【観光都市としての魅力とは?】あらためて港町ヨコハマを巡って光と影を実感…の巻(1)
よく聞く話。
出身は?と聞かれて「神奈川」と答える人は横浜以外の人。
横浜出身なら出身地は神奈川と答えず、横浜と答えるという。
現在、横浜市の人口は約377万(22年5月時点)。
東京の23区を除けば、「市」としては日本最大。
もうこのくだりで常識ある人なら
文章の先が見えてくることでしょう。
わざわざ観光目的で横浜・東京を訪ねたのは人生初。
なぜなら、長いこと東京にいて、横浜も東京もすでに知ってるし。
仕事でも横浜のいろんなとこ行ったし。
そう思ってたから。
間違いなく。間違いなくマイルがたくさん埋まってるから、拾ってみようか。
そういった不純な動機で始まった旅であることを隠すつもりはない。
ただマイルがたくさん埋まってる、ということは歴史がたくさん埋まってる、ということで
その「歴史」とやらを自分以外の旅人さんたちが「楽しめて」いるかどうか、
これはまた別問題なので、「さぁすが!」なのか「なぁんだ!」なのか確かめるだけでも
価値は…あるのね。
自分にとって横浜に来たぜ!
のビジュアル1は「山下公園」。山下公園と言えば氷川丸。
ビジュアル2は「港の見える丘公園」。そこからよく見えるのはベイブリッジ。
となるとビジュアル3は「横浜山手の洋館エリア」。外国人墓地やいろいろ。
ベーリックホール。
234番館。
外国人墓地。
さらに賑やかで楽しい日本一の「中華街」。
でっかいでっかい赤レンガ倉庫が人気の「みなとみらい21エリア」。
まあメジャーどころがこれだけ揃えば、多彩で1日楽しめるどころか
1日では足りない、ぐらいのボリューム感。
とここまではそれぞれ知ってるし、想定範囲内。
実は各エリアでこまかくマイルを拾っていくと自然に
そういうことだったのか、が見えてくるわけね。
たとえば、
これなんで堀川というのでしょう。
なぜ関内というのでしょう。
吉田橋がなぜ重要……?
まあ一度には語れませんが、
その歴史の面影を残している部分。
それが何の痕跡なのか、まさに「ブラタモリ」的に探訪するから
深みがわかる。
で、決してすべてに人口377万的な光は当たってやしない。
まさに横浜で見つけた「影」の魅力ってとこでしょう。
メジャーななかに潜むマイナーな部分。
わずかな時間の滞在では「垣間見えた」レベルではあるのだけど、
函館を筆頭に多くの名のある港町が光より影が増しているなか、
横浜は377万と都民に支えられて、ひたすら影の部分を隠しつづけているように
見えました。
ここで聞いた「想い出のセレナーデ」(インストゥルメンタル)はもう忘れん。
でもねえ、観光的には「影の魅力」っていうのがあるのよ。
この1か月後、あろうことか?神戸の半日観光を試みたのでよーくそれが理解できた。
逆転の発想を成功させるために必要なのは「街への愛」が必要で、
それはなかなか時の流れに押し込まれて成功しないのだけど、
地元民が奮闘する姿もまた「観光」としてある程度成立したりする、と思う。
さて、第一回はここまで。
ちなみに377万の内訳。
当該観光エリアの中区・西区の人口が全体のどの程度か。
よく、わかるでしょ?
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