【旅メシで大当たり!編】福山にて、「せとうち料理・春秋」後編
20/1/12更新記事
「【旅メシ・ハイライト】まさかのハイCP!…良店「春秋」で瀬戸内の海鮮を満喫 」の続きです。
ではでは簡単に福山「春秋」の料理解説。
その前に気合の入ったお品書き。
だいじですよぉ~。
まるで巻物のように長い。
おっとこれはドリンクメニューだった。
こんなん毎日書いているわけはないでしょ?
でもその日ごとにあり・なしを微調整している「形跡」こそが
だいじなんです。
手間をかけてますアピール。
函館の飲食店はここでまずまず手抜きをしますからね。
まあどんな店でも、実際にどこかで手を抜くわけだけど、
そうしてないように見せることが肝心。
わかってないよなァ。
ビール&突き出しはいいとして、
これね。ネブトの南蛮漬。
ネブトってナニ?と聞きました。
小さなアジみたいなヤツ?
どうも違うようです。
瀬戸内名物の小魚。正式には「テンジクダイ」というようです。
こういう地域特産の食材。しかも庶民的なやつ。
いいですよ。
続いて刺し盛を考えたけれどメニューには1人前1500円、ただし
2人前からと書いてあるので、3000円を覚悟して、
大将に聞いてみる。
すると「1人前でもOK」との返事。
1500円でこれ、は大サービス。
ただいくらとオレンジは要らないのだけど、見ためも重視、
映えることも大切ですもんね。
お次、野菜だけシンプルサラダ。
生野菜がほしいと思ったのだけど、案の定2人前以上ある。
ドレッシングが3種類もいいけれど、サラダに横長の器かい!
このへんで想定通り、日本酒に移行。
広島の地酒を物色していたら、見覚えのあるこのお酒。
香川の酒、悦 凱陣。純米酒。
4年前の夏に高松で飲んだ。うどん食べに行って稚鮎の天ぷらを
あてに飲んだんです。このお酒。
ガイジンってどういう字を書くんだろ、と
思った。瓶を確認しなかった、ので。
なんで福山にあるの?
と聞くならば、
「料理に合う日本酒をいろいろこだわって探したら、あまり県外に出ない
この酒に出会った」のだそうです。
こういうところがイイネ。でしょう。
嬉しくなったので締めのひと皿は
穴子の天ぷら、盛り合わせ。
瀬戸内は穴子もウマイ。
ほんとうは(カウンターでとなりにいた)昔のギャル3人組が
大将を解放したあとで、たんまり話しかけようと思っていたのだけど、
3名のうち、1名がお帰りになっても、残った2名が動く気配なし。
でも別のスタッフがそこそこ相手してくれたので助かりました。
またしても、函館の飲食店が観光人気にあぐらをかいている
話を言いふらしてきましたとさ(笑)。
横で聞いていただけだけど、大将は女子3人組にこう言ってました。
「自分で店を持っていろいろ試行錯誤しながらやってきて、
やっと20年かあ、です」
まさに、だしょ?
自分の相手をしてくれていたスタッフも
「広島は勢いあるからいいけど、福山は案外商売難しいかも…」
得られるねえ、いろんな証言。
恵まれていることに気づかず、慢心しているわが函館のことを
旅先でもれなく思い出しますな(笑)。
ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。
« 【定点観測術】新年早々ヤル気のない店編 | トップページ | 【新規開店@函館】飲食店19年4月~6月は109軒。増加傾向? »
「旅で思う」カテゴリの記事
- 【再掲モード】なかなか出会わぬ感動の赤…(ベスト紅葉2020)(2024.11.20)
- 【ようやく鹿児島編(2)】日本をつくった薩摩の人脈。その厚み、尋常じゃない【維新のふるさと】(2024.06.15)
- 九州の鉄道2024春(JR九州、DSトレイン編)【主にかわせみやませみ】(2024.06.03)
- 【ようやく鹿児島編(1)】なぜそこまで力強いのか。桜島と西郷どんがいるからさ?【維新のふるさと】(2024.06.08)
- 【やっぱり加藤清正はすげえわ】熊本城で目からウロコ【天下の名城ここにあり】(2024.06.02)
« 【定点観測術】新年早々ヤル気のない店編 | トップページ | 【新規開店@函館】飲食店19年4月~6月は109軒。増加傾向? »
コメント