【終着駅めぐりの旅】北海道編(1)…やはり「さいはて旅情」が強力!
まさににわか乗り鉄というカンジが満載なこのシリーズ。
にわかを自覚するのは道南在住者にとって地元たる「江差線」がなくなるときには
特に何も感じなかったから。江差線には実際に乗った記憶が明瞭でなく
(たぶん往復1回は確実に乗っている程度)
廃線マニアでもないので、遠く記憶をさかのぼるほどのこだわりが
ないんです。そこは申し訳ない。
さて、北は稚内から南は枕崎まで。
2018年。
ただただ終着駅に行ってみたらどーなる?というだけで始まったこのタビ企画。
はしっこ灯台めぐりよりは「見えて」いるので、そっちに走ったということもありますね。
まさに「位置エネルギーコレクター」の面目躍如であり、
それ以上それ以下でもないという珍道中。
つまりJRに乗って「そこ」に行くだけ。
行って画像記録してその感想は?というシンプルなものです。
「終着駅」というテーマにたどり着く手前で、すでに「駅舎コレクション」というのも
あったので、結局は「駅舎コレクション」の終着駅版というのが基本。
あとはせっかくの終着駅なので「車両止め」も撮りましょう。ということぐらいかな。
北海道編初回は王道な
稚内・根室と増毛・新十津川。
それでは北海道編(1)。
1.稚内
(宗谷本線)
2018年と2019年、連続で訪れました。
この絵は駅をリニューアルしたときに古い車両止めを残したようです。
線路はこの先、港へと続いていたようでした。
終着駅の特徴は「となりの駅」が片側にしかないというコトです。
現役の車両止めはこうなっています。
稚内は旭川から特急でもかなりの遠さなので、行くのが大変です。
宗谷エリアに大手コンビニがないのは、お弁当を配送できないから、だそうで、
稚内でも銀行が閉まった午後3時以降はATMに苦労します。
2.根室
(根室本線)
初根室は2016年夏でした。このとき目指してたのは納沙布岬。
まだ灯台にご執心だった時期ですね。このとき納沙布岬は霧また霧でした。
その後2018年1月にも行きました、根室。
釧路からさらに東。稚内ほどじゃないけど遠い。
で、2016年にもやっとしていたのが、有人駅として根室が最東端の案内板。
無人駅も含めると最東端は「東根室」だったのでした。
本数が少なかったので、東根室から根室までテクテク歩きましたねー。
そういう思い出です。
3.増毛
(廃止・留萌本線)
終着駅めぐりのモチベーションになった駅のひとつです。
行ったのは2015年11月。季節的にもこれから迎える冬の予感が漂う
増毛の街、でした。
キハ54。このときの思い出はホームで列車を待っていたのが数人。
「ここまで乗ってきて、すぐ折り返して帰っていくのは
鉄道ファンとは呼べんじゃろ!」でした。
少なくとも列車1本ぶんは街を散策しなくちゃ。
鉄道ファンと旅人は相容れないのかもと思いました。
地面に降りられる終着駅はほかにもあるのですが、リアル車両止めの向こう側に
まわりこめた記憶はここだけ、でしたね。
最後はこの本数でした。
現在の留萌本線終着の留萌駅。
これはブログで初使用だったかあ。
4.新十津川
(廃止・札沼線、またの名を学園都市線)
増毛訪問から2年半の月日が流れた2018年6月のことでした。
廃止の時点でこの時刻表の新十津川駅。
午前10時発が最終という異常な時刻表。
この時点で廃止は最終決定ではありませんでしたが、
「手遅れ」感に満ち満ちていて意外でした。
その理由は…
車両止めが遠い、のも嫌いデス。
1日1回の列車到着は駅のイベントになっていて、このときは
たくさんの沿線住民がカタチだけ降りてすぐ折り返していきました。
たしかこの日は沿線の月形町長さんと「札沼線で新十津川まで行ってみよう」
イベントがあったようです。
そういうわけで1日1本だから乗り遅れるわけにはいかない!
という理由ではなく、純粋に「乗る」だけの目的で
けっこう乗客がいました。
つまり新十津川そのものには用はない。という。
ちょっとこの賑わいは増毛のときよりもひどかった。
廃線需要ほどカナシイものはないと知りました。
で、大きく興ざめしたのは徒歩数分の役場前から
滝川行きバスがけっこうな本数出ていること。
少なくとも新十津川の方々は札幌へ行くのにJRに乗らない。
街へ出たいときはバスでまず滝川へ。
すでにカタチだけのJRになっていたのでした。
これではもたないよなあ。
時すでに遅し、パターンでした。
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