【令和二年・第三回タビ】南茅部も激怒!予想通りの無共感@敦賀…昆布館(ボロカス)
せっかくポジティブな新型コロナ関係のネタを仕込んでいたのに
またしても「時期尚早」でぶっ飛んだので今晩はこの話を呼び戻します。
ま、函館(市)に縁のあるハナシ。
繰り返しますが、ほんのオマケの一泊だけ、なのに
福井県ネタ、けっこう何本もありますな。自分で感心。
それだけ魅力ある…おっと言い換えて
伸びしろのある地域なんですよ。
自分のルーツ云々は置いといて。
でも敦賀に立ち寄るきっかけがこれ、
ちゅう函館市民は皆無だろうなァ。
国道5号線にあるので函館市民も七飯町民も
そこそこ知っているでしょう。
いまある画像ぜんぶ出すか。
さあどうだ。そうです七飯町峠下にある、
北海道昆布館。
七飯町の観光スポット27軒中4位の116クチコミ。
この順位、腰抜かすなあ。って七飯町の問題か。
で、敦賀にも同じような昆布館があると言う。
函館と敦賀が昆布つながりなの???
土方歳三を撮影した田本研造のほうが旅のきっかけとしてはよほどリーズナブル(苦笑)。
もうね、マニアックは通り越している。
北海道昆布館のイメージもあまり良くなかったのだけど、
「つながり」の真意を確かめたいと敦賀を訪れたのでした。
自分的には北前船つながり、日本海交易ルートと思えば
面白くないことは…ない。
さて現地・敦賀。
ただコロナのせいでもなく、いただけなかった。
そのきっかけさえなければ、こんなに敦賀をディスることもなかったのにね。
いやあ、予想はしていましたが、ガックシですわ。
わざわざ行くほどの場所でもないところへ行き、現地確認するのも
重要な旅の使命ですが、意識が低いばかりでなく、商売が成り立っていないんですね。
とにかく商品販売ばかりで「文化」についてはこちらでは語られていないというか
それらしきスペースは「閉鎖」。
そして函館市として由々しき問題は
南茅部の「函館真昆布」がこの昆布業者に
まったく浸透していないこと、でした。
こうなると、どんどんフカボリを始めるのがブログ主の性ですわ。
ザマーミヤガレぐらいに深く掘ります。
せっかく紹介しているがごめ昆布も希少なもの、というだけで
がごめ「入り」というだけでお高い設定。
え?となりのがもっと高いよ、とよくよく見たら、
3袋のまとめ売り。
途中にそれらしいこういうのがありますが…
どこまで道南でどこまで函館かな?
で、ところどころランプがなくなってる。
あまりに不思議なので北海道の水産統計を調べました。
昆布の漁獲高が高い振興局と市町村。
こうなります!
そもそも北海道は日本の昆布の95%の漁獲高があるのですが…
内訳は
悪いけど檜山では昆布ほとんど取れへんからな。
現函館市内だけで北海道昆布のシェア28%つまり全国シェアの25%は
あるちゅう話。
ああ勉強になった!
この北海道地図テキトーでしょ???(笑)ただの館内デザイン。
昆布の歴史どころか、いまどきの方々に昆布の活用法、レシピ系のネタすら振ってない。
だからこのヤマトタカハシなる昆布業者は
敦賀駅前の松本零士モニュメント群の「銀河鉄道999」にスポンサードしてるんだなと。
ヤマトじゃないのね?と。
でもってコロナのおかげで営業時間短縮~。
飲食コーナー閉鎖。
飲食そのものって感染リスクと関係あるんだっけ?
もうね、団体ツアーだけが頼りのスポットで七飯町北海道昆布館の116クチコミに対して、
地元では38クチコミしかないという、トホホな状況。
ジャンルは敦賀市のショッピング5軒中3位。
観光施設、じゃないよ~。
こんな施設を函館に作ったら噴飯モノなので、海岸線のない七飯町に作ったと
勘ぐるブログ主。
うまく誰かが取り持てば函館と「姉妹都市」でもいいはずなんだけど、
昆布の取れる北海道のすべての都市と友好関係を結ぶスタンスで結局、
何も伝わらないという悲しい施設のようでした。
「和食」はユネスコの世界遺産なのだから、「和食」における「昆布」の地位は絶大なはずなのに
敦賀は京都への経由地でしたね…で終わるのは無力、無気力レベルでしょうな。
こんなのどこかの学識経験者にお墨付きもらえば済むだけの話。
昨今言うのは生産者が無知で、その魅力を発信できない、ことだそうです。
もう少し仲介するレベルが奮闘してもよさそうだけど、福井県の予算は「恐竜」で
手一杯のようです。
この意識の低さが通底して、ダメな敦賀を演出している一要因。
そ、函館だって他山の石とすべきだと思うのね。
獲れた昆布はみんな関西のほうに買われていく…じゃあないから。
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