【集めるタビ・つながるタビ】お城「集め」も識別力向上が目的…!?
名古屋城のエピソードを経て、改めてお城のハナシから。
令和二年ラス旅では思いついて、江戸城の名残を撮りに
皇居前に行ったのでテレビ番組で見ていても、
「あ、これは現代の画像を加工処理しているな」とわかるようになりました。
ま、正直言うと「自分が実際に現地に行った感」をふだんのオンエアから
味わうために各地のお城をチェックしているようなもんです。
↑松本城
入りは「現存天守」12か所でしたが、ブログで繰り返し書いているように
現存じゃなくても「地元に愛されている」感がだいじだよなあ、と思ってきたわけです。
明治期の廃城令を乗り越えて保存されていたのに
戦災で焼失した広島城や岡山城、和歌山城、福山城などでは復興天守に愛情を感じます。
↑広島城
名古屋城もそのグループに含まれます。
ただ大垣城はちょっと違う気がするし、水戸城は「天守」ではなかったので
再建されてない。仙台の大手門も国宝だったけど、付属の櫓しか再建されてない。
街の規模、人々の思い、で税金の使い方も違ってくる。
空襲に遭った城以外にも熊本城なんていうのは地元で愛されているお城。
ほかにも岐阜城や郡上八幡城はロケーションもいいし、愛媛の大洲城なんかも
街のサイズの割によく復元していると思う。
↑愛媛県の大洲城…櫓だけが現存していて天守を復興せずにはいられなかった稀有な例。
その前に愛媛は松山城が個性的で再訪必須。
路面電車でもそうだけど、地下鉄が開通して、路面電車が廃止になる、は
交通量が増えた、ということともリンクするので、
大きな街ほど路面電車が消えている。
札幌と京都(嵐電)はかなり例外。
ていうか、札幌市電も嵐電も路面電車が観光に密着してはいないんですよ。
そう考えると、まさに自分の好みは
「ほどよい(街の)サイズ」なのだと思いました。
大きすぎて何でもアリ、万能なのも飽きるし、逆に小規模すぎて貧弱なのも
楽しくない。
大と小を知らないと「中」は評価できないぞと。
ここんとこ過去画像をいろいろほじくっているのだけど、
金沢城なんてそもそも天守がなくてもなかなか面白い。
2回行ったけど、3回めも行きたい。
姫路城だって3回行ったけど、4回めも行きたい。
でも、現存天守でも
もう行かなくてもいいよな、というお城もあるからなあ。
そういうのがまあいろいろと見事にクチコミサイトのマイル収集とも関連してくる。
街の勢いと紡いできたその歴史、地元の人々の思い、スキルが肝心なんです。
ぱっと見には「お城、好きなんですね?」と言う人がいるかもわからんけど、
やっぱここでも「にわか」なんで、お城のどこが好きですか?と言われても
総合的に…としか言いようがないんです。
とりあえず、お城にしろ、電車にしろ、野鳥にしろ、飲食店にしろ、
たくさん見て、一瞬で識別できるようになるのがタノシミ。
結局はソコ。そのための旅ですな。
さしあたって次の標的は和歌山城、かな。
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