【令和二年・第四回タビ】人の心が手遅れ、は哀しすぎ@愛媛県大洲編
そろそろ痛い街の話、四国編を行っておきましょうか。
まずは宇和島市。人口は7万人。
街を語るときは「規模感」は必須です。
でもね、宇和島はそこまでショッキングじゃなかったです。
対比のために少し画像を紹介しておきます。
別に昼間に人通りがない、なんて珍しくない。
シャッター通り、なんていまどき珍しくない。
コロナのせいじゃないと思うのね。
前回2015年に来たときもそうでした。
わずかに「県外の人お断り」とか「常連さんは高齢者なので一見さんは遠慮してください」は
まあ地元スナックならしょうがないかなあ。
いつになったら再開するつもり?もう6日も過ぎとるで。
でもこういうのもなんにも珍しくない。
でも夕方3時だとホントどこもやってないのね、この街。
確か前回(2015年)もそんな時間帯でした。
でもローソンもファミマもある。けっこうコンビニ営業の成立するしないは大きい。
続いて予讃線を東へ進んで大洲市。
すでに紹介したように人口は4万。宇和島よりひと回り小さい。
五稜郭の父、武田斐三郎センセイの出身地。これがまた。
たっぷり恥部を紹介しましょう。ホントちょっとしたことですよ。
ちょっとしたことの積み重ね。
市長の顔が見たい系。あんな立派な城と素敵な川を持っていても観光がうまくいかないわけだ。
まず(殿町)商店街。
出口。
うんいいでしょう。まったく許容範囲。
次の(本町1)商店街。狭い。
アーケードいる?
そしてお城・大洲城の付属建造物。
「芋綿」と書いて「おわた・やぐら」
国指定重要文化財で説明板のところが草ぼうぼう。
おわた???
だんだん怪しくなってきた。
天守は復原系で4つの櫓が重文。
「芋綿櫓」の次は「台所櫓」。
高欄があるので「高欄櫓」。もうひとつは…
「三ノ丸南隅櫓」
???
あれ3つしかわかんない。見落としてきちゃった。
三ノ丸だから天守よりもっと下、なのか。
そしてこれナニ?
市民会館。どう見ても昭和40年代あたりの竣工に見えますが、
令和2年、整備構想を入札しているという…。
ま、市もこれが問題ありは認識してるらしい。
観光トイレを整備する予算は公共事業としてはちょうどいい規模
なのでしょう。
向かいの古くはない建物。戸袋にムクドリが巣を作っている。
ムクドリこういう場所、好きなんだわ。煙突や排気口はよくあるけど、戸袋かあ。
スナック?ここもコロナで閉まってる?
いえ。ママさん産休。
一見立派な和食処。
もちろん臨時休業中。
さあここから。
中華料理屋さん終わってる。全然許容範囲。
カラオケ屋さん終わってる。まあ、ありでしょう。
薬局。これはなかなか。メインの商店街にこの廃墟。
廃墟好きはコレ撮りたくなります。
で、このレコード屋さん。廃墟でしょ?
と思いきや、5%還元とな? 日焼けしたポスターが崩れ落ちております(矢印)が現役?
2017年リリース、ご当地ソングの女王を目指した塩乃香織さんの「赤い橋」のポスターが
日に焼けておる。「素敵な大洲の歌、大切に歌います」の直筆。
長浜大橋を歌ったものらしい。観光客はそこまで行ったほうがいいの???
唐揚げテイクアウトの店が営業自粛してる!と思いきや、ここもカラオケ喫茶だとか。
まあハイライトは間違いなく廃墟な薬局と、現役ミュージックショップのコントラストでしょう。
ボウイ、サザン、ウインクって30年以上前、昭和末期をしのばせる店構え。
店主高齢につきで何でも済まそうとするのが衰退タウンの典型です。
斐三郎センセイもこんな令和の故郷に目を覆うことでしょう。
そうそうお城の近くに中江藤樹(江戸初期の陽明学者)の碑がありまして…
こっちのほうが斐三郎センセイより格上らしい。
なかなかよくわかんない街でした。
駅とお城の往復ではコンビニも見かけませんでした。
お城と川の関係はバツグンなのに惜しい。
でもこれを上回る駅前インパクトが山口県某市であったんですよ。
若者がいないと街はこうなる。どの街もいずれこうなる。
みたいでっせ。
観光どうのこうのじゃなくなってしまうのね。
この流れ、次回はガンバレ下関編。
★補足★
大洲のこの件は函館・五稜郭にいらっしゃる武田斐三郎センセイのレリーフに
5/29ご報告してまいりました。
こっちのほうが数段立派だわ、出身地より。
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