【2020第一回タビ・九州縦横無尽】田舎なホテルと田舎メシ@鹿児島県出水市(前編)
鹿児島県出水市。
ここでday-3の宿泊。
鹿児島中央から九州新幹線で2つめの出水まで30分かかりません。
なんだかんだでこれで出水は3回め。
足を運ぶ理由はツルの越冬地として日本と言わず世界でも最大規模だから。
楽しみは
15,000羽を超える総個体数の中から、
8羽しかいないカナダヅルと4羽しかいないクロヅルを発見すること。
そしてことしは15年ぶりにアネハヅルという珍しいツルが登場している、と来た。
チベットからヒマラヤ越えをすることで有名なアジアのツル。
※ちなみに釧路湿原で留鳥として暮らしているタンチョウの総数はどんどん
増えている層だけど1500余。
前回も観察センターのおばちゃんに、早朝の塒立ちが素晴らしいのに、と言われ、
今回はとうとう出水に一泊することに決定。
なんと出水駅から約15キロ離れた観察センターのとなりに民宿まであるらしい。
さすがにそれは何なので、駅前のホテルから片道約15キロをチャリを借りて通う。
この片道15キロの途中途中がいいのよ。
ツルだけでなく、冬の九州独特の渡り鳥にいろいろ出会うので、
地元の人々のおもてなし度は低くても、
自分としてはじゅうぶん元はとれるのである。満足度はことしも高かった。
それにしても観光的には洗練されていない街である。
そのぶんツルが凄すぎる、というギャップなのだけど、
一般の人にはわからないだろうなあ。
自分はそのアンバランスを許容したいとさえ思う。
とりあえず前編では「満足した」部分を中心にお届け。
2019年の5大ニュースの5番めで、
2020年は初めて撮影する野鳥の種類を目標7としたけど、
もう今回1月の出水で早くも3種クリアです。
右端が噂のアネハヅル。
九州では割と見かけるらしいホシムクドリ。
田んぼ大好き。北海道でも冬に来るらしいけど
なかなか撮りにくいタヒバリ。
毎回初めての出会いがあるのは場所がとにかくいいから、ですねえ。
もちろん地元の受け入れ態勢も。
そのどこが渡り鳥に好かれているか人間はしっかり知る必要があります。
こうして地理的に遠くても遭遇確率が10倍、100倍、1000倍あれば、
まず大きくはハズさない。
そして全体で7羽だか8羽しかいないカナダヅルも
親子連れでゲット。(通算2回めの撮影)
4羽しかいないはずのクロヅルも初日に遭遇。(通算2回めの撮影)
ぜんぶで15,000羽を超えるツルがいるなかで、うまく出会えるのは
かなりフシギ。というか前回、前々回に会えたあたりにいるから
フシギ。
だって、この中にいたらどう考えても無理でっせ。
これは観察センター早朝7時の餌やりに群がっているところ。
手前はミヤマガラス、奥のほうでもわっとバタついているのはオナガガモのようです。
餌やり場所を決めておくことで、ツルたちが方々に散って
畑で害をなす確率を減らそうという人間の考えね。
ほかにも九州の冬に独特の渡り鳥、
クロツラヘラサギ&ヘラサギやツクシガモも
この近辺で会えるので
北海道の鳥好きにはかなり楽しい探鳥地です。
でもなあ、もう3回も行ったから次回はあっても
かなり先、でしょうな。
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