無料ブログはココログ

« 【2024年版】函館市内「シギ」「チドリ」事情=第二回=【旅鳥たち】 | トップページ | 【伏線回収編(2)】いわゆるひとつの「田舎舌」メニューとはこういうタイプか? »

2024年10月13日 (日)

【当たり年の次はハズレ年?】「オオタニサーン」のおかげでプチ奇跡。マジで【10年に一度以上のレア観察】

人生なにごとも予想通りには進まない。

当然、野鳥観察も同じ。

2023年は当たり年。2024年はハズレ年?

どうだか。

12/31まで終わってみないと結論は出ませんよー。

 

さて、今回のプチ奇跡。

考えようによっては

北海道函館だから、とも思える。

「越冬地」では起こらない奇跡。

全国広しといえども、いままでにこういう体験をした鳥屋さんは

10人いないでしょう。それほど。プチだけど。

 

単独とすれば、年に2人や3人はいるでしょうが、これを同じ場所で同時にとは考えがたい。

・少なめの旅鳥・冬鳥

・雌雄がわかりにくい幼鳥

・はぐれてそれぞれ1羽

・同時観察

・不明瞭で2時間後に再観察

 

まずは対岸にいたこいつ。

240920shimaaji_yf1_750

カルガモより小さい。

そっか、もうコガモが川に戻ってくる季節だ。

そう思う。(=マチガイ)

ほかは…

対岸をずっと見ていると、この個体と全然シンクロせず、

爆睡している個体が1羽。

なんだかわからんが、一応確認しておくか、と対岸へ。

240920tomoegamof01_750

何?コガモの顔じゃないな。誰?

240920tomoegamof02_750 

おうおう、行くな行くな。なんもせん。

240920tomoegamof04_750

うわ、鼻先に白い丸は珍しいカモ。

もしかしてトモエガモ

240920tomoegamof07_750

240920tomoegamof10u750

ま、間違いない。メスか? メスの幼鳥?

気合が入りすぎて、近づきすぎたか。

まわりにカルガモがたくさんいたので安心してたら、

なんか旅のカルガモ軍団で、派手に飛び立ってしまいました。

 

トモエガモと言えば、2019/1/23に石川県加賀市の片野鴨池(数百羽の有名越冬地)で

こんだけ遠くて(中央のオス繁殖羽)手も足も出なかった思い出。

190123tomoegamo5

さすがに面白顔のオス繁殖羽はこの時期、ムリだけど、

今回地元で至近距離でアクセスできました。

 

6年近く前のこのリベンジと思うと…。飛ばせちゃって申し訳ない。

どっかに下りてないものか?

すると対岸に

240920shimaaji_yf5_750

顔はカルガモに似てるけど、小さいし、嘴も脚も黒いカモ。

違和感あるなあ。さっきのトモエガモじゃあなさそうだ。

この時点で未だ気づかず。

トモエガモの成幼雌雄が気になって、すぐ家に戻って図鑑で確認。

細かいことはネットで聞いてみよう。カモ類無茶苦茶くわしい人がいる。

 

で、撮影画像を見ているうちに、まさか最初の、シマアジじゃないだろうな。

ついでにそれも聞いてみよ。

240920tomoegamof14_750

240920tomoegamof16e750

ちなみにトモエガモのほうはこれで幼羽オスだとわかるそう。

※胸にかすかな赤み、が確認できるから?

 

↓下の画像に引いた黄色い細点線のところがオス特有の

面白模様になっていくらしい。

240920tomoegamof16e750yl

 

さて、コガモ?と思ったこの個体は

240920shimaaji_yf3_750

めでたくシマアジ幼鳥(幼羽)メスということでした。

240920shimaaji_yf6_750

240920shimaaji_yf8_750

この翼帯(白線に挟まれた濃褐色)も特徴だそうだけど、

オスの繁殖羽の前兆が判然としないのでメスなんでしょうね。

240920shimaaji_yf2e750

けっこう近くで撮ったけど、ぜーんぜんインパクトがなく

地味~な感じ。これじゃあ見逃されちゃうよな。

 

2017/4/26に千葉県習志野市で撮ったシマアジ♂繁殖羽がこれ。

170426shimaaji500

隠れているのを必死に撮って、顔がわかるのはこの1枚のみ。

けっこう「どこに行けば見られる?」と言われても

なかなかむずいカモです。

 

この日はオオタニサーンが50/50を達成した日で朝からずっとMLBを見てて、

恒例の浜辺(キアシシギ食堂)には早朝出かけず。

午前11時を過ぎて行ったら何も見つからなかったので、

「とりあえず」で近所の河口へ。

それでこんな【事件】が起こる。

これ日本時間11時からのホームゲームだったら、この時間、川になんぞ行ってないし。

 

しかも最初に見たシマアジをコガモだと識別をミスったからこそ、もう1羽もそんな感じ?と確認したわけで、

最初に「シマアジ!」とわかったら、そっちにコーフンして、トモエガモをしっかり撮れたかわからない。

いやあ、人生紙一重。

 

7年ぶり2度め、と5年ぶり2度め、両方函館市内初観察を同じ日、同じ場所で成し遂げる

なんてこたあ、今後もないでしょうね。

 

これを準備して放とうとしていたが、トモエガモのほうは実はずっと川にいて。

9/20以降3回も撮れました。じゃあずっといるのかと思ったら、3キロほど離れた

水辺に移動(10/11)。たぶんコガモがたくさんやってきて、うざくなったのでしょう。

移動先はより広く見つけにくいし、12月には凍るし、越冬の可能性はゼロ、だすな。

ということで本記事放出。面白顔に変わるまでいたらいいのに。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館市情報へ
にほんブログ村

?

ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

?

 

« 【2024年版】函館市内「シギ」「チドリ」事情=第二回=【旅鳥たち】 | トップページ | 【伏線回収編(2)】いわゆるひとつの「田舎舌」メニューとはこういうタイプか? »

ありがとう!函館の自然」カテゴリの記事

ただの鳥撮り」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 【2024年版】函館市内「シギ」「チドリ」事情=第二回=【旅鳥たち】 | トップページ | 【伏線回収編(2)】いわゆるひとつの「田舎舌」メニューとはこういうタイプか? »