【令和三年・初「鳥」鉄】第二弾(東北にて)・成果発表
「鳥」鉄第一弾、←へのリンク。
第一弾がよかった。初めての出会い。
オジロトウネン、ヒバリシギをクリア。
数日インターバルをおいて、東北の状況をモニタリング。
宮城県でも新型コロナは北海道よりも急速に下がっている。
別に松島だとか青葉城の伊達政宗像を見に行くわけじゃないし(それは去年クリア)
鳥のいる場所に通うだけなんで。問題ないでしょ。
あと第二弾のポイント・B地点は一昨年(2019年)、このへんかな?と思い、近くまで行った場所。
で、気づかずに「見つからん」と帰ってきてしまった、
復興中だけど震災のツメ跡、10年たってもほぼほぼ放置されている場所を
シギチが懸命に利用している、らしい場所。
今回は念を入れてグーグルアースでも確認しました。
来年以降のことを考えて、脈があるのかないのか
どうしても確かめておきたかった。
ハイ、この「電車」が走る街ですよ。わかったかな。
ま、震災のツメ跡だけでなく、いろいろ問題を抱えている街ですけどね。
そこのそんな場所に珍しいシギチがやってくるのだという。
(震災前から来ていたそうです)
雨の可能性もあるので日程はここでは滞在を5日確保。
B地点・C地点どっちに通うか。
1日に両方はきついと思うのだけど、できるだけ時間帯にも変化をつけて
B→B→C→雨で休み→B&C
つまりBに3回、Cに2回通いました。
エネルギー消費は…
「東北編」は5日間で(雨で中断日含めて)
108,064歩。1日平均21,612歩でした。
第一弾の4日合計123,252歩のほうがやっぱりエグイ。
こんなカンジですね。
その結果は…
1.アカエリヒレアシシギ
純粋にシギチとは系統が違うのだけど、群れるタイプなのにはぐれて目の前の水面をひょこひょこ泳いでました。シギチは普通水の中を歩くか浅いと漕ぐ。こいつはヒレがあるので泳ぐ。どうやらケガして飛べないらしいので泳ぎ一本では次の場所へ渡っていけないらしい。
2.アオアシシギ
いるね、キミたち。ここでは4羽か5羽。
3.アカアシシギ
幼鳥が2羽。大きめのキアシシギの雰囲気で脚は赤い。ほかに脚が赤いのはツルシギとソリハシシギ。ツルシギはアカアシよりちょっと大きく色味がモノトーン。ソリハシは文字どおり嘴が沿っているのですぐわかります。愛想よかったね、アカアシシギ2羽。アオアシシギを頼っちゃってた。
4.キアシシギ
なーんも珍しくない、函館にも立ち寄るキアシシギ。でも全体が幼鳥中心のなか、こいつはしっかり夏羽が残ったオトナ。ちょっと貫禄ありました。もちろんキアシ幼鳥もウロウロしてましたけどね。
5.キリアイ
また会った。北海道からついてきたんじゃないの? これでキリアイ通算4回め。すぐに見分けられるようになりました。頭の白線と背中の白線を同時認識。確かにこれも幼鳥だけど、個体数増えているんでないの? 第一弾よりも近かった。
6.コチドリ
コチドリはどこでもいるな。イカルチドリかハジロコチドリに会いたいんだけど、いつもコチドリ。イカルは違う環境が好きだし、コチドリ:ハジロの比率は50:1ぐらいかな。
7.ソリハシシギ
東北のソリハシシギは愛想がよく目の前を近づいてきました。Bポイントでは3日めだけ会いました。
8.タカブシギ
タカブシギもここでも会いました。幼鳥は落ち着きがなく子どもっぽいのですぐわかります。まあ中の小サイズなんでよく動く。
9.トウネン
ヨーロッパトウネンが見つかる場所とのことで必死に観察。後ろ向きのカットもだいぶ撮ったけど決め手を欠きヨーロッパトウネンいなかった、と結論。これをね、20回ぐらい繰り返すと精度よく見つけられるようになる、らしい。まだ3回め。なんとなく「ぽい」気がするなァ。
10.ヒバリシギ
いたね。第一弾で初観察でいきなり2連チャン。でも先客カメラマンが三脚立ててがっちり狙っていて、背景と距離が第一弾と比べていまいちだったので、待っていたら飛んでっちゃいました。
11.メダイチドリ
ここではオオメダイチドリが混じらないかな?と思ってメダイチドリっぽい個体をじっくり観察。うーん嘴は普通だし、大きさも普通サイズ、でした。
結果は11種。まずまずの手応えでしょう。第一弾には及ばないけど被写体までの距離は近いしね。
今回のツアー、4種増えて18種となりました。
アカアシシギ、よかったね。
キリアイ、近かったね。
ソリハシシギもサービスしてくれたね。
アカエリヒレアシはこのあとどうしたんでしょ?
ヒバリシギも確かにいた。
そうそうウズラシギも姿を見られてるという情報があったけど、もう行っちゃった?
オオメダイチドリもヨーロッパトウネンもいた、っていう人がいるんだよね。
うん、これまでよく行っていたC地点より観察がラクですわ。
ただレンタサイクル代が高め。タクシーで1500円なら考えるけど、
チャリで30分はタクシー4、5000円だから、
脚のない観察者はチャリしかないよな。1時間500円、3時間半なら2000円。高っ。
あときょうはハズレです、という日もあるので近場でツブシが効く場所がないのが玉にキズ。
来年行くか行かないかは五分五分。うーん、ことしのデキがよかったから来年は自重かな。
それは鳥シークエンスを最後まで読むとわかるでしょう。
丁寧に調べると鳥たちの隠れ家&水たまりがあちこちにあるらしい。
海に近い場所で淡水環境の隠れやすい場所。これも震災の影響なんですかね。
湧き水でもあるのか。雨水だけでこうはならんでしょ。
というわけでことし生まれのハヤブサの子どもが
「親にここで練習してこい、言われたんだけどどうしたらよいものか」
防潮堤でぼんやりしてました。
東北、相対的に荒れ地が多いので、ハヤブサ、チョウゲンボウ、ミサゴ、ノスリ…
猛禽類を見かけることが多いのだ。
次は同じ県内のC地点。
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