【いわゆる開幕前オープン戦】まずは九州で予習してきた鳥たちの出欠を取る日々【ヒバリ、ムクドリ、キジバト】
誤解だったら申し訳ないんだけど、
多くの鳥カメラマンは季節的に
「何月何日にどこで何の鳥を見た」という記録をまったく撮らずにカンを頼りにほっつき歩いてる?
まさか、ねえ。
自分のルーティンだと、足慣らしのイミも含めて
3月に2、3回。4月前半に3、4回函館山に行き、コマドリの囀りが聞こえたら
香雪園に張り込む。これ公言して久しい。
張り込むと
センダイムシクイが来て、オオルリが来て、キビタキが来て…順番にいろいろ来る。
アカハラが来る年も、シロハラが来る年も、マミジロが来る年もありし、
ビンズイが通り過ぎることもある。メジロやニュウナイスズメは埋め草。
だって、函館山にどんだけ多くのコマドリが鳴きちらしていても、ほとんど撮れないから。
撮るならゼンゼン香雪園。それまでにルリビタキ♂のディスプレイ日、婚活パーティに遭遇すれば
大ラッキー。
なので3月末から4月初旬の函館山では特に期待はない。
でも…
「函館山、どーでした?」と聞く人がいる。
どーでした?って何がよ。
まさか、まさか、である。
さて、北海道では夏鳥。本州では留鳥。
つまり疑似夏鳥。なんちゃって夏鳥。ただ雪がニガテなだけ。
で、真っ先に海峡を渡ってくるのはまずカワラヒワ。
1・2月に大陸から来るのがいるけど。3月になってすぐ、どっちゃり。
続いてツバメ、キジバト、ヒバリ、ムクドリ、ウグイス。
この5種を3月中に捕捉したい。
だってシーズンが開幕してしまえば、その程度の鳥(失礼)にはかまってられないから。
ムクドリなんて、本州では撮影対象ではない。
渡りの季節に(ホシムクドリ、ギンムクドリ)が混じれば別だけど。
でも、函館ではあまり見かけない。北海道全体では少なくもないのだろうが、函館市内では見かけない。
それを3/31に狙い撃ちで捕捉。その直後、
アゲヒバリも捕捉。案外地上では隠れ症なので撮りづらい。
鹿児島県指宿市にて。隙だらけの間抜け顔だしね。
ヒバリ、ムクドリは2023年はついついスルーしてしまい、むざむざ2種逃した。
そしてキジバトも3/30に捕捉。
桔梗1丁目で電線どまり。記録記録。
ウグイスは3/28函館山にて地鳴きで捕捉。
※画像は前期のもの
ヒバリもそうだがウグイスも撮ろうとして時間をかけるのはもったいない鳥。
へえ、と思い、知らんと構えずにいると案外さっと撮れる。追ったらダメ。
ま、ホーホケキョ前の地鳴き状態ではさらに難しいので、4月のどこかで一度撮れればOK。
問題はツバメやね。2023年は3月前半に見かけていたので気を抜いていたら3月は会わなかった。
そもそも市内中心部では個体数が少ない。函館民は自然に対するやさしさを欠くので巣を落とす傾向に
あるからね。了見せまし。
あと熊本・江津湖で予習したのがアオジ。
函館に来てもさえずる♂はイージーだけど、こういう無防備アオジにはまず出くわさないので
撮ってあげました。ノーマーク、アオジ(♂)。
こうして季節の進みとともにベストショットを片付けておかないと、
いざ珍鳥が現われたときに没入できないのね。
春夏の段取り、案外細かい。
この隙間でコクガンに別れを言い、通り過ぎていくカイツブリ類を確認する時間も必要。
3/28五稜郭にて。カンムリカイツブリ。
4/6時点で函館市内82種。全国トータル98種。
前年2023年の全国トータル130種は簡単に超えられそうだな。
油断は禁物だけど。観察全種撮影はまあ難しいけどね。極力。
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