【観光じゃなく街ブラ】脱・札幌観光初心者を目指してみたら…見えてきたのは(2)【道内一のマーケット】
正月早々、思った以上に重い記事かも(笑)。
令和三年晩夏の旅・札幌編PART2。
札幌、ベストビュー編で2回イケそうかな、と
思ったのだけど、
並べてみるとみんな
青い空と深い緑ばっかり、でないの。
まったくもって天気がよくて良かったね、という…ザンネン。
とりあえず、積み残した中島公園の2カットを
アップして、やっぱりそーなんだ、へ進もうと思います。
もちろんソレ、函館との対比になりますけどね。
中島公園。隣接するホテルが見えるとこがアクセントどまりで許容範囲。
豊平館。ハデハデしくて
これも旧函館区公会堂のライバルだなーという感想。
※函館のほうがサイズが大きいか。
ま、それはそれでマーキングしておく必要、あるでしょうけど。
自分としては札幌という土地柄、仙台よりは嫌いではないけど、観光的魅力は薄い。
それは小さなころから何度も行ってるから、で
札幌市民にとっての函館も近いものがあるのではないだろうか。
なんちゅうか札幌と函館は「オトナ」の関係。
純粋に観光の対象ではないみたい。
でもそれ、東京のヒトたちから見ると、
北海道にもけっこうでかい街があるんだね!
という初心者な感想となるらしい。
こうしてベストビュー的なアプローチを試みると、札幌って
北海道のスケール感のなかにマジででかい街ができてるな、ということになる。
プチ観光名所のいくつもがそれを示すわけ。
当然、深みのある歴史の匂いは薄く、人口の集中から来る
メガ・マーケット感が強調されてくる。
過去に自分の親族たちも、札幌へ出ていった人たちが何人もいた。
多分に経済的な理由。
つまり、本州の大企業、チェーンからすると「北の拠点」として
押さえたい場所だし、そこで競争に負けた方々は次位を探して
函館を狙ってくるのもアタリマエの構図なのね。
だから札幌市民も「街の歴史」や「個性」にどれだけ関心があるか疑問。
函館以上に「土着」じゃなくて「流入」の街だし。
北海道の中で歴史のある街はこだても、札幌との実質的な差は
数十年(その数十年が重要だけど)しかないのに、その差ははっきりしている。
よく「異国情緒」という便利な日本語に言い換えられがちだけど、
本州各地の本格的な歴史がともなう街に比べると、わが街もそこに逃げてる気もするのね。
ま、そこが「単なる流入者」には読み取れないところ。特に札幌組には。
そこで札幌にない魅力がある、と威張ってもしゃあない。
サッポロを単純にライバル視する時点で無理がある。
でも大通公園と時計台と赤レンガをはずしちゃうと(2020年に記録ズミ)
「作られた街」の痕跡が歴史として随所に残っている。
イチ観光客がキロに及ぶ屯田地区の防風林を散策するこたあないでしょう。
つまり、「開拓の歴史」をどう評価するか、
篠路のある場所には開拓民たちの少ない娯楽「篠路歌舞伎」の碑が
ぽつんと建っている。重要無形文化財までたどりつくのは並大抵ではナシ。
この広場には開拓を頑張った顕彰碑が「集め」られている。
この倉庫からはたくさんの玉ねぎが出荷されていった歴史があるそうだ。
ほら、プチ観光名所までも到達しないっしょ。く、苦しい。
こうした古い商店が「札幌景観遺産」に指定されても現役で残されているのも違和感。
函館の「和洋折衷」な街並みが重伝建に指定されているのとはまた違ったベクトルだ。
そうしたプチ観光名所としての違和感を緩和してくれるのが、こういう系でした。
すべて北海道ゆかりのアーチストたち。
以上本郷新(札幌生まれ)。
以上山内壮夫(岩見沢生まれ)。
以上安田侃(美唄沢生まれ)。自然にはありそうでない曲線美。
一度見たら忘れないでしょう、この作品群。
ほかにも佐藤忠良の作品もいくつもある。
スペースがあるのを逆手にとって「アートな街づくり」が志向されたのでしょう。
函館にあるのは石川啄木を深めていた本郷新の
これだけのようだけど。
「持ってないからこそ」格別アートな街づくりを志向するとも言えるんじゃないかな。
小粒だな、と思いつつクチコミ投稿をしていて気づいたことでした。
次回は再びベストビューにテーマを戻して
令和三年晩夏タビ本州編へ。
次回タビのために見つめ直し。
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