函館はご当地グルメが失敗する街?
今回は直接「ランチ」とは関係ないのだけど、
食事画像をめくっていたら、この系統がいくつかあったので取り上げてみます。
いやあ、最近B級グルメという単語をあまり耳にしないのだけれど、
どうなんでしょうか?
10月のブリたれカツのイベントのときにそれを思いました。
市内某所で自分が勝手に
「B級グルメでの成功例って案外思い出しませんよね?」
と言ったらとある飲食関係者に同意していただきましたけど、
ほんとうにそうですかね?
B級グルメの発祥のもとになった?B-1グランプリは2006年のスタートで
そもそもこれは「グルメイベント」じゃなくて「街おこし」イベントなのだそうです。
街おこししたい人々が「地元グルメ」をひっさげて参加する的なイベント。
なのでじゅうぶん知名度が上がったり、また限界を感じたりして主催団体(愛Bリーグ)を
脱退するケースもあるそうです。
そんなある程度のホンキを思うと、函館の「ご当地グルメ」は何だか片手間ですね。
函館では特定事業者が「ご当地グルメ」「ソウルフード」を勝手に名乗っちゃう。
ことがよくあると思うんです。
「ご当地グルメ」と「ソウルフード」は別モンですしね。
もちろん函館でここんとこ有名なのは
「ラッキーピエロ」と「やきとり弁当」。
2軒が並んでいるココは観光客にとってのホットスポット!?
有名なのはチャイニーズチキンバーガーじゃなくて「ラッキーピエロ」だし、
ハセガワストアじゃなくて「やきとり弁当」。
この2つは街おこし目的じゃないものね。
だから「ご当地グルメ」よりはやや「ソウルフード」に近い。
もうひとつ考えられるとすれば「塩ラーメン」。
でも冷静に見渡すとこの「塩ラーメン」がほんとうに地元で愛されているか
どうかは疑問です。ソウルフードと言うより観光客がナットクしてる系。
好きな人は好きだし、別にいいんじゃない? が基本的な函館市民スタンスのようです。
食べ物で地元を盛り上げよう感はないに等しいように思いますけどね。
ブログ主も別に「ご当地メニュー」を求めて旅するわけではありませんが、
旅先で「日常メシにこれイイネ」にそこそこの頻度で出会いますよ。
それって特殊な食材、特殊な味つけでもないですしね。
まずは函館のお店はそっち系のメニューアレンジには無関心のようです。
というわけで、過去に函館市内で仕掛けられた
「新・ご当地グルメ」をいくつか取り上げましょう。
2014年あたりの登場でしたが、まったく魅力を感じず
食事画像はありません。函館の特産のイカが入っているだけ以上の
イマジネーションがほしいのですが…。
なおこのポスターは旧バージョンなので、ここから何軒かは閉店済み。
はこだてチャウダー(2017年)。価格4ケタなので
勇気を奮ってPで試食しましたが、この程度の具だくさんスープを
メインディッシュに据える軽さに驚きを禁じ得ませんでした。
地産地消以前。これグレードアップ系の600円スープなら
メイン料理に足すかも…程度かなあ。
翌年には「焼きピロシキ」が登場。
「カレーパンとは一線を画す」のはわかるのですが、
そもそも「ピロシキ」の定義が定着していないので、
忘れられた存在に…。
せっかく仕掛けたのに格別の共感を得られずに
好きな人は好きだし、別にいいんじゃない?
の基本スタンスの前に消えていく(いった)運命のメニューたちなのかもしれません。
画像を見て、ああアレね、とも思わないアナタは立派な函館人気質かもしれませんよ(笑)。
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