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2020年4月16日 (木)

【最新データ分析・新型コロナ】もう出口は見えているのに…?(1)

臨時更新。

10日ほど前にこれを書きかけて2回ボツにしました。

ちょっと早かった(笑)

今朝までのデータを入れて書き直しました。

前編が世界編、後編を日本編にして一本一本を短縮です。

人間、真実が見えていないと不安になるものです。

歴史の正解は過ぎてみないとわからない。それも確かですが

これまでの感染拡大の経過を見ていくと、どこに出口があるか明快にわかるんですね。

問題はそこに至るまでの時間。

最短にしたい。ポイントはそこでしょう。

まずはWHOで集計した全世界1日ごとの感染者増加数。

200416who11

続いて日々の増加率の平均値推移。これは上が世界、下が日本。

200416who12

・地球規模でのトータルの感染拡大は明白にブレーキがかかっている

この数字を見ればわかります。

だいたいの目安は

一週間で2倍ならこう。

一週間で1.5倍ならこういう数字。

200416who22

基準日から14.3%の増加率ではじまって、日々同数増加するなら

7日間で2倍、最初の7日間の平均増加率は11.0%ちゅう話です。

同じく基準日から7.1%の増加率ではじまって、日々同数増加するなら

7日間で1.5倍、最初の7日間の平均増加率は6.0%ちゅう話。

この1日ごとの増加率をイメージしておくとよいでしょう。

 

ただ全体の数字は部分部分の数字の合算なので、国ごとの局面を分析します。

A・感染拡大が続いている…日々10%のペースで増えている

B・どちらとも言えない…感染者増加の比率が3~10%

C・ほぼ沈静化しつつある…増加ペースが3%を切っている

200416who33

ざっくりわかるように順位表にしてみました。

一時は31位まで下がっていた日本が次第に順位を上げているのがイタイところ。

増加のバイアスは直近でこうなります。日本時間4/16取得データ。

200416who44

増加のペースは上位30国中、日本は7位。

これにこれまでに発表された感染者総数のバイアスを加味して分類すると

日本はいまAからBへと足を踏み入れた局面。

アメリカは総数が多く国土が広いのでまだBには達していない。

ようやくイギリスはBに近づいてきましたが、感染者総数を鑑みて、

日本よりもやや封じ込みは遅れている状態でしょう。

感染者数を爆発させてトルコも減速してきましたが、国土的キャパの大きいロシアと

人口的キャパの大きいインドはどっぷりAですね。

ペルーは南米で激増中。

アイルランドもイギリスの隣という地理的条件が大きく拡大止まらず。

 

はっきり言えばこういう感染症拡大は爆発させてしまえばしぼみます。

だからといって大量の死者を出して終息させてもしょうがないでしょ?

その意味ではトランプはアメリカファーストと言いながら冷たい男であることがわかります。

ツイッターでピークを過ぎた!と言っちゃった(苦笑)

自国の国土の広さを知らないのでしょうね。

日本人はそんなにドライには割り切れないわ。

割り切れるはずもない!

問題は人口比の「感染率」。

上位30か国は人口比で感染者が日本の何倍か、という

数字です。半分以上16か国で15倍を超えています。

200416who55

その意味で心配なのは対人口比で日本より感染者の多い国々は爆発させきって、終息に向かっている

ようにも見えることですかね。

それが日本国内で各都府県が緊急事態を出しているいまの状況が

まったく油断ができない状況という意味です。

人口比で感染者数を論じるなら日本はすでに中国を上回っていることを知らねばなりません。

言い方を変えれば対人口比では日本にはまだまだ感染爆発への伸びしろはじゅうぶんある、

という怖さ。

ここまで抑え込んできたシンガポール(順位は48位)はこの期に及んで増加率が3日続けて10%超えですから。

ひたすら粘り続けないと、出口は見えても近づかない。そういうこと。

日本は上も下も、他国それぞれの事情も読み切った上で自らの努力を評価すべきです。

早い話が「3密を避ける」「マスク着用で無症状の感染者が他人にうつさない」

ということですよ。

どうもね、日本人全体の3割強はそれが理解できていないらしい。

だから隣人が怖い。

函館の隣人も怖いけれど、隣人が多すぎる都会は怖い。

そうなります。

人間同士お互いを不安にするシステムの上で暮らしていると

言えなくもない令和二年4月中旬です。

次回はほどなく後編・国内データ分析編でお届けします。

 

最後に「ちなみにちなみに」。

いまだ予断を許さない、と

起こることが起こってしまって、手の打ちようがない

のはどちらがマシでしょうかっ。

いまだ予断を許さない、と

もう大丈夫じゃないだろうか?の

違いはどこにあるでしょうかっ。

ニンゲンは他人事であるかぎりは腹をくくれない、とも言えるかもしれないなァ。

半分にしたのに長っ。

やっと終わり。

 


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