なかなか構成が決まらない感じだったけど
なんとかやってみた。
で、わかったぞ。平成期の「函館の光」として足りないのはGLAYだべ。
ま、新日本風土記では絡めようがなさそうだが、あの4人は間違いなく函館にとって「光」。
※↑ここが日テレ「旅猿25」に登場してた。O氏も出てた。
さて本編・PART2のあとに終章を付け加えようかな。
(イメージが固まったので5/18-19あたりで予定)
まずは「新日本風土記 -函館の光-」(24/4/2 O.A.)番組構成のおさらい。
合格点を「70」とし、それぞれのパートにプラスマイナス査定をします。
いわゆるツッコミどころ。もちろんその査定理由も。
極端なところは画像も交えて解説。
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1.道南いさりび鉄道の鉄路を守る(保線担当の)人々
2.函タクのMドライバーの函館案内
3.函館山展望台からの日吉町(三丁目?)在住民Tさんの「街灯を増やそう」活動
そして「夜景の日」
4.ラッキーピエロ峠下店の電飾からの創業者:王さん親娘インタビュー
5.おもて夜景と裏夜景(カフェen@赤川、登場)
6.イカ漁師をやめて、干物屋さんに転じた海童丸の主人
7.弥生町の大正湯
8.作家・佐藤泰志の見ていた風景、「海炭市叙景」、老舗バー「杉の子」ママのフォロー
9.「FMいるか」を介して出会う人々、パーソナリティ中野さん登場
10.湯川団地と「菊の湯」
11.光を再び点し、守る人々(大三坂ビルほか)
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1.「いさりび鉄道」なので、「光」つながり。旧江差線、現在は貨物の比重が高く、物流の動脈として重要。
なんとなく後ろ向きだがマイナス評価なし=プラマイゼロ
2.函タクMドライバー登場。過去にNHK(BS)「地球タクシー」で自身の背景も語っており、函館案内も手堅い。
置きに行ってる感はあるが+5ポイント。
Mドライバー的には
からの
なのだが、(オススメしていたのはこの場所の「夜」ね)
自分(筆者)が幼少から見てきた「光」は
こちら。
ただねディレクターを乗せといて「お客さんはどちらからですか?」の芝居は演出として無理筋。
そして映像の車窓と行き先が合ってない。そういう編集を地元民は見逃さない。
でもMドライバー苦労人だからマイナスにはせん。
そりゃ「下夜景」ツアーでも八幡坂行くだろう。19時ならうっとうしいクルーズ船も出港してるしね。
3.日吉町のT氏夫妻。取材者がたまたま函館山展望台で出会った?
仕込みだったら大笑い。日吉町の位置は
なので、99.9%函館夜景には参加してない。
街灯が少ない、は夜景とは無関係。
8/13「夜景の日」にカーテンを開けよう、はあくまで、函館山のある
西南西側に窓がある住宅のみだし、影響が出るとしていわゆる西部地区。
人口減少で空き家だらけでは夜景に参加のしようがない。
NHK思い切りカン違い。マイナス10
日吉町3丁目にある日吉ヶ丘小学校。T氏夫妻インタビューの背景。
この界隈は昭和40年代に開発された住宅街。
函館山山頂からは10km超。日吉町の人口が減ったのは市の政策の
影響も大きい。1970年代→50年以上前。で近年、意外と盛り返したらしい。
※日吉三丁目の2002/2024人口比較→ +4.2%
ふ、増えてる。市が増えてるなりの対応してないと?
こんなしょぼい電灯しかついてないのは他の地区も同じ。
このタイプでははなから「夜景に参加してない」。
「夜景分析」カテゴリでも述べているが、夜景の主軸は
国道・道道の街灯と走る車のブレーキランプ、テールランプ。
それとパチンコ店、ドラッグストアほかいくつかの広告(ネオン)看板。
4.ラッキーピエロ峠下。創業者王氏の「函館は光の国」とは
それはさすがに吹き過ぎ。彼の出身地:神戸も光の国。しかも函館の夜景ライバル。
ちなみに峠下店の所在地は七飯町。函館市外の光の国なのでマイナス5
神戸港の夜景。観覧車いいなあ。
5.赤川・カフェenからの「裏夜景」に函館山が写っているようには見えなかった。
東京から故郷に戻ってきた感伝わらず、印象うすくマイナス5。
6.「海童丸」T氏は2012年の新日本風土記にも出演。あの活イカ移動販売のいまは?
という切り口。海童丸店舗は北斗市開発。移動販売で取材するなら「川村鮮魚」一択でしょうが。
で、調べたが海童丸いま市内のどこで会えるか情報に到達せず。マイナス5
7.大正湯。すてきな建物。景観形成指定建築物。「どつく」全盛時の旧大黒町界隈の賑わいは
ノスタルジー◎。なのでプラマイゼロ。
宮崎あおい主演映画のロケに使われたことは「はこだて検定」受検者の常識。
8.佐藤泰志の没年は1990年。シネマアイリス菅原氏の尽力により、
幾多の映像作品が世に出たことは間違いない。
しかしながら悲運の作家の見ていた「光」は35年以上前の光。よってマイナス5。
そりゃ戦後「北洋さん」の時代はバブリーだったでしょう。
かつては自分の祖父もカムチャツカに船団組んで行ってたクチ。
泰志氏の両親は連絡船で青森・函館を往復して生計を立てていたのに、
連絡船の時代が終ったのはそれはショック。ということ。
→北海道からは海産物を。青森からは米・りんごを。
残念ながら北前船的前時代発想。昭和前期。
北海道米の食味が上位ランクの時代。
昭和生まれの自分が見ても、世代が違うとしか言いようがないか。
彼、生きていれば令和6年で75歳? なんだ若いじゃない。
いわゆる函館の人口ピラミッドでのいちばん多い「団塊の世代」。
映像に残っていた「朝市でタバコをふかしている絵」。さすがに違和感。
※佐藤泰志パートで最盛期の函館の人口は35万。などとぬかしていたが、正確には
1984年1月の「322,530」がピーク。亀田市との合併は1973年なので、そこから10年は人口、増えていた。
つまり80年代にピークを迎えたときに先が読めず、市政が無策だった、ということだな。
9.人(リスナー)と人(リスナー)をつなぐFMいるか。
それにしても市民にとってこのコミュニティFMは
どれだけメジャーなのか。聴取者は何万人? まさか3ケタ? ギリ4ケタ?
ネット時代、SNS時代にほかのメディアでつながれない函館市民の悲哀。が浮き彫りに。
登場リスナーがいかにも高齢。「しじみの母さん」さんも「いずみーる」さんもピンと来ないのでマイナス5。
ここまでトータルマイナス20で合格ライン「70」なので50点。
10.湯川団地と菊の湯でさらに番組評価は急降下。
住民の陳情で復活した「菊の湯」の営業時間。
営業週5日。休日の朝風呂かなわず。
その前に「湯川」なのになぜ最寄りの銭湯まで2キロ?
そう、湯川団地の住所は上湯川町。
屈指の?観光地・湯の川温泉(じゃらん24春の人気No.1)から2キロ離れてる。
高度成長期に風呂なし団地を大量造成したのは正しかったか。
当時は近所に銭湯がいくらもあったから。
風呂付き団地は「まさに営業妨害」と業界関係者。
そこ修正を怠り、放置したために、
人口減少、不採算でついにゼロ銭湯エリアに…という話。
※上湯川町の2002/2024人口比較→ -41.0%
22年でかなりの減少率!
まさに失政はこだて。
実際に団地を歩いてみると
標準24戸にBSアンテナは多くて「6」。
ここで番組を最後まで見るのはつらくなる。
もう数分でエンディング。がまん。
11.そして消えかけた灯を再び点そうとする人々。
これも「まぢか」でしょう。
大町。元町。
飲食店は開業してもすぐに終わり、一般客に伝わらない不親切系のお店ばかり。
唯一メリットがあるとするなら、人が中に居れば「古建築」は維持できる、点のみ。
試みはプラス5も結果はマイナス10。
ありゃりゃ総合採点は25点になっちった。
番組評価「28」と予告した手前、
ま、どこかで3点サービスしといて!
おっともうひとつ。
「昔は夜景ももっと明るかった」の無責任発言の主が飲んでたビアバー。
ここだった! この路地を入ったところ。
マチカドニストも知らない飲食(ただし路面店)があってはならぬ(笑)。
でもこの「W」は2023/6/9保健所許可のぽっと出。
そんな場所でコメント求めている時点でマイナス10だわ。
老舗バー・杉の子ママのコメントとは重さが違う!
生粋の函館市民が赤レンガ倉庫界隈で「呑む」とは信憑性が低いべ。
結局100点満点中の20点程度の番組と結論。
リアリティなし「新日本風土記」
これで函館に関心を持って
「行きたい」「移住したい」
という人がいたら、奇特も度を超してますわ。
ネガティブ・プロモーションfrom NHKですかな。
嗚呼、嘆きの函館タウン。
ふだん言ってるけど、そこまでじゃない。
自然は一流なんで。
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