【第二弾】函館山=野鳥の宝庫→約150種観察の大オチ【1971年の昔話と杜撰】
2週間前の話は1971年に出版されたリストがガタガタだった割に50年以上、信じていた
愚かな函館の話でした。
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続く話も一本ではすまなさそうなので、できるだけ抑えめに進行します(これでも)。
それなりの立場の人が書物に残した記録を妄信するあたりが
函館の人々の視野が狭いところ。
ジブンが函館に戻ってほぼ最初に突き当たったギモンは市内の数ある命名坂のうち「谷地坂」とはどこか?
この件のオチは北海道新聞社が出版した古い書籍にそのように書いてあったから。
でした。
執筆者不詳なれど道新だから、的発想らしい。
「谷地頭に向かう坂だから谷地坂」
護国神社の坂に平行に見える不思議と、大火で道が変わったという逃げ。
疑義が寄せられても、諸説あるので決定的でない、と言いつつ
最終的に「坂標」の記述を変えなかったのは函館市観光部。
この精神。直すのにコストが発生するもんね。
くだんの「150種」も
インパクトが大きかった記載で言うなら
・フルマカモメがあって他のミズナギドリ類がない。
・飛翔力は強くない(陸性の)クイナやウズラ、コジュケイが記載されているが
結局道内の観察密度は極度に薄い。クイナ、ウズラはいるにはいる。コジュケイは不明。
ウズラ、コジュケイは人の手で持ち込まれて生き残らなかった可能性。
・北日本で観察可能なあらゆるカモ類が記載されているが、トモエガモがあってシマアジがない。
・カモメ類ではワシカモメ、シロカモメ、ミツユビカモメがない。千葉県銚子まで南下する彼らが
函館山付近を通っている可能性は極めて高い。(津軽海峡上で観察されている)
・夜行性のフクロウ類は視認はきわめて困難だが、コノハズクがあってオオコノハズクがない。
オオコノハズクは厳冬期になる前に津軽海峡を渡るはずだ。
・野鳥ファンに人気の高いアカショウビン。個体数を考えてもそれこそ観察は「ごくまれレベル」
過去に大沼で観察されてるので、渡りはするのだろうがなぜに函館山の鳥?
ここまでの時点で「ごくまれ」と「函館山所属」の線引きがかなりデタラメ。
このほか「迷鳥」「ごくまれなもの」に含まれていたアオバト。
10月、繁殖終わりで函館山で頻繁に観察される。繁殖可能性もある。
・サギ類が「ごくまれ」に含まれているが、現在アオサギは留鳥である。
ありふれていて撮影もしない。ただ大昔はいなかった説も聞いたことがある。
・これに対し、ヨシゴイ、ミゾゴイは道内でもレアなので画像もしくは標識調査で記録しないと
信用ならない。それならなぜダイサギ、コサギ、ゴイサギ、ササゴイが記載がないか。
・ホオジロ科(5種)についてはまるまるADEACに転記しそこなった、というのが正解だろう。
「150」とは昔々はそうだったかもしれない、を信じ込む愚かさに満ちている
というのが結論。
「150」だって、すごいね、多いね。
違う。函館市内のポテンシャルは「200超」なのだ。
函館山だけ、が魅力的なわけでもない。
自分の記録に当てはめても
函館市内「178」函館山「84」だから比率は50%以下。
松倉川「99」。見晴公園「82」で五稜郭「?」が真実。
そういや今回の「150」を拾ったのもきっと観光部。
その程度の知能。
で、いまとなっては得体の知れない「函館鳥類研究所」。
そして日々の観察データをサポートする力も気もない「野鳥の会支部」。
函館山の野鳥は「そのどこで観察?」と疑問を持たない愚民レベル。
さあ「函館山」のどこで観察するか。
ほかにも「函館山の野鳥」とは思えない種が先のリストには
たんまり記載されているわけだが、
そう問題は80年代なかばから40年近く続けられてきた
にもある。こちらの標識調査の内容がまったく一般公表されず。
※されない理由もありそう
ここにも問題がある。中心人物が「観光」とか「函館市」に縁がないのか?
じゃあ
函館市承認調査ってナニ?
それにしても40年間続けられてきた「調査」である。
そこで何がわかったのか、どういう変化が生じているのか。
(この件、くわしくは後日)
ここで同じくADEACの「恵山町史」の中にこんなものを見つけた。
現在の標識調査の中心人物の名をそこに見たわけだが、氏名は誤記であった。
以前、函館山における件の標識調査について、山階研に照会したところ、
毎年の調査結果は受領しているが函館山は(モニタリングサイト1000)のうちの
一般サイトのひとつなので合算されている、という回答を得た。
つまり調査結果は「藪の中」なのである。
そこにいろいろ深い問題が存在する。
ほかにもわかったことは函館の某文化団体が発行する冊子に
この人物の寄稿文を発見した。2021年時点の内容である。
これがその一部。
なんと放鳥個体の35%がルリビタキだという。
いっぽう自分が23/9/27-12/10(個体数記録回数は50)に
函館山に通って、まとめた記録によれば
であり、ルリビタキは順位で16位。
つまりは地上1mの網にかかるのは潜行性(藪にもぐりがち)の
種であり、「16位」でもけっこう多いんだねレベル。
歩き回って観察するのと、定点に網を張ってかかるのを待つ、では
これだけの差が生じる。
それを以てして「函館山はルリビタキの山」などと著述すると
誤解する人は誤解するのである。
「いわゆる留鳥」を除き、函館山を中継地とする野鳥の中で
見た目で特段大きめの群れを形成しないタイプのなかで
ルリビタキはかなり上位の種(TOP5位内)となる。
これは調査の一側面でもあり、
これが函館山の野鳥だ!と断言するにも無理があるわけだ。
恣意が含まれているかは別にして(標識調査とて)誤解を受けそうな記録と言えるだろう。
そのよい例。とある知り合いのカメラマンが
数年前、ムギマキ(画像)に惚れて(?)、標識調査にこの鳥がどれくらいかかるのかこの人物に
尋ねたところ「記録にない」と返ってきたという。
当時その知合いは「んなわけあるか」と憤っていたが、
どういうことかというとルリビタキと食性が似ているはずのムギマキは
「潜行性」がうすいようなのだ。
多くの小鳥たちは危険を回避するために樹木の小枝の隙間や、草原の低木の茂みに潜る
ことが多い。そこに網を張っておけばそれなりに標識調査の対象になる。
視認できない種も、その方法で認識されることは多い。
ただ一定の高さ以上を好むケースも多いわけだ。
もちろん山の全域に網を張るのは不可能である。
つまり現行の標識調査のスタイルをすり抜ける種もとても多い。
オオセグロカモメもウミウもオオハクチョウもノスリもオオワシも
地上1mのカスミ網にはかかるまい。
そもそも「標識調査」の対象はすべての種ではないからだ。
さあ、冊子の同じ号に別の人物の文章が掲載されていた。
見事に妄信している。
さあこの人物はナニモノでしょう。函館市の関係者でしょうか。
かつてこの人物の対応に憤ってブログに書いた記憶がある。
上のリスト(2019/10/24)が行方不明になって再構成は
しなかったが、「ひとりで行う調査」には限界がある、ことを
知るべきだ。
それにしても冊子で、そのレベルの人物の実名・年齢がわかっただけでも
収穫でした。
函館愛がどうとか、押し付ける気はないけれど
全般的に「函館山の野鳥」がこれまでどう変遷してきて、
これからどう変遷するか
誰も関心を持っていない、ということは悲しい。
原点には「公私の区別がつかない」函館人気質があるのだけど。
面白いことに個人の感情が先走る気質。
それ役職に関係ないもんなんだぁ。
たぶんPART3はもっと簡潔に終わると思います。
シギチに続いて秋の渡りが本格的に始まる時期です。
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