【乗り鉄・JR終着駅めぐりの旅】プロローグ・そもそもの北海道編
はっきり言って「コンプリへの旅」が終盤に近づくにつれて
尻すぼみになる予想はありませんでした。
確かに地道に進めようとは思っていましたが。
その理由。終わって振り返ると理解できるものがありました。
そもそも夏タビとしてスタートしたのが2000年。なので2020年は21年めにあたります。
最初のうちは日本のはしっこ探訪ということで灯台を巡っていました。
けっこうそれは最初の10年で「有名な灯台だけど近くまで行けない」パターンに遭遇し、
そこまで行く意欲が萎えてしまったんですね。
その過程で北海道の三大岬とでも言っていい「納沙布岬」「襟裳岬」「ノシャップ岬」に
チャレンジすべく、2014年の5月連休の旅のテーマを「襟裳岬」として
帯広から広尾を経由して、襟裳、様似、苫小牧と辿ったわけです。
そ、2014年。
様似駅(14/5/6撮)
ところが2015年1月以降の度重なる災害で日高本線の鵡川~様似は運休、もはや廃線の運命に。
ぎりぎり様似に行けたんだ。(厳密には様似~鵡川間を乗り鉄できたんだ)
と思っていたところに飛び込んできたニュースが2015年度いっぱいで留萌本線の留萌~増毛の廃止。
2015年のうちに増毛に行っとけ、ということになりました。
増毛駅(15/11/13撮)
すると2018年度中には石勝線夕張支線が廃止、
翌2019年度には札沼線(学園都市線)北海道医療大学~新十津川間が廃止。
その後も乗れるときに乗っておくべし、という気分に。
もうひとつの理由は2018年6月タビの「稚内」でこれを見て
「お、枕崎まで、行ってみるかよ」と思っちゃったんですね。
そんなこんなで2018年に「とりあえずJR」終着駅網羅の旅が
真剣にスタートしました。
まあ最初は終着駅は端っこで旅した感満載だろう、と思ってました。
結局はそうとも限らなかったのですが(笑)。
とりあえず「端っこ旅情」については
北海道内を移動しているうちは裏切られることはありませんでした。
かつて国鉄の時代の道内の営業キロはこんなもんじゃないわけですが、
平成時代のJR北海道ならそこまで難易度は高くない。
それに廃線マニアでもないところがとても中途半端な
にわか的コンプリーターの旅ですが、それはそれなりに旅情を楽しんできた
わけです。
ただ、本州で同じ「終着駅コレクション」をしようとすると
なんだか違うものも見えてきました。
単に過疎というテーマだけでなくいろいろ見えてきました。
終着駅なのに「旅情を欠く」理由に思いを馳せながら
鉄道で全国を巡った記録になると思います。
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