【遊びゴコロ】引いてみて、函館らしさを強調した野鳥写真に仕上げてげてみたの巻
きっかけのAがなければBはなく、
BがないならCもない。
だから人生は面白い。
で、そもそもこの鳥を撮れたことはかなりラッキーだったらしい。
もちろんいるとこにはいる鳥だが、
北上する春の渡りで函館くんだりでひっかかることは稀。
はるか南からやってきて、ずっと北で繁殖後、ことし生まれのチビたちが南下の途中で
立ち寄ることはこれまでにもあった。
しかし今回は夏羽。
最初トウネンだと思い込み、とあるベテラン観察者にネット上で
ミユビシギでしょう、と指摘される。ミユビシギ夏羽は初撮。函館以外でも。
だって4~5月に函館を離れて鳥見に行かぬ。
よく見ると顔から胸にかけての縦斑がオバシギ的でトウネンっぽくないわけだが、
トウネン夏羽もじっくり近くで見てないので、
ちいさなシギ=トウネンという先入観にハマった。
だいぶ疲れていたようで、風と波を避けて
流れ着いた海藻の陰に隠れようとするのだが、ときどき波に流されて
あわてて戻る、を繰り返す。
ずっと観察。てか背中を撮ってもしゃあないので、横向きを撮るには
波が来て流されないとノーチャンス。
たぶんこっちには気づいているようだが、それどころではないらしい。
そっとしておいて。
よしよし。
すると
釣り人が近づいてきた。ミユビシギどうする?
ぶじ通り過ぎていきました。
というわけで
こちらに背を向けていては撮りようがないので、遊んでみました。
み、見てる。
やばい、流された。戻るぅ。
気象条件からここにこうして海藻の小山がなかったら、100%会えていない。
これでなにかいる! と発見したのがすべて。
ということが5月18日にあったので。。。
これもありか、ということになる。6月7日。
コヨシキリ。けっこうスルスル上がってきた。
でも遠いし、このアングルだとバックが暗すぎて被写体が飛んでしまう。
光を考えて回り込んでみると、今度は顔がヨシの陰に。
じゃあ引くか。
これで【函館のコヨシキリ】だとわかるべや。
背景を捨てて、さらに回り込むが
どうしても顔が陰になるか。
絶妙な位置にいますねえ。彼。
じつは5/28に松倉川で声がしたので
けっこう近くで撮れたのだけど、暗かったのと
すぐに手前に隠れてしまったので短時間でした。
そもそもここはオオヨシキリの場所なんで、
けさ渡ってきたので試しに鳴いてみた、だけのコヨシキリ、なのでした。
オオヨシキリはどこでも鳴いているけど、コヨシキリは場所を選びます。
これもいるとこにはいる、鳥なわけです。
毎年こうして手順を踏んでいくことで「シーズンズベスト」に出会える。
シーズンズベストを繰り返すと、知らぬうち「キャリアハイ」になってる。
それにしても野鳥を風景に収めるって難しい。でも面白い。
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