6月21日 (金)

【遊びゴコロ】引いてみて、函館らしさを強調した野鳥写真に仕上げてげてみたの巻

きっかけのAがなければBはなく、

BがないならCもない。

だから人生は面白い。

 

で、そもそもこの鳥を撮れたことはかなりラッキーだったらしい。

もちろんいるとこにはいる鳥だが、

北上する春の渡りで函館くんだりでひっかかることは稀。

240518miyubishigi06e750_20240618164801

はるか南からやってきて、ずっと北で繁殖後、ことし生まれのチビたちが南下の途中で

立ち寄ることはこれまでにもあった。

しかし今回は夏羽。

 

最初トウネンだと思い込み、とあるベテラン観察者にネット上で

ミユビシギでしょう、と指摘される。ミユビシギ夏羽初撮。函館以外でも。

だって4~5月に函館を離れて鳥見に行かぬ。

240518miyubishigi01_750

よく見ると顔から胸にかけての縦斑がオバシギ的でトウネンっぽくないわけだが、

トウネン夏羽もじっくり近くで見てないので、

ちいさなシギ=トウネンという先入観にハマった。

 

だいぶ疲れていたようで、風と波を避けて

流れ着いた海藻の陰に隠れようとするのだが、ときどき波に流されて

あわてて戻る、を繰り返す。

ずっと観察。てか背中を撮ってもしゃあないので、横向きを撮るには

波が来て流されないとノーチャンス。

 

たぶんこっちには気づいているようだが、それどころではないらしい。

そっとしておいて。

よしよし。

 

すると

240518miyubi_mth1

釣り人が近づいてきた。ミユビシギどうする?

240518miyubi_mth2

ぶじ通り過ぎていきました。

240518miyubi_mth3

240518miyubi_mth4

というわけで

こちらに背を向けていては撮りようがないので、遊んでみました。

240518miyubishigi04_750

み、見てる。

240518miyubishigi10e750

やばい、流された。戻るぅ。

 

気象条件からここにこうして海藻の小山がなかったら、100%会えていない。

240518miyubi_1st

これでなにかいる! と発見したのがすべて。

 

ということが5月18日にあったので。。。

これもありか、ということになる。6月7日。

240607koyoshikiri1_500

コヨシキリ。けっこうスルスル上がってきた。

でも遠いし、このアングルだとバックが暗すぎて被写体が飛んでしまう。

 

光を考えて回り込んでみると、今度は顔がヨシの陰に。

じゃあ引くか。

240607koyoshikiri2mth750

240607koyoshikiri3mth750

これで【函館のコヨシキリ】だとわかるべや。

背景を捨てて、さらに回り込むが

240607koyoshikiri4_750

どうしても顔が陰になるか。

240607koyoshikiri5_750

絶妙な位置にいますねえ。彼。

 

じつは5/28に松倉川で声がしたので

240528koyoshikiri1_750

けっこう近くで撮れたのだけど、暗かったのと

すぐに手前に隠れてしまったので短時間でした。

240528koyoshikiri4e750

そもそもここはオオヨシキリの場所なんで、

けさ渡ってきたので試しに鳴いてみた、だけのコヨシキリ、なのでした。

 

オオヨシキリはどこでも鳴いているけど、コヨシキリは場所を選びます。

これもいるとこにはいる、鳥なわけです。

毎年こうして手順を踏んでいくことで「シーズンズベスト」に出会える。

シーズンズベストを繰り返すと、知らぬうち「キャリアハイ」になってる。

 

それにしても野鳥を風景に収めるって難しい。でも面白い。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

より以前の記事一覧