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2024年1月14日 (日)

【バードウォッチング後進国にて】函館の価値、そして北海道の価値 PART2【データは語る】

自然一流、人間三流。そこを踏まえて。

少し話を近場に戻しますか。

まずは函館山。観察種数96だそうです。

240103dl_hakodatecity

ただ「未開の地」ではなさそうで、自分が記録した2023秋の68との差分はわずかに28。

「2023秋」と言ったって、わずか50日/75日でっせ。つまり観察日数50日(各3時間以内)。

だから68という密度に大きなイミがある。

 

イスラエルのA.N.がのっけてくれたのが

240101_birder_an_hkd_1007

この10種。※「最後に見た」のリストアップ。ミサゴは9末に自分も見ていた。コサメビタキも同様。

でもキセキレイは自分も「船見町」の上のほうで見ていて、広い意味では函館山。

鳴かないツツドリカッコウかもしれないし、ハシボソガラスも上にはいない。

スズメも同様。カワウ、ウミウ、カモメ類は海岸だし。

となると、マジ?と思えるのはチゴハヤブサのみ。96でも現状では水増しか(笑)。

 

だから、50年60年、積み重ねても、せいぜい120まで行くか、行かないか。

150種=野鳥の宝庫説は明らかに水増し。

まさに上空通過のオオハクチョウ、コハクチョウ、マガンなども加える勢い。

 

もちろん過去にヒメイソヒヨだの、コノドジロムシクイだの、1回こっきりの珍鳥が

バンディング(標識調査)にかかったことは事実なのだが、離島じゃない「陸地」「山林」で100を超えるのは

想像しがたい。これが現実。

数が多くなる場所はカモ類・ガン類などの水鳥や、干潟を必要とするシギ・チドリが加わってのものだ。

 

それよりも、だ。

「函館山以外で観察できる鳥も多い」ことが函館バードウォッチングの価値。

野鳥ネタ、後半戦はその話を中心に進めたい。

 

前にも書いたが「声のみ」も含めると、2023年は函館市内で128種観察できた。

231230made_yearly126_

注:年間126種のうち(コシアカツバメ、セグロセキレイ)が函館市外。

ヒバリ、エゾセンニュウ、ツツドリ、ホトトギスが記録日時抜け。よって128。

231031made_hakodate_oct23

23/10/23時点。10/1-23で83種観察。この事実が重要。

 

ということは年間で見れば、秋の「函館山」以外62あったことになる。

じゃあ、どの季節にどこでナニが見られるか。

そこが把握できて初めてレアの価値もわかるのである。

 

ちなみに。自分の

年間130種は2023観察種数では全国100位ランキング外。

北海道なら(128種で)位。1位の人は181種。

つまり複数の都道府県にまたがって観察している人だけが全国ランキング上位に入っているわけだ。

当然ダケド。

そしてその第5位が「函館市のみ」ということに価値がある。

悔しかったら超えてください。基準になってあげます(失礼)

自分はいまのところ、市内での7年間トータル観察種数は

240108dl_myhakodatelist

プラス声のみエゾセンニュウで159種。(1/11に+1)

※ただし、函館市内だけで約10年で160超記録している人物が身近にいるが…

残念なことに第一人者としての自覚はないようです。

その人物のリストと自分のリストを合算した170は現実的な数字

240103dl_careermap

ま、あなたが200を目指すのならぜひ遠征してください。

きっと函館の価値が実感できることでしょう。

おっとその前に撮りっぱなしはヤメて記録して数えることをオススメ。

目標がなければ励みにならぬ。

だから、単なるジジイの暇つぶし化してると揶揄るわけよ。

 

だいぶきつい言い方をし続けているが、自ら伸びしろを捨てて

それも個人の自由とのたまうカメラマンがあまりに多い、その結果、

函館バードウォッチング後進国のさらに遅れた地域になってる事実を

もっと悔しがったほうがいいぜ。

 

そういえば年明けに犬を散歩させてるオッサンがカメラを持っていて

「ナキウサギ」の画像を見せてもらった。十勝岳方面まで会いにいったらしい。

でも彼は

231209isuka06f

イスカを知らず。こんな特徴のある鳥。鳥撮りじゃなくても

教養人なら【イスカの嘴の食い違い】ぐらい知ってる。残念な好サンプル。

 

では次回は1/16 6PMで、函館山でクソ忙しい時期に

函館山以外で出会った鳥たちを既出も含めてまとめましょう。

 

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コメント

こんばんは。私は鳥に詳しくないので、チゴハヤブサが、函館山で見るのが珍しいのか、函館地区で見るのが珍しいのかを指しているのかは、今日のブログでは判断しきれなかったんですが、西桔梗から七重浜の住宅地に、多分チゴハヤブサ見ましたよ。鳥に詳しくないのに何で?と思うでしょうが、何気なく朝、民家の屋根に止まっていたカラスを見ていたら、明らかにサイズも見た目も違う鳥がしれっと混ざっていて、気になって調べてみたら、サイズ感や顔立ちがチゴハヤブサでした。猛禽類独特の凛々しい顔立ちにキュッと鋭い嘴でした。何だか自分もカラスと仲間ですよみたいな雰囲気で可愛らしかったので覚えています。その後も通勤途中、同じエリアの民家の屋根で何度か見かけました。
とはいえ、鳥に詳しいわけでも、特別に好きでもないし、運転中に見たので、大人になってない隼とかを勘違いしている可能性はありますが。
函館山でチゴハヤブサを探しているなら、役に立たない情報で申し訳ないです。
もしチゴハヤブサを探しているなら西桔梗から七重浜のあたりを探してみてはいかがでしょうか?

>ななしさん
>西桔梗から七重浜の住宅地に、多分チゴハヤブサ見ましたよ。
鳥に詳しくないと書かれているので、コメント難しいですが、それは間違いなくハヤブサでなくチゴハヤブサでしたか?
推測ですがチゴハヤブサは夏鳥なので、北海道にやってくるのは5~9月ぐらいで、胆振・石狩などでは観察されています。
いっぽうハヤブサは留鳥なので自宅の近所でもたびたび見かけています。
飛び方としては似ていると思いますが、ハヤブサ(飛行距離・速度)のほうがダイナミックじゃないかと思います。
時期が移動の時期ならば可能性は高まり、それが時期をおいて複数回なら繁殖の可能性も出てきます。
「見たことがある」だけではなんとも。。。

あと、イスラエル人バーダーA.N.の視力・識別力そして自信に驚いた、という意図で書いています。

いくつか記事を拝読いたしました。よく読みましたら意図も理解いたしました。
チゴハヤブサの名称だけで、確か見かけたぞと思ってコメントしてしまいました。探しているなら見た場所お知らせしようと気持ちが逸ってしまい失礼いたしました。見たのは5月の連休近辺だったんで多分チゴハヤブサだと思うんです。飛んでいるところではなく、カラス数羽と民家の屋根に止まっていたんですよ。明らかに種族違いなのに、カラスも逃げるわけでもなく、チゴハヤブサ?も自分、カラスですけど?みたいな感じでいたので、なんか可愛くて覚えていました。最初は猛禽類だと思ってググったんですが、隼にしては小さいなと思い、チゴハヤブサの画像でこの子だ!と思ったものですから。
とはいえ、普段から鳥を観察していたわけでもないんで、絶対そうだとは言えないんですが。


>ななしさん
なるほどそうですか。5月なら夏鳥として渡ってきた、可能性は大ですね。市内でも定着して子育てできる環境があれば面白いですね。
とまっていたところを観察したのなら、ハヤブサと見間違う可能性も低いのでしょう。
ハヤブサは崖好き(急降下に特色)ですが、チゴハヤブサはそうでもない印象で、そのかわり広いスペース(1km四方超?)と、獲物と待つ場所と、あとは安全に巣作りできる場所もだいじかな、と思います。
まだ観察したことのない種なので、見つけられたらきっとうれしいです。

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