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2021年10月10日 (日)

【令和三年・初「鳥」鉄】第五弾(関東編2)・成果発表

「鳥」鉄第一弾、←へのリンク。

「鳥」鉄第二弾、←へのリンク。

「鳥」鉄第三弾、←へのリンク。

「鳥」鉄第四弾、←へのリンク。

いよいよファイナルの5か所め。

でも手堅い5か所め。

210919funabashi_sanbanse

ここは有名です。有名な干潟。

訪れるのは4年ぶり3回め。

初回は驚き、2回めはスカ。

 

なので3回めは入念に準備しました。

これですよ。ここですよ。

210919sanbanse_miyubishigi2

 

ほかの場所では味わえない素晴らしさ。

日本国内で見ると三大観察地のひとつだと思いますが、

好きに被写体に寄れるのはまずココでしょう。

それと個体数がかなり多い。ピークは過ぎてますが、まあトータル1000ぐらいは

来てたんでしょうね。

 

「東京湾」と広く受け取れば彼らは干満に乗じて、好きに移動することができ、

自由を謳歌してますわ。

 

では、成果。

1.ウズラシギ(初見)

210919uzurashigi06

第一弾で第二弾でどちらも逃したウズラシギ。干潟にいました。初観察。淡水系なのに。茶色いベレー帽がオシャレです。

 

2.オオソリハシシギ

210917oosorihashi07

こちらも干潟のあちこちにいました。合計10羽程度。自己観察数でこれも最多。ぜーんぶ幼鳥。腰が白い亜種、コシジロオオソリハシも探しましたが、みんな上尾筒が縞々でした。

 

3.オオメダイチドリ(初見)

210917oomedaichidori05a_3

今度こそはメダイチドリ、オオメダイチドリを見分けるぞ。と片っ端からメダイチドリっぽいのを撮っていくと、最初に撮ったのがオオメダイ。嘘やん。比べ方と撮影角度がコツと知りました。拍子抜けでしたね。初観察。それほど場所がスゴイんです。

 

4.オバシギ

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まーた会った。第一弾、第三弾に続いてもう3回め。これまで1回しか見てない種なのに…って、最初に見たのはまさにこの場所ですけどね。幼鳥ばっかり15羽ぐらいの群れになってました。

 

5.キアシシギ

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またキアシシギか、のキアシシギがここではマイナー。そういうもんですな。

 

6.ソリハシシギ

210919sorihashishigi1v

調査用の足環のついた個体。まあよーく走ってました。20羽以上はいたですかね。これも自己最多。ソリハシとの出会いはことし4回め。第四弾以外。5回中4か所。です。


7.ダイゼン

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どっちもダイゼン。ダイゼンは東京湾が好きなんです。越冬する奴らもいるそうです。夏羽から思い思いに冬羽に換わっていく途中で、みんなまだら。チドリ系の中では図体がでかいので目立ちます。狙いを定めて餌取りをするので、撮影はしやすいです。

 

8.チュウシャクシギ

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春秋の渡りの時期、どこへ行っても必ず1羽はいるチュウシャクシギ。そういえば今回ここまで会っていませんでした。シギチが多い場所は逆に嫌い? 個体数の割に成鳥は真面目に渡るんでしょう。成鳥幼鳥の比率もありますが、真面目に渡る種類と、国内で越冬しちゃう種類といろいろいますからね。

 

9.トウネン

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どこでもいるトウネンがここでは少数派。あまり群れていませんでした。尾の長い(初列風切が尾を越している)個体を見つけてはヨーロッパトウネン? にチャレンジしましたよ。この個体は軸斑の濃さが足りないかなあ。

 

10.ハマシギ

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彼らも東京湾で越冬します。100羽以上の群れが出入りしてました。冬羽に換わる途中で、下っ腹の黒さがさまざまです。で・す・が、最初に見るのは背中のようです。特に背後から。サルハマシギが1/200ぐらいの確率で混じっているらしいので。

 

11.ミヤコドリ

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本来はユリカモメが昔の日本人がいう都鳥で、こちらは別種というのは常識です。チドリの親戚。こちらは南へ渡るのでなく、冬になると大陸から渡ってくる鳥。でも東京湾にずっといて大陸に帰らないのも多いそうです。5、60羽でしたか。干潟の西端に固まってました。

 

12.ミユビシギ

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この個体は自分の足元まで寄ってきて「ツカレタ。休む」と眠そうにしてました。


トウネンよりすこしだけ大きくて、この時期は白くてチョコチョコ、渚を走り回ってます。名付けて渚のランナー。これがハマシギに混じってハマシギ以上の個体数がいました。こいつら見てるだけで癒される~。道内ではせいぜい小群4羽5羽。ここでは200、300。ミユビに会いにこの干潟へ、でも成立します。

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何度も言うように十数m先でこうしてみんな羽を休めていて、飽きっぽいのが、ひょこひょこ餌を探してこっちへ近寄ってきます。また休んでいても、潮が満ちてきて自分にとって「深いな」と感じると横着して両足ジャンプしながら浅い場所へ移動します。オイオイ3分後には同じだぞ、です。

 

13.メダイチドリ

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メダイチドリをくまなく撮り続けているうちにオオメダイに行きつくだろうっていう前にメダイの個体数が案外少なかったです。なんかこの干潟でのメダイの行動パターンがわかったような。ここでは渚じゃなく、潮が引いた後の「水たまり」が好きっぽい。

で、最終的にこうなりました。

210926kansatsu55r

第五弾にしてプラス6種。初の出会い2種

第一弾~第五弾でシギチ類、トータル27種

想定内でうまく呼吸が合わなかったのはたった5種。

まったくもって思い出に残る旅、でした。

 

自然とコロナ、無関係。感染どうのこうのにかかわらず、彼らは移動して

カレンダーを感じて暮らしています。

 

函館の外を見る、だいじですよー。

ちなみに今回の想定リスト34種の道南の観察歴はこうなってます。

Hは自分の4年間の成果。oは自分以外の方の観察記録。

210926kansatsu_listr

あと10年かければコンプリできるかも?しれませんよ(笑)。

 

そうそう最後は東京3泊。鳥見1回、乗り鉄1回、クチコミ集め1回を

予定していましたが、気分乗らず、

鳥見2回、乗り鉄1回に変更。

しかも台風来襲の日の晴れ間を見計らっての乗り鉄1回。

まあその消化は予定の6割でしたが、それこそこっちは不要不急。

 

台風明けの日に旅先で干潟で鳥見できるチャンスはまあないので、ラッキー至極。

 

それでプラス1種(ウズラシギ)だったのでナイスジャッジでした。

干潟鳥見の勝因は簡単。

・干満を見極める。
・長靴を用意する。

あとは順光を意識して撮り進める。

これをインプットしてない観察者のまあ多いこと。

まるで皆さん、初心者???

 

これね、恵まれている人たちは恵まれていることに気づかないの法則よね。

函館にも言える(笑)。

 

干潟の配置は「(東京湾)南岸」なので

午前中にエリアの南東から南西に向かって進む。

もっとも潮が引いたときにもっとも南寄り、沖まで行ってみる、でしょ。

 

ただ行けばたくさんいる、という感覚の方々の何と多いことか!でした。

 

京成バスの時間も頭に入ったので、4、5月、8、9月に関東にいれば、

絶対覗いてみる、必須の場所でしたね。

あぁ満腹。

これで「次」が見えてくる。

 


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