【香雪園・春の陣3】毎年の主役「コマドリ」編
ま、早い話が、このために通うと言っても過言じゃあない。
コマドリのさえずりを聞いたことのある人~?
え? そんなのないってぇ?
困ったもんですね(笑)。
北海道新幹線・新函館北斗のホームで終日聞こえます。
目が不自由な人が階段に気づくように鉄道駅のホームでは鳥のさえずりを
流していますが、新函館北斗で鳴いているのは「コマドリ」なんですね。
なぜか。
知りません。ハデで気づきやすいから。
これを自然のなかで耳にしたら?
いやいやきょうはホンモノの話、リアル「コマドリ」の話でした。
4月下旬辺りになると、函館山の旧登山道の下のほう(2・3合め?)で
さえずりがよく聞こえます。
ただね、函館山にコマドリが南から渡ってくる季節になると、
香雪園にも「必ず」登場するんですな。
香雪園は函館山と違ってコマドリの活動エリアが限定されているため、
観察できる確率はぐっと高まります。
とはいえ。
とはいえ、何日の何時に姿を現すかは事前に教えてもらえないので、
運がとても悪い人はなかなか出会うことができないようですよ。
ごくごく早朝にチャンスがあるかと思いきや、午後になってから大サービス!という
日もあるのだとか。
この時期にでっかい望遠レンズを持ったカメラマンが10人とか並んでいたら、
たぶんコマドリ狙い、それも近い時間帯に登場したということが想像されますね。
並んで、じゃなく散っていたら「まだ出てない」ことがわかります。
ブログ主は朝専門なので、ことしは約2週間ちょいの出勤のうち、観察日数4日。
それぞれ2日ずつオス2羽を観察することができました。
確率的にはそんなもん。去年はオス1回、メス2回だったのですが
ことしは元気の良いオス1羽、(7日あいて)おとなしいオス1羽なのでした。
もちろん他の日に「いた」と言ってる人もいましたヨ。
コマドリが香雪園にやってくることを知ったのは2017年。
初めて撮ったのは2018年。2019年は4/18-20に青森に旅行に行ったら、
そのあたりで出ていたらしくて、すれ違い。
ま、コマドリ歴がことしで実質3年め、なので大したこたぁないです。
水が流れていて暗いところが好きなため、撮影はなかなか困難を極めます。
フットワークも軽いので撮影者の反射神経も試されます。
それもこの鳥の人気の一因でしょうかね。
ただね、コマドリ狙いの撮影者を人間観察していると、鳥撮りジイサンたちの
本質が見えてくるのでこれがまたオモシロイ。
キャリア3年?のあるお爺さんは、別のお爺さんとの会話で
「ちょろちょろしてる茶色いネズミは見えるのだけど、なかなかコマドリは出てこない」
なんて話し込んでいて、どっしぇー。
そのちょろちょろしてるのがコマドリやんか!
真昼間に茶色のネズミが石の隙間をちょろちょろするかい!
まあまあ肉眼で識別できるほど視力に自信があるわけないのに
望遠レンズのファインダーでちっさなコマドリを「探そう」という時点で
おやおやだったりします。
発見が1秒遅れるだけで大ハンデですからね。
もちろん「何を撮ってるんですか?」と肉眼で見つけようとする
ただの散歩のお爺さんも強者だと思いますけどね。
というわけでカメラマンが20人いたら、案外その半分は散歩程度の
初心者カメラマンですので、見てたらすぐにわかりまっさ(笑)。
今回使用したのは最初のワンカットを除き、
「元気のいいほうのオス」でした。
こいつ、最後はカメラマンが狙っている沢から脱出して、
散策路をとことこ消えていきましたとさ。
コマちゃん、来年もよろしくな。
ちなみにコマドリ♀は胸の黒っぽい境界線がありません。
2020/5/6撮
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