ねえ函館、プロならプロらしいウデを見せて!
旅先でも人の流れが途絶えた不幸な駅前に出会うことが
たびたびあったけれど、函館という街は別な意味で不幸を
背負っていると感じますね。
それがまたイイと前向きにとらえたいところ、だけど。
函館の不幸とはいわゆる「函館人気質」と密接な関係があったりする。
カンタンに函館人気質が函館の不幸の根源と簡単に言い切れればいいのだけど、
ここ数年観察してきて「函館人気質」がきわめてあいまいなものであることがわかる。
本質は少しズレたところにあるようだ。
とにもかくにも函館の人間がイナカモノだと思うのは、
見事に「聞く耳」を持たないところ。
誤解しないでほしい。
函館の相当数の人間について言っているけれど、
相当数とは全体の○分の1。
この流れですでにムカついている人がいたら、
立派に「イナカモノ」の最たるものだからね。
九州への長めの旅から戻った当日、イカすニモカに残高がないと思い、
駅前のバス案内所に寄る。
こうした会話が耳に入る。
「年寄りなのでよくわからないけれど、バスに乗るとカードの残高が不足しているとよく言われるので入金してほしい」
見ると80歳ぐらいの老婦人。
窓口の函バススタッフは
「いくら入れましょうか? 2000円でいいですか?」
老婦人は答えず、
「年寄りなのでよくわからないのよね」
を繰り返す。
「降りるときに不足ですよ、と言われるの」
………
そしてスタッフも
「2000円でいいですか?」
を繰り返すこと数回。
どちらも
「チャージの上限はいくらですか」
「上限は2万円ですよ」
と言えばいいのに押し問答。
しびれをきらしたスタッフが「じゃあ2000円入れますね!」と
言うとようやく
「5000円入りますか?」
老若のこの二人のあまりに優れたコミュニケーション能力に感心する。
さて、この場面、気を遣うべきはどちら?
もちろんプロのほうです。この対応ではアルバイトレベル。
自分はこの老婦人が普段片道いくらで利用しているか尋ねれば、
その往復10回分ぐらいチャージすればすむのだろう、と思う。
そして嫌いなのは
「年寄りなのでよくわからない」
を繰り返す高齢者の姿勢でもある。
よくぞイカすニモカまでたどりついているけど。
そこまでもたどりつかない高齢者もいるんじゃないか?
会話を始めた時点で(聞く側は)
「知りたいので、教えてください」
なのだと思うが、年寄りなのでわからなくてアタリマエの
気持ちがどこかにある。年下に聞くのはハズカシイ。
ということなのだと思う。
それを表面上しか受け止めない若年層。
(若年といっても30代半ばは過ぎとるべや)
しかも女どうしのこの会話。
相手の立場に立って優しくする、ということがない。
再び函バスでのシーン。
とある停留所到着直前、両替機を利用した乗客。
かなり年配の男性。
両替機が故障していて両替で出てきたコインが不足していたらしい。
かなり年配の運転手はつり銭を持ち合わせておらず、
客に「帰りにもバスに乗りますか? そのときに
(往路で過払いだった旨を告げてください)
そうすれば大丈夫です。
えーっ!
その客は
「帰りに乗るかどうかはわからない」
と言う。
乗ると言っておけばいいでしょ。
運転手は「それじゃあ…」と過払いの証明になる何かを探している。
でも見つからない。
その悶着でバスが遅れる。もたつくバス運転手。
もたつくので撮りました。この運転手氏名。
もちろんブログ上は消しますけど。
いやあ、見事にプロ失格。
なってない危機管理。
たぶん…その客はパチンコ店へ行きたいのね、停留所の位置からして。
もしも勝ったら帰りはタクシー、バスには乗らないとでも
考えているから復路利用は「未定」なのだろう。
こういうやりとりがいかにも函館らしい。
乗り合わせた客が大メーワク(笑)。
これを微笑ましいと受け取らないと函館市民としてやってられんか。
人情味あふれる函館バスのスタッフは
そこプロとしてではなく、素の自分でそう振る舞ったりするわけです。
だから、こんなことはきっと日常茶飯事。
これがもし個室系のタクシーで起こった事件なら即座に会社に報告しますよ、
自分なら。
つまり、ブログ主自身が投げた日々のボールがちゃんと帰ってこない
ということではなく、
市民それぞれが投げる技術、受け止める技術が稚拙である街はこだて、
なのである。
なんと不幸であることか。
まあでも本人が不幸だと自覚していないぶん幸せかもね(笑)。
特に市民の平均年齢よりも下の層。
スキルのない老人を正面から押し返す。
スキルのない老人は謙虚を知らぬ。
こうした部分は「気質」ではなさそう。
イカすニモカを使えず、キャッシュレス還元の意味を知らず、
セルフレジは敬遠し、(コープの)ちょこっとカードは持ってない。
まだスマホじゃなくてガラケーなの…などというレベルのお話ではない。
たくさん年金をもらってるからか、銭湯のピンク電話からタクシーを呼ぶ?
足は悪いが銭湯へは行く。介助の申し出は丁重?に断る…。
こうした高齢者を見て学ばない函館の若手(分別なき30代・40代)。
未成年がマナーを知らないのを嘆く以前に当然のナリユキです。
そりゃあみんなでフリーペーパーの飲食店情報を
ありがたがるでしょう。
ワンコインランチに行列するのでしょう。
確かに全部ではないにしろ、日々街角で出会う
函館人気質とはそういう側面がますます顕著。
とにかくこれは「気質」とは別次元のモノなのよ。
さて、プロフェッショナルの自覚がここまで低ければ
アマチュアはもっと行き場がないわけです。
まあこれは函館市職員をはじめとする
公務員の自覚のなさにも相通じますけど。
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