「安くてうまい!」…実際並んでみてわかる「名店」の価値
当然だが「安い」「うまい」が兼ね備わっているお店ってなかなかない。
※「早い」は吉野家のフレーズね。
店主(運営会社)が意図を以てポリシーを貫かないと、
「人気」は「雑」へと向かいます。
それでも「人気」が客を呼び、(客もそのクオリティに慣れて)経営は安定。ブランド化していくとも言えるか。
食べログの指標を読み込み、解釈しつつ、現場へ行くといろいろ勉強になります。
まあ、こうして日本各地各店の「気質」を知るのもだいじ、ですよねえ。
そこに幸福を感じないと。
それにしても、
今回の旅メシ、事前にいままでにない「労力」をかけたせいで
ホントに思い出深いものになりました。
地元の住民にしたら、「そんなに入れあげる?」てなとこでしょうが、
そこにヒトが見えたからこそ、感動もあるわけです。(感動の逆もね)
とりあえず食べログにカウントアップしたのはおみやげ・テイクアウトも含めて「28」まで
いったようです。これも最後の最後にまとめましょう。
高知の「ひろめ市場」だけで「3」だし。
まずはたぶん(未確定)今回の1位(店)。店頭にあったがこのウェイティングリスト。
撮影は1:26PMで、自分が記入したのはぴたり1時間前。
1時間で近辺観光を駆け足で済ませて店へ戻りました。
まあ、人が多くて土曜に来るもんじゃない観光地。
あと晴れてたらよかったのにねえ。
で、0:26PMで自分の前に約30人の待ち。でした。
撮らなかったが前のページはたしかこんな感じ。
半分まで済んで(入店して)ませんでした。
この人数を1時間で消化して、戻った時点であと8名。自分はラス5名。
何がすごいのか。リストには「ここらへんで1時。このあたり1時半」
と消化スピード目安が書いてあり、「1時半」の近くに書き込んだので
そこで戻ってみて順調に進んでなかったら次の店
作戦がたてられました。
ただし、自分の予定は14時24分岡山行を逃すと
こいつが撮れない、タイトスケジュール。段取りの絶妙なスキマ。
さあどうなる? 着席1:42PM。着皿1:53PM。食事終了2:05PM。
店頭を撮り忘れあわてて引き返しパチリ。2:07PM。
駅まで徒歩10分。予定の電車にぶじ間に合いました。
ちゃんとお店全体を見渡している敏腕スタッフがいましたよ。
どこで何が頼まれて出てる、出てない。
そこで印象に残ったのは「ビールは飲まないけど」とオレンジジュースを頼む客。
両親と成人娘の4人組。娘ふたりのほうが家族旅行でバヤリース。
店前、お母様と並んでいるときにちらと会話。愛知は岡崎から観光できたそうです。
通る客、通る客が「ここはいつも人気だねえ」
しっかし、この系統が「市」で1位? いぶかしんでいましたが内容は◎でした。
もっと空いてるときに来たい店。無理?
それと引き換えこちら。
(別の)「市」で16位。
マップアプリに載ってない不思議なお店でした。
このすぐ裏に要マークの候補店が密集。
そして一大「昼飲み」エリア。
この日は立ち寄りスポット「A寺」「ランチ」「B寺」
の構えだったけど「A寺」が諸事情でボツに。
それで組みなおして「B寺」「ランチ」…あとはゆったり。に。
「A寺」に行けてたらこの店のランチでは「B寺」行きのバスに待ちあわなかったでしょう。
この「待ち」の流れ。★ジブン。
カウンターの進行を一覧にしてみました。
まずは到着時に自分の前に6名。前日の30人1時間を
思い出し、ラクショーと思いきや、20分まったく動かず。
退出ゼロ。
ようやく「C」2名が店内へ。
ハマっていたのは「A」の親子連れ。両親と推定4歳の息子くんと3歳の娘ちゃん。
もうお腹いっぱい、食べられないよー状態。はい、がんばってもうひとくち食べましょうね。
日曜日の人気店でこれ、かあ。30分して母娘退出。その5分後に父子退出。ようやく自分は座れました。
ここまで35分経過。
入ってみると6席?と思ってたカウンターは7席。30分以上1席空いていた。わけです。
でもおひとり様は来てない。ただし、自分の次がおひとり様。
ジブンの直前「E」2名は女性なので、「EE★F」じゃなく「EE★アキF」と並べておけば
ジブンがすぐに食べ終わり、「F」のおひとり様のあとの「G」2名がすんなり入れるはず。
前の店を見てもわかるように良店はテーブル/カウンターを見事に振り分けるものですが、
手が足りないか。創業88年という老舗なのに、スムーズじゃあありません。
愛想よくていねいそうな印象なんだけどね。
提供順序にもとっても違和感。料理の詳細はまた別の機会に書きますが、
なんと周囲の会話の雰囲気からほとんどの2名客は「前に来てここを知ってる」客。
いっぽう「F」の男性おひとり様は自分に「ここ有名なんですか?」と聞いてきた客。
それで20分平気で並ぶ??? いろいろ不思議。
そして、暖簾にエビフライ、と書いてあり、店頭メニューにはない。
でも店内メニューには「天丼」もある。これはぁ(イチゲンさんには)難しいでしょう。老舗だけど。
だって入店前に注文聞くからね。
まあ、見る人が見たら店名バレバレですが、
どこで勝負しているかがすぐわかるメニュー。
攻め方、一目瞭然でしょう。仕上がり的にも
前の店とは対照的です。
「ソレ」がたまらないんだよねえ、というお客さんが多数いるから老舗なんです?
じゃあ、ソレと白メシでもよくないか? 740円。
当初オムライス870円を予定していた自分は1,200円のセットに変更しました。
こっちはこっちで2日前の別店のランチとも比較できる内容だわ。
けっこう気がつくと各店で比較できる内容で食べてる、この旅。
そして行列店批評3店め、きょうのラストはラーメン。
駅から徒歩10分。まわりには工場と住宅。控え目な店頭。
これで「市」3位。「県」11位。(by食べログ)
2024年1月O.A.の「最強ラーメン番付show」(TBS)で全国7位のお店です。
カウンター12席でした。
店到着は11:17AM。11:00からなのに、はっきり出遅れています。それは自分が甘い。
前の立ち寄り店で15分押したのと、経路で自分の欲が出たせい。
本来は15分早く着けているスケジュール。
いろいろ欲張る要素があるんです(笑)。
きっと近づけば行列でわかる店なんでしょう、と思いきや店頭には2名のみ。
ただし、中には22名で自分は25番め。さあいつ実食できる?
そして着席まで36分!
4分で着丼。食事終了まで10分。ちょっとイジワル画像。
最後の丼撮。24年春旅同様、これが満足度を示します。
こういうラーメンでした。スープを飲み干すには至らず。
もちろんおいしかったわけですが36分待ちとは若干見合わず。
10分なら見合います。ぜいたく?
そして少しヒントを書けば、新入社員の頃、先輩に教わった京都発のあの有名全国チェーンと
2000年代に武蔵小山で出会った「家系」の+魚介のお店、両店で受けた衝撃をあわせもつ味。
厳密には違うのだけど、すでに知っていた衝撃(強さ)、そして極太ちぢれ麺。
スープのなかの隠し?玉ねぎも効いていたっちゃそうなんだけど、結局知らない味を探せなかった後悔が
先に立ちました。ホントに欲深。
7,8年でここまで有名店、は店主さん、すごいウデだと思うのだけどねー。
とはいえ、もう一軒の同市の候補店(「市」2位、「番付」全国2位)は敷居が高そうで逃避。
チキンな自分がナニを言うか(笑)
メニューにもあるようにそれだけ「魚介だし」と親和性が高いラーメンなのがわかります。
で。
退店じ自分のあとに並んでいたのが中28名(うち着席12名)+外6名。つまり14分で進んだのは約12名。
真っ昼間、平日のランチタイムに50分かけて楽しむラーメン。って並ぶのは
もう慣れちゃえば苦にならない、ということです。
※中に入れるか入れないかの列、なら確実に1時間で終われると。
おいしいラーメンは並んで当然。ですかな。そこは個人の感性。
当然ですが「豚」ですけど、
博多とんこつ、九州ラーメンとはまったく違う世界観のラーメンですね。
ま、旅は地元のおすすめを食すもんですからね。
そうだったか、という体験でした。
まさか「豚骨ラーメン」=九州などと先入観を持ってる輩はいないだろうな。
勉強になることばっかり。
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