城主~本日のご機嫌はいかが~? 現存12天守唯一の山城
今回の旅、偶然にも「城めぐり」の比重が高くなってしまいましたが、
そこへ行くならそれ、と考えたときに
城、よく出てきませんか。
そして日本国民の90%が「行った」「大きかった」「すごかった」
「でもくわしくはならなかった」
これを繰り返してます。
かくいう自分も「にわか」の域を出ず。
全国50城、ようやく行ったは行った程度。
建造物の残らぬ城にはあまり興味がわきません。
現存12天守唯一の山城
実際に行ってみるとここも「唯一」をありがたがってるのが過ぎまいか?
と思うわけです。
また明け方、反対側の山に登ると「雲海に浮かぶ」季節がある。
それはまた別の、しかも夜明けの山登り。
竹田城、越前大野城と並んで三大雲海の城。季節限定。
たぶん日本の名だたる山城訪問者数は、ぜんぶ足しても
世界遺産・姫路城の年間訪問者数の1割前後でしょう?
人気の城のほとんどは平城、平山城ですから。
行きにくい場所にあるからこそ、征服したい。それはマニア。
土日限定の連絡バス運転手さん、午前9時時点で
「きょうはもう17人も送り届けた。このぶんだと1日40、50往復だなー」
一回8人として50往復で1日400人。自力で奇特な徒歩登山の方々が100人弱。
目的地まで2時間歩くのなんて屁の河童。ですか。それが上りでも? 1日がかり?
城好き=登山者? まあ言えなくないか。
で、(9時で17人は)さすが土日の賑わい、だそうです。(この日、土曜)
「函館山」と同じニックネームを持ち、それよりちょっと高い標高(470m)なので
函館市民でも想像の範囲でしょう。
ただ、その人気にひと役買っているのが「彼」なんですよ。
彼がいることで3割は人気がアップしてんでしょう。
そう、猫城主「さんじゅーろー」君。10歳だそうです。
どんなにカメラを向けられても
「うざいなあ」でもなく、「撮って撮って」でもなく、
「みんな、好きやねえ」という泰然自若。
まあ猫、レンズを見るのは苦手ですから。
よく考えたら、3月の標高400mでお外の定位置にずっといるわきゃない。
猫はこたつで丸くなる、ですから。(で、ふだんは事務所兼券売所にいる)
そういう意味で高梁市の観光協会も頑張ってはいる。
ちゃんと飼育許可をとって、健康管理もしてる。
しっかし、城としてはこの岩盤の上に大手門(跡)の石垣が乗っていることに
感激すべき、らしいです。
NHK大河「真田丸」に登場した!というウリもいいのですが、名城系でも
なかなか見ない高さ。
さらには天守の向こう側にある重要文化財「二重櫓」も巧みに岩盤に乗ってます。
2012年に初回来たときはこれを見なかったよなあ。
あとは冒頭の「二の丸からの絵」とこのあとの「天守前」とほぼ4カットあれば
語れるではないでしょうか?
備中松山城。
ジブンもこの13年で確実に体力は落ちているので、今後は厳しいでしょうが
2日前の金毘羅さんの階段に比べたら、あっちも相当なもの(785段)なので、アプローチしだい。
午前8時50分の循環バス(170円)でスタートして、バス停から上り16分。
連絡バス(往復で500円)で上の駐車場着。そっからいろいろ見ながらゆっくり登って
二之丸まで25~30分。入城料500円。帰りは下の駐車場にタクシーを呼んで備中高梁駅まで1,800円。
7、8分。入場料を足して2,970円で「さんじゅーろー公」に会えて
11時27分の倉敷方面上り普通列車に余裕で間に合いましたよ。
え?この山城で1日費やす? だれが?
では2012年画像からのリベンジ作品。
2012/8/7撮。
2025/3/8撮。
カメラがましになった感じはするでしょう。
で、帰りは
街を見下ろすのも、12年前といっしょ。
午前10時すぎてるのに
1,2分待って「無人」を撮れるこの幸せ。
本丸付近に人は20~30人。
人気ですよ。
地元のカンカクとのギャップを知るには
ここと、姫路城・大阪城を連チャンしてみな?
です。
今回のどの城も「深い」けど、こちらは別格じゃあないかな。
現存12天守とくくられることは幸か不幸か。
ね?丸岡城さん。そうでしょ?
繰り返すけど、土曜に引きで「無人」を撮れる素晴らしさ。
大阪城なんて「月曜」に「無人の絵」なんぞイメージもしない。
こうやって全部地面切るもん(笑)。
3/16の更新はお休み。次は3/17になります。
?
ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。
?
« 本場でふんわり、そして迫力の玉子焼15個800円。なぜか気分アゲアゲ | トップページ | ギモンに感じないのは「知らない」からですか? ネットに繰り出す間違いだらけの函館グルメ。 »
「旅で思う」カテゴリの記事
- 【2025春旅】洋食シークエンス第二弾「岡山市・食堂やまと」の名コンビ(2025.04.18)
- 【絶好の夕景】ベストは尽くす。結果がそこについてくれば幸せ。(2025.04.15)
- 【2025春旅】洋食シークエンス第一弾「松山市・レストラン野咲」の秀逸・ハイCP(2025.04.12)
- あの旅猿まで訪れた高松市内人気No.1うどん店で朝食に「釜バター」(2025.04.02)
« 本場でふんわり、そして迫力の玉子焼15個800円。なぜか気分アゲアゲ | トップページ | ギモンに感じないのは「知らない」からですか? ネットに繰り出す間違いだらけの函館グルメ。 »
コメント