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2020年3月 1日 (日)

ヒレンジャクと鳥撮り老人(後編)

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しばらく間を空けて後編。

意外とこのマイナーなテーマも、

函館市民の「偏差値」を図るのにはちょうどイイ。

基本的な構図は

●定点退職→ヒマ→カメラを持ってぶらぶら→野鳥でも撮ってみる

なんだろうと思います。

これは日本全国共通。

野鳥を一生懸命撮影している若者(30歳未満)にはなかなか会いません。

自分の経験値では遭遇比率は3~4%。

70%以上がアラ70'sですかね。

そして男女比も圧倒的に男性。

これはジジイの趣味という点は否定しないどころか、疑うべくもない。

本来は単に年齢の問題ではないけれど、劣化部分と相まって

野鳥撮影=ヒマつぶし

と化しています。このバアイ

自由に使える時間に余裕があるので、野鳥が好きで撮る

では決してない。

試しに立派な一眼レフに長い望遠をつけて撮影している人がいたら

こう聞いてみてください。

「ここ最近は何が来ていますか?」

間違っても

「何かいますか?鳥ですか?」とは聞かないように。

スズメもカラスもハトも市内にいつもいますからね。

何かはいるだろうが、ジャマすんなよ、このド素人(笑)。

と、思われませんように。

声のかけ方ひとつでその人の低いコミュ力がバレバレです。

ブログ主のブラフテクはたとえばこうです。

171208hoojiro1

「去年はここに冬でもホオジロが来てたんですが、ことしは見ませんねえ」

すると分別のある人間なら相応の答えが返ってきます。

あとだいじなのは双眼鏡を使っている人。

野鳥と思えば識別もせずに適当に直接フォーカスしている人は

単なる散歩モノです。

こないだ鳥撮り老人どうしの会話でインパクトがあったのは…

「いやあメモリーカードがたまっちゃって」

「え?パソコンに整理したりしないんですか?」

「しない。面倒くさいもの。撮りっぱなし」

 

別にね、写真展に出品しろとは言いませんよ。

ブログをやるべきだとも言わない。

でもまさにこれ野鳥観察が趣味ではなく、

ただカメラを持ってブラブラするのが趣味。

飛行機が飛んで来たらそれも撮る。

確かこの会話の人物に2年前函館山でこう聞きました。

「こんにちわ。調子どうです? もういままで200種ぐらいは撮りました?」

愚問でした(笑)

「残念ながら198種どまりです」

などとはゼッタイ答えません(笑)。

「そんなには撮ってないと思うなあ」

種数を数えてなんかない。

いつ何を撮ったかには関心がないので。

ヒマだから鳥でも撮りに行くか…なので。いい季節だし。って。

それでも珍しい鳥を撮ってみたいという願望だけはあります。

珍しい、の基準は?

周囲が珍しがっている、撮りたがっている鳥を

自分も撮りたい?

見ため派手な鳥=撮りたい珍しい鳥。

 

別のあるご老人は3年前だったか、自分も超初心者だったので、

「こないだのスズガモ見ました?」と聞いたとき

「そうなんですか?図鑑を持ってないので鳥の種類はわかりません」と答えました。

スズガモなんかではなくホオジロガモだったんですけどね。

171218hoojirogamo4

毎年2、3回以上は鮫川にやってくるホオジロガモ。

その後去年も最近見たいろいろ珍しい鳥の話をしてみると

「図鑑を持ってないので詳しくないんだよね」

2年前と同じ答えでした。

 

また別のご老人は

「このあとどこに鳥を見に行く?」と毎回聞きます。

別にこちとらそれで一日中うろついていませんからね。

その方には延べ10時間ぐらい、どこで何を見た話をしましたが、

ただ聞くだけ。彼から「そういえばこないだ…で…だった」という話は

聞いたことがありません。

極端にいうと何の鳥か確信なくシャッターを押しているようです。

撮ったあとで「あれ、××だよね」。

何か珍しい奴かも?と思ってシャッターを押したならいざ知らず。

いかに鳥に警戒されずに近くで撮るかでなく、望遠で遠くからなんとなく

動くものを小さく撮っているだけ。

その距離じゃどんなズームでもシャープには写らんだろうて。

2000mmぐらい必要でっせ!

この人も何月に何が撮れるかが、かなり危うい。

そういう情報を話しても馬耳東風。

でもいつも聞きます。「いまの時期、どこに行くのがイイ?」

そんな突拍子もない穴場が市内にあるかって。

 

あとから知ったのですがナントこのご老人2名がどちらも、

小か中か知りませんが校長先生だったのだそうです。

学びは一生続く、なんてトンデモナイ。

函館のセンセイがた、危うし。

今回ヒレンジャク、キレンジャクをきっかけにこれを書いたのは

レンジャク軍のピークが過ぎようとする頃、多くのカメラマンは

別の場所でエナガを追いかけていたそうです。

「眉毛のあるシマエナガがいる」

190110shimaenaga07

こちら↓はフツウのシマエナガ(北海道固有亜種)

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こちら↓は本州エナガ

190220enaga

まあかわいくて人気がありますけどね。

北海道の眉毛エナガは眉毛うすいかも、です。

本州エナガを知らないから、眉毛エナガがめっちゃ「珍種」に見える???

とにもかくにもエナガ撮影むずかしいですからね、

うまく行っても公園の中を小1時間飛び回るのがせいぜい。

かなりせわしなく早い。木々の間にいると低い位置では撮りづらい。

それにしても川岸の手すりにとまりがちなキレンジャク軍。

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りっぱな定点観測ですなあ、これ(笑)

飽きるぐらいこのパターン。

それより2、3年に1回、キレンジャクが数十羽、近くで撮り放題

でも、多くの野鳥老人は

「1回撮ればもういいや」「たくさんいすぎてどう撮ればいいかわからん」

みたいですね。

つまりより珍しいほう、を選択する、探すほどの知識がありません。

自分が撮りたいものを撮る。撮って満足。記録しない。

いやはや人間の寿命が200年ならそんなルーズでも楽しめますけどね。

人生半ばを過ぎて終盤にさしかかっても

「若いころのように活発には動けない」を実感しながら、

効率よくよりレアなものをしっかり画像に収める、とも思わない

だらだら感。そりゃ出現情報・観察情報をいくら交換しようとしてもムダですわ。

ちなみに珍鳥がオホーツクに飛来した、を新聞で知って冬道クルマを飛ばしていく

元気なご老人もいます。空振りをいとわず1日かけて北海道の冬を走る。

ま、それぞれの価値観ですからね。

でも何がザンネンってそういう幸福の幅の狭さ。余計なお世話か。

それにしても道南の野鳥の会の某幹部メンバーが毎朝双眼鏡も持たずに

散歩しているのを見ると、

ブラッシュアップのない定点観測は精度がたかが知れてると思ってしまいます。

ヒマだからぶらぶら?の函館老人気質を痛感します。

野鳥の会活動と別に散歩してるならいいですけどね。散歩の結果を会報に定期的に書く?

そして100%すれ違っても挨拶をしない人。

そういう人にはこちらも挨拶しませんけどね。

見てて思うのは日本野鳥の会って普及活動の名のもとに寄付を集める団体かな~。

なら日々の現場での鳥や人間との接し方も普及しないと。

支部ごとに活動内容も各人のスキルもめっちゃ差がありますから。

いい時期の函館山で野鳥観察会の連中が来ると、交通事故、避けるしかありません。

おしゃべりで撮影者のジャマをするする~!

ちなみにこれまた日々会う野鳥撮影老人に野鳥の会に会費納めているヒトがまずいません(笑)

おもしろ。

 

令和2年2月はじめ。キレンジャクをこれだけ詳密に撮れる機会は

なかったと思いめいっぱい撮りました。かなり勉強になりました。

もうブームは終わりました。先に来て自分と同じ撮り方をしている人には

ついぞ会いませんでした。めでたし。

さあ眉毛エナガはチャンスがあれば運がよければ毎年でも撮れます。

でも運次第。


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