【食べログ版ラーメン店偏差値】店舗ロケーションの有利不利は昔とさっぱり変わらぬ?【スピンアウト企画】
わざわざ統計を取らずとも函館市民なら直観してるとは思うのだけど。
今回の2シーズンにわたる「食べログ版・ラーメン店偏差値」企画のTOP20の
所在地はこんな感じ。
A=駅前近辺(住所)
B=本町界隈(住所)
C=西部地区(住所)
D=湯川町(エリア)戸倉、上湯川含まず
E=美原1~5丁目
F=国道5号線沿い(万代町、亀田町、亀田本町、昭和etc.)
G=その他
ま、観光客が行きやすい、函館駅近辺・五稜郭に上位店は集中。
これが下位(81~115位)だと
当然「その他」が多くなるのだけど。こんぐらい変わる。
たとえば人の流れができる函館空港(高松町)だと
その他に分類されるけど、「O」は15位にランクイン。
でも、同系のハコビバ店は50位前後。
この事実がブランドではなく場所であることと、ハコビバの知名度の低さを
伝えている。
たとえば国道5号線(227号線)や産業道路沿い、クルマで立ち寄りやすいとすれば、
狙いは観光客じゃなく地元客。
となるとどういう内容だったらなじむのか。
五稜郭駅前、元「一文字」のロケーションに札幌から来襲。
観光客には塩ラーメン。地元客には塩ラーメン以外。
この「以外」がなかなか難題。
新顔で奮闘しているのは
本町
美原5丁目
この2軒ぐらい。
ほかの「新顔」は瞬く間に失速しとる。
いっぽうでファミリー狙いな印象の
(+唐揚げ、+フルーツサンド)
とか
商業施設隣接系の
には食べログレビュアーは集まらない。
ラーメンファンはともかく、函館市民全体がほんとうは新味を
求めてないことが透けてみえるのだ。
つまり、新しい店には「行ってはみるが」
否定が前提で、その状況を引いてみると
函館シミン、飽きっぽいように見える。
いやいや、舌が保守的なだけ。
逆に飲食店側がこの特性を熟知していれば、
個性的で魅力的な飲食店が成立しがたいのが
函館というマチなのだと言える。
函館と言えば塩ラーメン。
ということにしておくか。
これが函館在住者のホンネなのだろう。
そして、自分ほんとに塩ラーメンが好きだよ、と言えばいうほど
それも保守性のカミングアウト。
塩・しょうゆ・味噌の限られた味覚の中で、
自分に合う・合わないは陳腐な話なのだ。
九州とんこつにどっぷりな変わり者のマチカドニストにしてみれば、
徒歩10分圏にそれなりのラーメン屋があれば、ふた月イチぐらいは行ってもよい。
その程度の感覚。でもラーメンじゃなくてチャーハン食うか(笑)
リピート理由は「味」だけでもない。
きびしく言うなら、函館にいまわざわざ食べたいラーメンはないでしょう、
それが結論なのですわ。
ラーメン偏差値をしてみて、ほぼ行きやすい店が人気という結論には
がっかりでした。
そういえば昭和に不定期営業の「つけ麺」のお店があるそうです。
SNSで営業を確認してから行く系。
自分はとっくに閉店だと思っていました。そのぐらい変わってないと新顔は
生き残れない函館。
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