【わが十二天守コンプリ最初の訪問地】国宝・松本城の余白を満喫
10年ぶりの「再会」です。
まずは効率を考えて松本城東側から攻めます。
黒門で入城券が販売されていて、東側が広場になっています。
まずは入城。入場料は610円。
下層は戦国時代の鉄砲史など興味深い展示がありました。
天守まで登りましたが、眺めそのものは特にランドマークがないので
いま一歩。条件によっては北アルプスが見えるんですけど、
この日は晴れても見えませんでした。
東→南→西→北の順。
とりあえず入場したら狭い階段を一生懸命最上階まで上がった証に
画像は残すべきかな、と。
遠くに残念にも雲がかかっているのが北アルプス。
晴れていれば大滝山から槍ヶ岳をはさんで常念岳あたりが見えるハズ。
最後に北側。
ことしになって国宝に指定された「旧開智学校」が見えています。
さて、松本城のポイントは東南カドの月見櫓。平和な時代の象徴。
7代藩主・松平直政が作らせたそうです。
松平直政は徳川家康の孫で、家康の次男・結城秀康の三男ですが、
時の将軍・徳川家光は家康の三男・秀忠の次男なので、
いとこにあたります。
その家光が1534年(寛永11年)上洛の帰り道、中山道経由で松本に
立ち寄る予定があって、この櫓を作らせたそうです。
結局、交通事情の関係で家光は松本城に来なかったとか。
直政は松本城主だったのは5年たらずで松江に移封されたのですが、
そのわずかな間にこの特徴的な月見櫓ができたというわけです、
花頭窓もあり、雅な造り。
ここで月を見たり、舞を舞ったり。
前回この城の特徴である赤い櫓をじっくり楽しまなかったので、
中からも撮影しました。
松本城の城主の系譜もしっかり掲示されています。
これだいじ。
天守の内部を楽しんだ後は、絶賛余白大会。
南西のカドにある天守が濠で強調されているので、絵になります。
フツーはこう撮るかもしれませんが(南、南西、西)
東南カドの月見櫓が見えなくなると、武骨な印象に変わります。
でも、こう撮るとより松本城らしい感じがします。
月見櫓と埋橋(うずみのはし)の赤が両方見えて、
かつ空が青く、濠に城が写る。これでしょう。
あとはおまけ。
避雷針もたいせつですな。
北面は工事のやぐらが組んでありましたが、南側から撮る分には写らないので◎。
まあ国宝というだけあって名城ですな。
満足満足。
そして松本は城下町の和の造りが目立たないところが個性があってよい。
通りが案外洋風。戦災に遭っていない城下町は少ないけれど、
函館よりも少ない人口24万なのに、プライドがあってピリッとした印象がある。
観光都市としての比較対象として深めたい街。
いたるところに井戸が沸いていて、場所場所でアレンジしているようです。
ちなみに姫路城を意識してか、松本には国宝が2つある!を
強調してました。
旧開智学校は2009年の前回訪問で行ってるので今回はスルー。御容赦。
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