【観察記録】マミチャジナイの観察個体数100超は全国でも突出?【函館山2023秋・第三回】
まずはリスト再掲。
上位30まで。(留鳥・春秋・秋冬)パネルに載ってない鳥は太青字にしてみました。
1ヒガラ2,633
2シジュウカラ1,195
3ヒヨドリ1,075
4ハシブトガラ762
5メジロ621
6マヒワ554
7カケス509
8ウソ393
9ハシブトガラス326
10イスカ317
11ゴジュウカラ314
12ツグミ283
13ウグイス267
14アオジ226
15ミソサザイ169
16ルリビタキ161
17ヤマガラ149
18マミチャジナイ140
19イカル120
20ベニマシコ119
21アオバト88
22カヤクグリ73
23ホオジロ69
24アカゲラ65
25エナガ56
26コゲラ51
27ベニヒワ48
28クロジ48
29アトリ47
30ニュウナイスズメ40
登山道のパネルでは函館山のポテンシャルの3割も語れていない。
まずそこから始まります。
初心者にはここが大きな壁。
では上から順番に。6位の
マヒワ。
ちっちゃくて黄色くてかわいい鳥。
函館山では、いやどこでも群れで行動しているので
特定の餌場以外には立ち寄らないので個体数ほどはじっくり観察できない。
10月アタマ、けっこう早い時期から顔出していたけど、
はてさて真冬はどこへ行ってる? 不明。
つづいて10位のイスカ。
これも
こんなにたくさん群れで飛んでるんだ!というだけで函館山ではとまった姿は
ついぞ見たことなし。大好きな松林は山にはないから。
それでも勤勉というか、朝からよく群れで飛んでいて、塒(ねぐら)をキープしてる?
ぐらい頻繁に見かけました。
よほど市街地のほうがよく会える。オスが赤。メスが黄。上面が薄いのがちび(幼鳥)。
まだ全然確信に迫らないわ。
登山道の左右にある薮でよく地鳴きしている鳥。
ウグイス。(13位)
地鳴きはジャッジャッ。
アオジ。(14位)
地鳴きはヂッヂッ。
そしてミソサザイ。(15位)
地鳴きはヂュッヂュッ。
この違いが聞き分けられるようになったら初心者卒業。
けっこうウグイスとミソサザイは似ていて、ミソサザイのほうが軽い。
こんだけノーガードで出てくるのはまれ。
出現ペースはグラフのような感じなので、
ウグイスのあとをアオジが追いかけて、その後ミソサザイが両者と
入れ替わります。
函館市の鳥、ヤマガラ(17位)は秋はそれほど函館山には来ません。
もっと標高の低い場所でおんこ(イチイ)のある場所にいるケースが多い。
函館山じゃなくても下でよく見かける常連さん。カラ類の中では函館山では少ないほう。
ってだけ。
で。18位のマミチャジナイが特徴的。
しっかり渡る「旅鳥」です。別に日本列島を通らなくても目的地に行ける
ハズなんだけど、日本がそれも函館山が割りと好きらしい。
白い眉が明瞭。頭部が濃いグレーなのはオス。
こっちはメス。(若鳥)
ツグミ類はほかにクロツグミ(39位)、アカハラ(43位)、シロハラ(52位)、
と南へ向かう鳥はいるけれど、それぞれに警戒心が強く、すぐ細かい枝の奥に潜るので撮りにくい。
そんななかで確実にマミチャジナイの個体数が多く、相対的にガードも甘い。
ただ、どのツグミ類か判別できなかった個体数はマミチャよりは多いのだけど。
↑アカハラ
秋に南下するツグミ類はみんな撮りにくい。撮るなら春夏シーズン。
ことし多かった鳥はいろいろあるのだけど、この19位のイカルも多かった。
鳴き声に特徴があるんだよね。けっこうかわいらしい声で鳴く。
コトバには変換しづらいけど。一部のJR東日本のホームで階段警告で使われてる。
ぶっといクチバシで堅い実をバリバリ食べます。
クチバシに斑があるのはことし生まれの若鳥。
次回は
函館山2023秋・第四回は1/8 6PMに更新予定。
ベニマシコ、カヤクグリ、クロジなどを紹介しましょう。
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