【香雪園・春の陣5】函館山より観察しやすいので初心者でもOK
春の陣、これで5回め。
ここまでシマエナガ、オオルリ、コマドリ、マミジロ・コルリ…
と紹介してきました。
某サイトによれば、種数ベースで言えば、野鳥観察地・北海道で第7位
らしいです。
ま、某サイトもユーザーが街の人口と投稿者個人に偏っているので、
素直には信用できませんけど。
「この人」が出会ってない種にもけっこう出会ってますからね。
とにかく去年ここに書いたように種数はともかく
函館山よりは観察しやすい。
それでも単独で100は行かないかな。
香雪園に松倉川と函館山を足した「函館市内」と考えると
道内でも屈指の野鳥観察地だったりします。
もちろん、札幌やサロベツやオホーツクや道東にも
ほかの場所でなかなか観察しにくい特徴ある野鳥分布になってますけどね。
こればっかりは「観察人口」が影響するので、
意外と奥尻なんかは道南で深みのある観察地じゃないでしょうか。
「日本海側の離島」には珍鳥がけっこう迷い込みますからね。
つまり、
人間があまり行かないとこ、が野鳥の宝庫なわけで、
北海道は山はヒグマが出ますから、案外自然はそれで守られてる。
いろんなバランスを考えると、香雪園は観察する立場からすれば、
イージーさと深さのバランスがとれた場所、ということが言えますな。
自然派カメラマンはこんな写真も撮ったりしているようですが、
ブログ主は一応鳥中心なのでチャンスがあれば、ひと通り出欠をとります。
当然日々出会う系は意外とストック画像もないのですが、
ことしは香雪園で初めてカワセミに出会いました。
けっこう話は聞くんですが、いままで川でしか撮ったことがありませんでした。
ひと通り出欠をとる(撮る)系で、夏鳥が揃うまでは
冬鳥(もしくは漂鳥)のベストカットを狙ったりします。
すっかり頭の黒くなった夏羽のアトリ♂
5月になっても山に帰らないイスカ(♂)
群れから離れた?シメ
函館でいう漂鳥は
冬の間は暖地で過ごしていたり、雪がとけると標高の高い場所へ移動して
繁殖するタイプです。
同じ夏鳥でも北海道全体としては夏鳥(どこかで繁殖してる)でも、
香雪園は「通過」つまり旅鳥というケースもあります。
ウグイスは函館では夏鳥ですが、
センダイムシクイやエゾムシクイは香雪園「通過」タイプ。
センダイムシクイ…光が足りていると明るいオリーブ色が際立ちます
エゾムシクイ…センダイよりは褐色みが強いかな
今回はこれに加えて「キマユムシクイ」という珍しいムシクイを撮影できました。
※「チヨチヨ グー」→センダイムシクイ
「ヒーツーキー ヒー」→エゾムシクイ
「チィ チウイ チィ」→キマユムシクイ
外見は似たりよったりですが、さえずりが異なるので
そこから識別します。ま、オスはいいけどメスはどーなんだ?という説もありますけどね。
特徴がある声のわりに「チビッコ」なので、ムシクイの識別は「春の陣」の定番になりました。
なんや1羽しかおらんのかい!と思うくらいよく響くさえずり。
被写体の見かけ重視のベテラン「写真家」サンのなかには、いまだに
ウグイスとムシクイの区別がままならない方がけっこういらして、
嘆かわしいばかりです。
そういう鳥には興味がない、という奴です。
イコール香雪園の奥深さについては関心がない、ということですね。
いやあ、その割に「撮れればなんでもいい」というスタンスには
ムクムク対抗心が沸いちゃいます。自分のヘボいカメラでも(笑)。
※特に到着からの数日はキビタキ♂は関心を持ってこちらを見に来ます。
というわけで5月もなかばを過ぎると、
オオルリ♂を見かければラッキー、キビタキ♂ですら愛想がなくて超ブルー…的な
日々が続いて季節が終わります。
※オオルリ♂も定位置にいる時間がどんどん短くなります
6月に入るとほぼオフシーズンというか、ハードルが下がって歩数のみを増やす日が
続いていきます。
多くの年は公園に巣立ち雛が増えてくる季節には
「あっつー」と外出機会が激減する自分ですが、さてことしはどうなることか。
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