【5月の幸せ】トリゴコロ、ヒトゴコロ【これを妄想というならどうぞ】
※期せずしてGW中に1日3更新の日。次の更新時間は12:00AMっす。
はっきり言って「自慢系」なので嫌な人は避けてね。
とても申し訳ないのですが、4月下旬から5月にかけては
かなり幸せで。
ほんとうに申し訳ないぐらい。
自分がこんなに幸せだから、同好の方々も同じように
幸せを感じてくれることを祈るのだけど、
そこに「真実」があるのよね。
やば、ハナから脱線の兆候。
こっち方向の話はまた別の機会に。
ついこないだ(ここの主のように)いつも会ってるカメラマンに唐突に質問。
いい写真ってどんな写真ですか。
唐突だろう。
その人が言うには…
「表情かな」
そ。被写体が生き物の場合はね。
さては野鳥やリスの写真について自分が聞いたと思ったな?
別にいいけどね。
5/2の早朝。
前日、こんな写真が撮れたので、再び「同じ」ポイントへ。
いましたいました。
カノジョ(カレ)が言うには
「なんだお前」
だそうです。
それがカノジョ(カレ)の挨拶なんで。
間違いなく人間の自分に挨拶してきた。
ルリビタキの若鳥はそういう性格してんだもん。しゃあない。
これが成鳥になると、人間を無視してくるのね。気づいているのに。
でもってつい追っかけてハマる(笑)
個体個体でも違うか知らんけど、野鳥の種類によって性格がそれぞれ違うし、
コミュニケーションの取り方も違ってくる。
埋め草(会いたい鳥に出会わないときの暇つぶし)の代表シジュウカラ。
水浴びです。
終わりました。
鳥って羽が濡れていると思うように飛べないので、水浴びには
細心の注意を払うのだけど、ここのシジュウカラは人慣れしてるから平然。
シジュウカラは「ダーウィンが来た」で紹介されたように
実に語彙が豊富。シジュウカラどうしでコミュニケーションするばかりか、
ご近所種のヤマガラやヒガラとも意志を通じ合わせるという。
ま、現場で何百回出会ってる彼らを見てると、
ちょっとニュアンスが違うんだな。
カラ類の発する鳴き声のほとんどは独り言で会話は成立してないの。
それを解釈したい個体だけが都合よく解釈する。
ジジジジ。は基本的に警戒なんだけど、
これ独り言。
昔、手乗りヤマガラで遊んでたとき、
シジュウカラも手乗りしないかな、と手のひらにナッツを乗せて差し出したら
「ジジジジ」言ってた。
怖いなら逃げればいいのに、見え見えの植え込みに隠れて「ジジジジ」。
これをブログ主は「ヤバイヨヤバイヨ」と翻訳。
つまり餌は気になるが、手のひらに乗るほどの勇気はない。
別に周りに他の個体がいて知らせてるわけじゃない。
5月のこの季節。よーくシジュウカラのメスが「アイシテル?」の甘え声を出している。
これは巣立ち雛が「ゴハンちょうだい」というときの声にそっくり。
でも、同行のオスは無視。だって独り言だし、すぐにあげられる餌を持ってないし。
別の場面ではペア行動しているシジュウカラはオスのほうが
「人間、(近づいて)来たよ」とメスに教えてる。
メスのほうは「とりあえず」黙って聞いてる。オスが警戒役。
シジュウカラは太いネクタイがオスで細いネクタイがメスなので
じっくり見てるとと識別できる。
※先の水浴びシジュウカラはメス。
見晴公園のそこらじゅうでペア行動してるのだが、
そんな仲良し夫婦がちゃんと子育てできるかといえば話は別。
人間とフレンドリーなせいか、よくわかる場所を巣にする。
それでも数で圧倒系なので、個体数はナントカキープできてるらしい。
季節のお客さんを見かけないときはこうして埋め草観察して
トリゴコロを学ぶ。
鳴く鳥。鳴かない鳥。
どういうときに鳴くか、何を食べてるのか、どの樹が好きなのか。
それがベースにあって、その日の光を見て、枝の高さを見て、
撮れるか撮れないかを瞬時に判断するので、野鳥撮影はスポーツ的要素が大。
カメラマンには高齢者が多いけれど、これで目と耳が衰えたら
つらいと思う。
※エゾムシクイがほんとうにムシ食べてる瞬間画像(レア)
視力には限界があるので双眼鏡は必携だけど、それを持たずに撮ってるオッサンは
よほど目がイイか、単なる暇つぶし。
10回出会えるところ、2、3回しか出会えない
ならこれは人生のムダです。
そうそう。埋め草ではないけれど、
同好カメラマンの観察は重要。よく見つけてよく撮ってる人が、どのポイントで何を
狙っているか、埋め草に甘んじているのか、ただの手あたり次第なのか。
レンズを上を向けて空抜け(空バックで鳥本体に露出が合いにくい)でも撮るような
価値がある鳥なのか。
もちろん挨拶レベルの低い人物は観察力もそんなレベルっつーことなんだけどね。
シャイだとかそういう理由で挨拶しない人はそれも人生のムダ。
ちなみにこの2カットを比較してオオルリの表情はどうでしょうか?
最初のオオルリはもう1羽のオスとこの場所をどっちが取るか
検討中の瞬間を自分に見つかった。明らかにこちらに気づいている。
次のオオルリは4、5人のカメラマンに迫られていて、
「なんだこいつら」となってる。
プレッシャーのかかったオオルリは背筋を伸ばしておなかをぼてっと
出す傾向がある。順光で全身を撮れても、この表情はちと足りない。
というわけできょうの締めはコイツ。
鳥の名まえはシメ。
できすぎでしょ?(笑)
この時期、コイツも埋め草。
数日前にこれいいでしょう、と撮ったのだけど
光の威力が違うと絵も全然違うわ。
でもめちゃくちゃ目がいいのでノーガードなら30メートルで気づいてしまう。
樹上でチンチン鳴いていて、さっぱり降りてこない。
ただこのときは樹に隠れながらそっと近づいてたら、
警戒アンテナたたんでました。距離は10メートル前後。
よほど地面に落ちてる種子類が美味しいんだね。
満足そうな表情してるけど、食べてるときはこのぶっとい嘴を閉じることがないので
こういう表情ばかりです。
いかにこちらが先に気づいて、気づかれないように近づくか。
もしくは気づかれてもノーリスクを感じさせるか。
すべては相手を知る、というところからですよ。
70を過ぎて、そういうアタマがない、他人から学べないカメラ持ち(もはや「マン」ではないか)は
実はフィールドでは邪魔でしかない。
自分はこの境地に5年で達したけれど、見かけベテランで「マジで?」な人は周囲に増えていて
この人伸びとる!という人物はほぼ皆無。この問題函館飲食とも通じるのではないだろうか。
※あ、戻っちゃった。
挨拶や話ができるのならともかく、そうでないならソーシャルディスタンスを
とって、別のポイントへ行くわけだ。
誰もいないポイントで、被写体と対峙できる幸せは何物にも代えがたい。
※他人が撮れていて自分だけ逃すのも嫌だけど(笑)
そしてその成功体験はどんどん財産になるのである。
というわけできょうはのオオルリ2枚めの1点を除いて、
近くに誰もいないときの野鳥の表情をピックアップしてみました。
自分だけの幸せ。実はこれ、誰にでも味わえるものなんだけどね。
そしてフィールドでそれを自慢し合える関係があれば、それも素敵だったりする。
※去年の出来は過去最高だったので、令和四年の目標は去年の85%で。
もうここまでで57%ぐらい達成したので、あと29%の上乗せだあ。(5/2時点)
ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。
« 【5/3速報】新規陽性・道内4市では「旭川→小樽→札幌→函館」の順に?ナゼ?【47都道府県計30433】 | トップページ | 【無知無学からの】弱弱対決ならそりゃ悲劇も起こります【令和函館民気質】 »
「ありがとう!函館の自然」カテゴリの記事
- 【2024年版】函館市内「シギ」「チドリ」事情=第二回=【旅鳥たち】(2024.10.12)
- 【当たり年の次はハズレ年?】「オオタニサーン」のおかげでプチ奇跡。マジで【10年に一度以上のレア観察】(2024.10.13)
- 【eB観察記録】函館市は累計だとすでに「全道3位」なのであった!(2024.10.05)
- 【2024年版】函館市内「シギ」「チドリ」事情=第一回=【旅鳥たち】(2024.10.01)
- 【月間・鳥見総括】6月はさすがにスローダウン。7-8月はきっとさらに静か(2024.07.04)
「ただの鳥撮り」カテゴリの記事
- 【2024年版】函館市内「シギ」「チドリ」事情=第二回=【旅鳥たち】(2024.10.12)
- 【当たり年の次はハズレ年?】「オオタニサーン」のおかげでプチ奇跡。マジで【10年に一度以上のレア観察】(2024.10.13)
- 【鳥見とはそういうもの】ダイゼンが来ればムナグロも来る【市内で初観察】(2024.09.26)
« 【5/3速報】新規陽性・道内4市では「旭川→小樽→札幌→函館」の順に?ナゼ?【47都道府県計30433】 | トップページ | 【無知無学からの】弱弱対決ならそりゃ悲劇も起こります【令和函館民気質】 »
コメント