【函館・明和園】新型コロナ感染男性、入院断られ死亡のニュース続報

まずは昨日の続きから。

「函館・明和園入居感染者、入院断られ翌日死亡」

のニュースは

NHK文字ニュースの全国版の「重要ニュースのパート」に

しばらく入ってました。

昨日のＮＨＫローカル「ほっとニュース北海道」でも報じられたように

ＮＨＫの新たな取材で判明したものもあるのでそれを含めて検証。

おっとニュース記事そのものが2/16 19:07にアップデートされていたので

リンクでも紹介→こちら。

黄色い四角で囲んだ部分が追加です。

このアップデート部分を踏まえてハナシを進めます。

ここね。

1/25という時間軸で語るなら函館市内で「判明」していた

クラスターは実は当該の明和園を除いて４件でした。

以下詳細。

まず函商クラスターが1/6あたりで収束。続いて

明和園1/14スタート、「会食」クラスター1/18スタート（追加なく収束）

函館大学1/23スタート、自衛隊駐屯地、少年刑務所1/25同時スタート。

※これあくまでクラスター認定が出た日付

1/24時点なら明和園クラスターほか２件と言えるのかも。

今度は再再掲。問題発生直前1/21の函館市長会見資料から

函館市内のコロナ病床のキャパは57床ということがわかるのだけど、

ＮＨＫの取材で函病の病院局長は

38床中20床が埋まっていて、

状況はひっ迫していたと回答。

1/21時点で入院は24名という発表なので、

函病以外の19床は4名の入院患者？

でも救急対応に局長サン本人は関与していないというように

映像からは受け取れました。

で、ニュース映像ではその局長さんが

「函館は人口の割に対応病床が足りない可能性がある」

そうじゃなくて、函病のキャパが本来は38もないってことでしょ？

だけどすべてが函病頼り。

重症患者の受け入れ先、として函館病院が最後の砦であることは

論を待たないのだけど、じゃあほかの市内および近郊のコロナ病床19は

いったい何をしてたのか、と。

前にも書いたのだけど

令和三年になっての入院患者数は「24」（陽性判明時）

※ただし富田病院除く。

陽性判明時の「中等症」は10名。全員がただちに入院措置されてます。

ただし陽性判明時「軽症」でも病状悪化をどこの医師がどう把握すんのかね。

ことしにはいって

70代、80代の軽症者だけでも10名前後が宿泊療養施設へまわったようですよ。

ニュース映像には明和園担当として、五稜郭病院の医師が顔出ししてました。

医療連携問題の突っ込みどころはここでしょう。

特定の施設からは患者を受け入れたくない症候群は函館に限ったことじゃないでしょうけど、

それで落とさなくていい命を落とす人がいる。

こうして、地域としての医療の連携も不十分だし、函館は

いかにリーダーシップをとれる人間がいないかを暴露しただけ。

でも

それぞれが「精一杯やっている」と主張しまくる気質は

この分野でも変わらない。

ニュースのアップデート部分で

函館市としては恵山病院にコロナ対応を10床増やす、

んだって。

対症療法です。やらないよりまし？　そこにスタッフはいるのでしょうか？

恵山…遠いなあ。

裏返せば市立の函病と他の病院の関係性がかなり末期的なのでしょうね。

ＮＨＫニュースの無味乾燥な

医療体制の手薄な地方都市の課題を改めて示しています。

このフレーズに込められた悲しみを多くの函館市民に味わっていただきたいところです。

さてと１都３県の感染者発表数の減速スピードが低下してきた件は

明日以降に繰り越しッス。

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