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2024年11月27日 (水)

「食の都・総選挙」ラーメン・シティの成立条件を探る!PART2【しかないvs.もある】

今回は集計表メインなのでとりあえず最初に画像を撒きましょう。

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★函館市・11位★

食べログにおける「人気店」とは人々がよく行く店、である。

「よく行く」ためには便利な場所にあり、お財布に優しい店であるのは必須。

価格帯が上位でも、人が足しげく通うほどC/Pが高い店、というのはなかなか見つからない。

ていうか、C/Pとは値段の割に安い、お値打ち!という判断があって初めてC/Pというワードが浮上する。

 

で、ラーメンという分野。

世には高級なラーメンというのも存在するが「北里柴三郎」(新)2枚で足りない、というお店も

また少ない。予算は1000円以上、2000円未満というのが令和のおいしいラーメン価格帯のようだ。

 

じゃあその予算で人々はどれくらいの頻度で訪れるのか?

もちろんそれは個人差があるので、「平均」なイメージで考えねばならぬ。

もしくは【外食】という範疇で、他ジャンルと相対的に見ていく必要がある。

 

前回のPART1では

ラーメン・シティというくくりにおいて、札幌市と福岡市がいい勝負をしているという

方向性で書き進めた。

今回はさらに深く掘っていきたい。

 

では以下の集計。

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お店の所在地別に人気TOP10をカウントしてみた。

そして右端の%はラーメン比率。

札幌市の特徴はすすきのを含む「中央区」が飛びぬけていて、

次に有名店がワンツーを決めている「豊平区」が続く。

簡単にいうと、観光客と狙って食べに行く「通」の比率が高いエリア。

 

函館市から見ると「中央区」「豊平区」の2区以外には総合的な数字は

まさっている。

というか、道内の函館より上位、千歳市・小樽市もまさっている。

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★函館市・9位★

問題は集中していないエリアでの傾向、日常食に近いところの傾向に注目したい。

(TOP10集計で)4割を切っているのは「厚別区」「手稲区」の2区のみ。

つまり観光客以外の地元民にもラーメンが支持されていることがわかる。

 

道内他市では小樽は上位にはラーメン・ゼロ。新千歳空港と旭川市では札幌市総合よりも

「ラーメン」は支持されている。

 

ではラーメン以外のジャンルはどうなのだろうか?

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こうなった。札幌10区のTOP10、計100店舗をジャンル分けした結果の内訳である。

もちろん「中央区」の11位以下を見ていくと、もっと多彩なジャンルが存在するので、

あくまでTOP10の分布。

 

当初、1にラーメン、2にスープカレー、3、4、5はなし。

かと予想したら、

3位に「回転寿司」が飛び込んだ。さすがに(カウンター)寿司は敷居が高いが、

「回転~」なら親しまれているということ、らしい。

※ただし小樽なら上位に回転しない寿司店が並んでいる

このなかで「トリトン」が「豊平区」「東区」「厚別区」「清田区」でTOP10に登場している。

 

上位に「チェーン」が登場するのはよほどの人気ブランドか、さもなくば選択肢の少なさ、と言えるだろう。

1都3県でラーメンを見た場合に目立つ系列は「二郎」ぐらいなので。

 

あと食べログの特性からわかるのは「中央区」で上位にランクインする「根室花まる」(札駅ビル)は

札幌の他店舗が見当たらず、新千歳空港では函館の「函太郎」は地元ではそこまででないが、新千歳空港では人気9位。

繰り返すが単純に信じてはいけない【食べログの特性】である。

 

で、今度は福岡市の内訳。

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博多駅周辺の「博多区」と、繁華街として有名な天神界隈の

「中央区」はズ抜けている。

ただしっかり内訳(TOP10×7区=70店)を見ると、ラーメン比率は

札幌市より低い。福岡市のTOP10と、「70店」では数値が変わってくる。

 

そして札幌市との差が出てくるのはその内訳。

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「うどん」は強い。「餃子」も強い。

そして博多と言えば「もつ鍋」。

北の街とはまったく異なるジャンルが並ぶ。

そして「他」の30%はさらなる多様性を示している。

 

県外者が集まるエリアを「地元民中心」のエリアでは違った傾向が出ているわけだ。

 

食べログでなぜ「ラーメン」分野ばかりが目立つのか。

これは東京都内、そして1都3県の傾向を見るとはっきりする。

 

「ラーメン行脚」をしようとして「定番店」を網羅するには役に立つ食べログも

地元で支持されてる旨いメシを志向すると利用方法が変わってくるということになる。

 

最後に繰り返すが函館TOP10。

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これが現実である。ここからは本来の「地元メシ」の傾向は

さっぱりわからぬ。

 

ただ、全国を見ていくと異様ともいえる

この並びは【超個性的】でユニークそのものなのである。

まさにTOP10は観光初心者仕様とも言えるけれど、

初心者対応はつねに軽んじてはならぬのだ。

 

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