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2024年11月11日 (月)

食の「晴れ」と「褻」、そしてグルメタウン成立の要件【人口の偏りと道内例】

土曜の夜にふと7ch「アド街」を見ていて、切ない真理に気づいてもうた。

これ、哀しくてすぐには書けないけど。。。

書ける日はくるのだろうか。。。

 

さて

食べログ上の飲食店【人気】分析。

けっこう多彩な観点があるけれど、プロローグとして2つ。

人口の偏重と道内の実例。

 

さあ

「晴れ」と「褻」

読めます?

対義語と気づけば漢字そのものを書けずとも読めるでしょう。

まあ3割いないか。

言い換えると

「非日常」と「日常」。

 

しかし、食べログ上に「日常」を表現する人種もいるんで、なんともいえないけど。

このサイトに「非日常」の【選択】を求めると、案外がっかりしますね。

 

おっと、最初に偏りにナゾを解くカギがあるのかな?

ということで表2つ。

「食の都」としたときに【ローカルな都】は日本国内にどう分布しているか。

これを「都道府県人口」と「県庁所在地人口」の比較で理解します。

まあこれは地勢的なキホン。

ひとつめは人口集中上位1~20位。

241109made_47ken_1city01_20

次は人口分散上位、つまり集中ランキング38~47位。

241109made_47ken_1city38_47

けっこうこれ、【市場】として食の都・形成に影響を与えています。

※「食の都」としての対極(県内1位じゃない)は

水戸、前橋、津、大津、山口市、大分市、佐賀市、福島市、さいたま市、千葉市、甲府、静岡市、松江あたりが顕著。

 

東京23区は例外にしても、道府県内、少し大きな町(例:県庁所在地)へ行けば

楽しい外食ができる、という感覚の場所が国内にどれぐらいあるのか。

 

県内人口集中40%以上は偏りが著しく、逆に20%未満は「県庁所在地の格」が感じられない。

大都市圏では「ベッドタウンだから人口が多い」はいたしかたないが、必ずしもそればかりではない。

 

実際、函館の人口を基準に見て、県庁所在地でも人口24万未満なのは

山形市、佐賀市、松江市、山口市、鳥取市

そして県庁所在地よりも人口の多い市が存在するのは

郡山市(福島県)、浜松市(静岡県)、四日市市(三重県)、下関市(山口県)の4県。

 

札幌だって広い広い北海道のなかで38%も人口が集中しているので

相対的に突き抜けてしまうのはしょうがない。

 

食べログ的に見るなら

投稿数=人気に大きな影響を及ぼしているのは

・観光要素(人気観光地の存在)

・市場の大きさ(当該地と周辺人口)

ま、都市圏で大きなターミナル駅があって、通勤客が乗り換えを行うとすれば

「観光要素」が低くても「市場」は大きくなるわけね。

たとえば東京駅=千代田区。

おっと千代田区なら皇居もあるし、観光要素も無視できないか。

 

というわけで次は都道府県別の比較をする前に道内市区町村での

食べログ的(町の)人気を見ましょう。

以前L-100(投稿人数100以上)の店数で並べると、

札幌、千歳、函館、小樽…の順でした。

人口で店数を割るとここに

富良野、美瑛が割り込んできてました。

 

今回は上位5店舗の投稿人数計で集計。

※数値は(2024/11/8)あたりの値。各々日々変動(上昇)

241110made_hokkaido_t12

うーんやっぱり、千歳は函館より上。

空港グルメの威力絶大。

上位5店舗だと小樽も函館より上。層の厚みは若干函館優位なれど、

上位インパクト、ルタオ強烈。

 

人口比だと

1.富良野 2.美瑛 3.千歳

 

早い話が定住民に対して、観光人口が多いまちが一目瞭然。

※意外と「豚丼一択」の帯広も侮れず。

北海道の上位5店舗計「12,515」は実は都道府県別では

東京都、京都府、大阪府、愛知県、香川県についで全国6位。

神奈川県よりもTOP5の投稿人数は多い。

※ただし香川県の「うどん人気」の異様さは出色。単価が安く、敷居が低いため

こう見ていくと、北海道は札幌に集中しているにもかかわらず

その人口で薄まっていて、美瑛は真逆。

人口10万以上の江別、北見は飲食としてはそこまで盛り上がってないことがわかる。

まあ、ジャンルや評価などくわしい分析は後日。

 

そういうわけで

道内だけを見ても、食と観光が切っても切れない関係とがわかるはず。

函館のポジションで農業・漁業の振興と消費の増幅を「交流人口」だけに頼っても

切ない見通ししか立たないことはすぐにわかる。

 

素晴らしい食材を腕のあるシェフがバリューあふれる皿に仕上げたとて、大きく開花はしない。

函館の食の個性は「チャイニーズチキンバーガー」と「焼き鳥弁当」と「いか刺し」という

世間の評価をもっと強く認識すべきでしょうな。

 

それに引き換え香川県内の

「田舎舌」@うどん

には目を見張るばかり。

 

ほかにも、全国を見渡すと、仙台・牛たん、盛岡・冷麺、宇都宮・餃子など

ホントにそこまで一芸特化? という例に気づいたりする。

 

総じて東日本より西日本のほうが「食べたい」欲が上なのは

食文化の歴史の重みかもしれない。

 

以上プロローグ、概論ちゅうことで、次回以降は地域別分析。

九州・沖縄から。

 

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