【にわか城好き】天守と城址公園で映え比べ@小田原
先日、名古屋城のことをボロカス書いてしまい、
誠に相スミマセンでした。
※でも手前の西南隅櫓と名古屋城天守の関係性にイラっとしませんか?
やっぱり天守鑑賞にあたって「正面」…ベストアングルは気にかけた
ほうがよいと思うわけです。
大阪城なんて南側がド正面で迫力ありますからね、復興天守ですが。
あとベストビューで言えば、「天守台の高さ」も大きく影響してくる。
かの姫路城なんて、
駅(南側)からどどーんと見えるお姿が
ゼンゼン正面じゃない。
これも連立の小天守を確認しようと一周してみたからわかるわけです。
(天守最上部のシャチホコの向きを見ましょう。たぶん正面は東側)
こっちでしょう。
見慣れちゃうと気にならない???
さて、そういった観点から関東のこのお城に初めて
行ったわけです。小田原城。
まあまあ評判のよいお城なんですが、
(後)北条氏のおひざ元・小田原城の真価は
いまある復原天守じゃなくて、総構えの土塁だそうですね。
それも障子堀。ま、ビジュアル的にはジミです。
天守は1960年に徳川時代のものが復原されたそうで、平山城で
あんまり引いて楽しめませんでした。
手前に本丸スペースを感じる上の画像は…東側です。
南側正面は引いてこのぐらいが精一杯。
つまり「天守を見せる」城と、「戦のための守り」の城は
ホント違うよなあと実感しました。
常盤木門(櫓門)
銅(あかがね)門(櫓門)
あと高麗門より櫓門を優先して復原してるとこが名古屋城とは
違います。
こちらは馬出門(高麗門)。天守がうまくのぞくようにアングル調整。
それでも、城址公園の風情をうまく演出していて、
小田原という街の規模なりの魅力を感じることができました。
堀と隅櫓、その先の天守。
赤い橋が濠に映れば風情がでましょう。
いやあ、水堀の管理も重要だな城址公園。
でも、最後の最後に印象に残ったのは
この絵面のコントラスト。
12月の紅葉バックに、赤い橋に赤い脚のユリカモメ。
チェックポイントは3羽のカットの手前が第一回冬羽(幼鳥あがり)。
成鳥が「この場所いいよ」と毎年連れてくるのでしょう。
どうせこいつら渡り鳥で4月になる頃は北へ帰っちゃう
のでしょうけど、
「人間が餌をくれそうな場所」を代々心得ているのが凄い。
このパターン案外ありそうでなくて、
千波湖(水戸市)、皇居東御苑(千代田区)、天浜線佐久米駅(浜松市)
あたりが有名みたいですけどね。
小田原城のビミョーにレアな感じを
きっと小田原市民は知らないのでしょう。
復原から60周年の徳川時代の天守は
ホントは「主役」でもないかもな、と妙に納得した
初小田原城でした。
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