【集める旅=つながる旅】路面電車の走る街で
路面電車の走る街…日本各地にありますな。
もちろん函館もそのひとつです。
でも日本の国は路面電車の走ってない街の住民のほうが
圧倒的に多いので一般的な観光客は
「あ、(いまどき)チンチン電車だ」
などと思うようです。
路面電車の走る街の住民のひとりとしては
面白いのはそこじゃねえんだよ、と思います。
函館だとどうなんでしょうかね、ポイントはここ、ぐらいですかね。
谷地頭から坂を上ってくる函館市電。
ところが。
ところが、さすがに函館の住民でも
こういうのは意味が違うだろ、と思うのですよ。
せ、狭い。
そもそも路面電車の定義は「併用軌道」の有無らしいのです。
併用軌道、つまり車道に線路が引かれている。
この江ノ電の場合はほとんどの区間が独立軌道で
普通の鉄道のようにくねくねと住宅街を抜けていきます。
なのであまり「路面電車」感は強くありません。
ただこの「腰越」と「江ノ島」の間は
最初から狭い道なのに真ん中に線路が敷かれていて
しかも単線なもんだから、前から後ろからけっこうな頻度で
電車がやってきます。
もちろん地元民は慣れきっていて平気平気。
上の写真なんかオバハンが八百屋さんの軒先で
世間話している後ろをクルマと電車が過ぎて行きます。
鎌倉駅を出るときは「別に」という雰囲気なんですが、
腰越~江ノ島間だけ「オイオイだいじょうぶか」という感じです。
一車線なのに宅急便の配達車が止まっている、的な。
江ノ島駅手前で電車は左にカーブした後
再び何事もなく独立軌道に戻っていきました。
日本国内これはなかなかない「路面電車の走る風景」じゃないでしょうか。
一見の価値ありと思ったわけでした。
江ノ電の車窓はこんなトンネルがあったり、
湘南の海がぱっと開けたり、
変化に富んでいるので
乗り鉄じゃなくても一生に一度は経験してみることをオススメします。
さて、江ノ電を無事クリアして、目指していた路面電車コンプリまであと少し。
なんだか面白路線ばかり最後に残った気がしています。
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