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2023年8月12日 (土)

4種盛りの組み合わせを熟考していて気づいたこと。【8月の海岸線】

久々に。

3種盛りまでは過去に経験がありましたが、

この日は初の4種盛り。

まあ、函館ですから。

4種でも多いということですよ。

求めればそれなり、の場所。

昔、何人かに教えましたが誰もここへは来ません。

鳥撮りは。

 

過去記事を掘ってみたら、遠征版のシギチは何本か

(21年9月にだいぶ振り切りました)ありましたが、

地元版はすくなくとも最近、書いていないようです。

さて、4種にも順序があります。

キョウジョシギ、ソリハシシギ、イソシギ、キアシシギ

順序はこうかな?

230804kyoujoshigi06

出逢いがいちばん少ないキョウジョシギでも6,7回会っているでしょうか。

でも久々。5年ぶり? しばらく会ってませんでした。

ことし生まれの若オスですかね。目のまわりが完全には黒でつぶれていません。

シギ類の夏羽もどき→第一回冬羽前でしょうか。

それにしてもこの鳥、不思議な模様をしています。京女鴫(きょうじょ-しぎ)ですもん。

こいつが来ていたので、

さて、きょうは真剣に撮るか。

こうなりました。

2番めはソリハシシギ

230804sorihashishigi05e

この場所ではお初。です。道南では…過去砂崎では会ったかな。

けっこうフットワークの軽いヤツ。

シギチはどいつもこいつも動きがありますが、この4種のなかでは落ち着きのなさは

ソリハシ>イソシギ>キアシ>キョウジョですかね。

ソリハシは岩礁よりは砂浜派。先のキョウジョシギは砂浜よりは岩礁派。

ツーショットにはなりにくい?

230804sy_01

ソリハシシギの脚はかなり赤いのだけど、キョウジョシギのほうがもっと明るい赤です。

 

で、続いてはたぶんお調子者でなんでもあり、なイソシギ

まあまじめに南北の渡りをするタイプではないので、お調子者です。

真の旅行家とはいいがたいタイプ。本州ではおもに海岸より水路です。

「磯」にはまあいない。でも、北海道では浜辺みたい。

230804isoshigi03

眼のまわりの白さと胸から肩にかけてのカンジ(白の食い込み)がイソシギ。

まあまあにぎやかし、なヤツです。

 

で、この時期、この場所の主がキアシシギ

230804kiashishigi06

肩からおなかの縞々な感じがキアシシギ。言うほど脚は黄色くないです。

でも個体によってはかなりオレンジなのもいました。

過眼線はイソシギよりすっきり通っています。

夏から秋。いつもここに数羽で滞在しているようですね。

ちゃんと時期を調べたことはないけれど、

秋口の道南は7月後半から8月いっぱいぐらい?

どこでも見かけるわりには真面目に南半球まで渡るタイプ。

で、どこでも見かけるわりに大勢が集まる有名な干潟はあまり好まなくて

マイナーな土地を選んでいくみたい。

 

で、ポイントはキアシシギが仕切っている時期に、イソシギが調子よく乗っかると

他のゲストが「ここ、過ごしやすい?」と集まってくるシステム

主体は同種のシギチたちの群れからはぐれた未成鳥たちなので、そうした感覚を頼りに南へ進みます。

で、敵が来てもちょうどいい距離にテトラポットがあるので、とりあえずそこへ避難しておけば

やりすごせる。それにしてもこんなきれいとは言えない場所でも「餌が豊富」なんですな。

 

シギチのかわいいところはこちらが動かずじっと構えていると、すぐ油断してひょこひょこ近づいてくるところ。

警戒は70%他人任せでわりと餌さがしに夢中になってくれます。

 

で、だんだん陽が高くなってきて、順光になってきたので、撮る対象を楽しく物色していたら

あるタイミングでキアシが飛んで逃げ、続いてソリハシ、キョウジョも逃げました。

何?

そうしたら海パン姿のアラ80じいさんが波打ち際を歩いてきます

おいおい、どこ行くんじゃい。

すると波打ち際ウォーキングじいさんは目の前でUターンして来たルートを

戻っていきました。

別に撮影のジャマをするのはしかたないにしても、「あ、どうも。そこにいましたか」ぐらい

リアクションせーよ。

つまり、ハコダテの暑い夏2023につき「海パンじいさん」だったんだぁ!と。

で、その後ろ姿を見送って5分。10分。

230804kyoujoshigi09

またキョウジョ君が戻ってきて、餌さがしを再開。

お調子者イソシギもすぐに復活です。

230804isoshigi04

このプルプルはリラックスしている証拠。

ちなみに4種盛り中、ツーショットは先のソリハシ×キョウジョのほか

230804ik_02_

イソシギ×キアシだとこんなカンジ。イソシギが気持ち小柄。

そして上面の色はかなり違います。

230804is_06e_

イソシギ×ソリハシでもこのイソシギ若干小柄。嘴の形状が明らかに違います。

230804ks_02_

こちらキアシ×ソリハシ。真正面ヅラは似ているのですが、胸~脇のカンジが全然

違うことがわかります。4種盛りだからツーショットは6パターンあるわけですな

ま、キョウジョは似ても似つかないですが、ほかの3種はどのアングルだと特徴が

出るか、リアルタイムで撮り分けるのは実戦的だと思います。

函館だとなかなかこういう機会はありません。

ちなみにどう頑張っても4ショットは無理で3ショットが3種どまり

イソシギ×キアシ×ソリハシ

230804iks_01_

キアシ×キョウジョ×ソリハシ

230804ksy_02_

キアシ×キョウジョ×イソシギ

230804iky_01_

1種1種は珍しくなくとも、案外非日常な瞬間のように思いました。

海パンじいさんとの遭遇とどっちが非日常?(笑)。

 

ちなみに鳥撮りの基本だと思いますが、優先順をどうつけるか。

優先順をつけるためにはどう識別するか。

こればっかりは日々の鍛錬なわけです。

 

最後に読み手がカチンとくる、余計なひと言。

「シギチはみんな似ていて区別がつかないからキョーミない」

いやいや見事なイナカモノの捨て台詞です。

全国レベルのシギチ達人なら失笑モノでしょう。

シギチ観察の紛らわしく難しい部分はもっともっと先にあります。

誰だって最初は初心者なので、早く積んだ者勝ちですから。

ホンマ、このブログはひと言、ふた言多いわ(笑)。

 

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