【まさかの恵まれた自然】カワセミもいればカワガラスもいる松倉川水系【地味野鳥四天王】
※鳥系のストックがまたひとつ増えたのでひとつ放出。
それにしてもオオハクチョウ一家の滞在が2週間を超えました。
昼はどっかに餌あさりに遠征しているようなしてないような。
5羽の家族のほか、離れた場所に「はぐれ」1羽。
自立を促されていっときファミリーから追い出されたのかと思いきや別の個体でした。
(翌日はこの近所にもう1羽…2か所に5+2羽のオオハクチョウ)
松倉川そして鮫川。
生活排水の流れるこんなチンケ?な川にカワセミがいるのか?
と思う人は多いのでしょう。
それにしても「生活排水の流れるこんなチンケ?な川」は
正しい評価なのでしょうか???
というわけで、きょうはカワセミ以上に
清流に棲む鳥、渓流好きの鳥、カワガラスを
取り上げます。
ちゃんとこの両川で鳥を見ている人なら、
「いるよ」
で終わりでしょう。
田中要次氏の名セリフのように(笑)。
見た目のせいで全然人気のない鳥。
コレクター目線ではレア度を中心に判定あるのみですけど。
1シーズンで5、6回はアタリマエというレベル。
年間を通じて観察していると、
カワガラスは冬が近づいてくると、下流へやってくる留鳥のようです。
さすがに下流域で繁殖は無理かと。
ヴィッヴィッと鳴きながら上(かみ)へ下(しも)へ
水面の上を飛んでいる茶色の地味~な鳥です。
でもカラスもそうですが、茶一色に見えて、微妙に濃淡があるので
よーく観察すると面白い。
だいたいはせわしない性格の鳥なので、こうしてのんびりしている
シーンは珍しいです。たぶん下流に来るのは若い個体。
そして撮影しているとカットの3割は白目を向いています。
これは瞬膜という眼球を守る瞼のようなものが発達していて、
これがあるせいで水の中を泳ぐことができます。
カモやカモメのように水面から餌を取るのではなく
平泳ぎ的に水面をスイスイ泳ぎます。(足はついていませんよ)
よって、撮影のタイミングは光が当たる条件で、
岸に上がって、ひと息ついている場面に限られます。
で、よく白目を向いている(笑)。
近距離で順光で岸で落ち着いて休んでいる、確率はまあ20%もないでしょう。
だいたいにおいて川岸からというか、川の護岸上から見つけることが多いので、
これ、カワガラスの目線の高さに下がって、バックがぼけるような低いアングルだったら
ぜんっぜん違う写真が撮れるでしょうね。
ま、松倉川、鮫川ではそんなチャンスはありませんが、
こんな川にもこんな清流好きが住みついている、ことを知って
函館の皆さんにも
「川をきれいに」
という気持ちになってほしいものです。
(撮影日)22/1/4,1/6,1/8
それにしても鮫川に上がってくるのはいったん松倉川で河口まで出て
でしょう? どんだけ下流にいるカワガラス…。
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