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2024年7月31日 (水)

【誤解しまくり/されまくり!?】食べログ・ラーメン偏差値企画でわかった「函館人気質」

正直言えば、やってくと、たぶんわかるんだろうな、

ということで、見込みがあって始めてます。この企画。

ただ、狙い通りピタリでもないですけど。

 

まず最初に

「函館人気質」と食べログの関係。

食べログのデータから、飽きっぽいと言われる函館人気質が透けて見えるのか?

 

如実に見えてきたのは、ノミネート113ラーメン店の継続年数平均です。

240727shot_all113_sustyrs

数字は継続年数。

一般的に3年が飲食のカベと言われるなか、短命店が多い函館。

ところが113店の平均継続年数は「14.1」なのです。

信じられん。

な・が・い!

グラフを見ても真ん中が「10~15年」でしょ?

 

これを順位別に分割するとこうなります。

240727shot_all113_sustyrs2

上位ほど歴の浅い店が多い。

これは偏差値集計システムが「営業期間」に対する「クチコミ投稿数」だから。

まあ、新しいものに反応する気質はとりあえずここに表れています。

ただ問題なのは老舗が下位に固まっていること。

・ラーメン屋は客が少なくてもつぶれない

・食べログとは無縁な層が老舗にたくさんついている

さて、どちらが正しいか。

それとも両方か。

きっと正しいのは後者でしょうな。

食べログとは無縁な層…。

いつもの店の、いつもの味で満足。

新しい店には興味なーし!

 

マチカドニストの独自の推測だと、

興味なし層:新店好き層の比率は甘く見積もっても7:3ですよ。本心では8:2といいたいところ。

この後者の3割が活発で目立つだけで、無関心なご近所層をしっかり取り込んだラーメン店が

結局続いている、のではないでしょうか。

 

塩・しょうゆ・味噌の範囲から絶対外に出ない保守層が実は

函館のラーメンを支えている。

世代だろうって?

いやいや。そうとは限らぬ。

 

新しモノ好きなようでいて、

飛びつく割には保守的。守備範囲が狭く、すぐ飽きるのではなく

最初から認めるスタンスにない。それが函館。

一度行ったからもういいでしょ。

これが決めゼリフのようです。

240229norton1e

マーケティング・マインドを欠く店側は

無抵抗に短命での撤退を繰り返す。

近年ますますその傾向は強い。

だから6年以上10年未満の比率を定点で観察するとよいかも。

 

次回はロケーション。

そのあとでレビュアーの「質」から見る真実と進めようかな。

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