【令和二年・第三回タビ】「終着駅」に旅情はあるのか?(東海・近畿編)
そもそも乗り鉄シリーズの始まりは「終着駅を目指す旅」からの派生でした。
終着駅をコンプリする過程で、結局JR全路線乗れちゃうんじゃない?
となり、主だった路線はほぼほぼ乗り終り、残るは旧線とか、新幹線で通過してしまい、
在来線で通過してない区間とか、長い路線のうちの短い一部未乗区間とか、
そんなのが残りました。
【令和二年・第三回タビ】終了時点で、たしか路線として未乗なのは
「徳島線」(徳島県)と「美祢線」(山口県)だけ、のはず。
ってか「美祢線」って乗ってないんだっけ?とごく最近気づいたんですが。
そして「終着駅」コンプリが微妙になってしまったのは、
こういう車両止めを愛でてしまったことにあり。
終着駅じゃなくてもこういうのそこかしこにあるのでね。
車両止め=行き止まり=終着駅と思っていた自分が甘かった。
寂しくない行き止まりもあるのでした。ってか、そっちのほうが多い。
ということで、たぶん今回、車両止めも含めてコンプリしたはずの
JR線終着駅をおさらいしてみます。
【令和二年・第三回タビ】でコレクションに加えたのは
三重県・鳥羽駅。
でもここは並行して近鉄がもっと先の「賢島」まで通じているので、
いわば神奈川県の久里浜駅と京急の関係でした。
続いてJR難波駅。
大阪環状線の内側にある駅だけど、やっぱりこれも難波はミナミの中心だし、
ここから奈良方面の発駅にしたら便利、という地下駅で
まさに終着というより始発駅。
それから和歌山県の和歌山市駅。ここも南海電鉄が来ていてそっちのほうが
便利なのでJRの役割は重くない。
あともう1か所は関西空港駅。
空港にJR路線が来ているのはほかに宮崎、成田、新千歳とあるのだけど、
ここも南海電鉄と競合していて、JRは京都まで直通特急を走らせて差別化してんのか、
ぐらいの感想。
というわけで、4駅とも来た(行った)~という感慨はなしに終わりました。
それに加えて京都駅の奈良線ホームは始発仕様だし、大阪・天王寺駅の阪和線ホームも
同様。だって大阪環状線ぐーるぐるだけなら、始発駅機能は果たせないので。
あとはこれまですでに到達している駅。
兵庫県和田岬駅。
ここも神戸市営地下鉄が通っていて孤独ではありません。無人駅で改札がない駅でした。
大阪のJRゆめ咲(桜島線)桜島駅。
大阪港へ張り出した盲腸線もUSJへ行くために乗る路線になっていて案外メジャー。
ほかに大阪の阪和線支線の東羽衣駅。
あと東海地方は武豊線・武豊駅。
かなり古くから鉄道が引かれているわりには知多半島の先のほうで特に何かがあるわけでなし。
しかも名鉄が競合していて、さらに半島の先まで行ってるパターン。
岐阜県の東海道線支線・美濃赤坂駅。大垣から分岐している盲腸線でかつては貨物輸送に活躍していたらしいんだけど、
いまではそこそこ通勤通学の乗客がいるんだなあ、ぐらいでした。
いちばん秘境感が漂っていて、本数も少なくここまで来てその先はどうすんだ?と思えたのは
三重県津市に所属する名松線・伊勢奥津(いせおきつ)駅。
ここが東海・近畿ブロックでは終着駅感第一位でしょうね。
東海・近畿ブロックは日本の真ん中なんで当然端っこ感は薄い。
そうそう、忘れてました。東海・近畿ブロックではなく、中部・北陸ブロックだけど
九頭竜線(越美北線・えつみほくせん)の終着駅・九頭竜湖駅は秘境駅館ありました。
3月中旬にまだ雪が残っていて道の駅が営業してないのはなっかなか。
でも、中部・北陸ブロックで1、2を争う気はする駅でした。
ま、詳しい「終着駅論」…それは先々考えます。
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