【自由度限定・ランチまで?】修行の場を見せてあげましょう、のセット拝観【永平寺@福井県】
自分の旅史のなかでは神社仏閣は最後の最後。
ある程度絶景をクリアして名城をひと通り集め、
ようやく国宝級の神社仏閣に手をつけることができた。という段階。
世界遺産を攻めていて、熊野三山をクリアしたから高野山に気づき、
それなら比叡山もだわ、と発想が進む。
福井県の永平寺もそうした局面でようやく必須となった場所のひとつ。
で、実際に行ってみると解ききれない謎がある場所、でした。
拝観料500円を払う前に、まずは環境というか外周というか、と
チェックしていたら、
この唐門の先で「この先は進めません」とセンサーカメラに自動応答で
注意されてしまいました。境内の案内図なしにテキトーに歩くなと?
しかたなく「通用門」から入場。するとC・Tの団体さんたちが
ゾロゾロ湧いてきた。彼らといっしょにゾロゾロ誘導されて行くん?
永平寺の拝観は玄関で靴を脱いでスリッパで順路に従い、
室内をひと筆描きあるのみ? まさか。
この順路が実際行ってみないとわからない。
寺院の公式サイトや永平寺町の観光サイトでは事前に調べ切れない。
いまどき?
ここが拝観者玄関の吉祥閣。
吉祥閣を2階へ上がると通る傘松閣1階の広間。天井絵はgood!
で、傘松閣を2階に上がると、通路は
山門に通じている。こちらは山門から見る中雀門。
で、山門はどこから見る?
しょうがないので見上げてみた。の図。
外には出られないので山門を正面からとらえるのムリ。
なのに団体さんたちは山門の後ろ側を一生懸命撮っていて萎える。
中雀門の段まで上がると仏殿が正面に。
山門、中雀門、仏殿、法堂と(★印)
縦に並んでいるので次は法堂ね。
まだまだ上がるでぇ。
ということは法堂(本堂)が見渡せる「段」がここだな。
永平寺は主な建物を七堂伽藍と呼ぶらしい。かなりの斜面に配置されています。
ここまで山門、仏殿、法堂は七つに含まれる。
あと4つだって。
左サイドにある僧堂。あと
右サイドにある大庫院。
おっと東司・浴室も七つ数えるうちのひとつなんだ。東司はお手洗い、浴室は読んで字のごとく。
ま、トイレも入浴も修行ですので。
てか、さっきの図面、あとで役に立つかも、と
とりあえず撮ってみた「絵」じゃねえか。
七堂伽藍以外にこれだいじそう、と撮ったのがほんとうにだいじな建物だったのか
よくわからずじまい。
※いつ建立、いつ改修的な文化財的な視点はなさそうでした。修行の現場は
「道場」として機能すればよい。
というわけで屋内観光なので雨や雪には強かろう、ですが
不親切感に満ち満ちていた観光体験でした。
きっと真冬だと印象も違うんでしょう。
だいたいにおいてC・Tにはガイドがついていて、それをこっそり盗み聞きするのが
ありがちパターンのはずだが、それもなく。
C・Tの皆さん、これで満足???
京都の臨済宗の大寺院(東福寺や建仁寺)には(周囲との融合にも)感動するものがあるが、
こういうのが曹洞宗の流儀?
ま、高岡の瑞龍寺もクローズドな構成だったけど、拝観の自由度は損なわれてなかった気がします。
大阪・京都も含め、大小数々の寺院を巡っていくと、現代におけるそれぞれの位置、
宗派の現状も含め、伝わるもの、あるよなぁの巻。
日本人って仏の名の下にすべて許容しているのでしょうか。
以上。
次は延暦寺。来年か再来年か。もっと先か…。
ちなみにこの日は永平寺門前でランチするしかなかったので「てらぐち」
でした。冷やしおろしそば。選択肢はそば、しかなし。
天ぷらは品切れ。
福井県吉田郡永平寺町でした。永平寺あっての自治体、です。
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