続・函館に住む理由…そして恥をかき続ける函館?
なぜ「続」とつけたか。
ねえ。
わからなくてイイです。
あるコトにインスパイアされたからです。
11月下旬のNHKの朝の全国ニュースで、函館は恥をかいていました。
うーんNHKのツッコミが浅くて、中途半端に恥をかいていました。
朝のNHKニュースは何度か繰り返すので、録画して保存しようか、と
思ったほど。
しませんでしたが。
しかもピンポイントで、その10日ぐらい後にAIRDOセントレア行き、
に乗り合わせた70代女性にその話をされました。
朝の全国ニュース、一定の年齢層は見ているねえ。
誤解だよ、誤解。
何が…?
住みたい街、行ってみたい街でつねにトップクラスの魅力度を誇る
「はこだて」ですが、人口減少が全国3位だというわけ。
「函館市民は自分の住んでいる街に魅力を感じていない」
「いざ住んでみると魅力がない」
ふつうに考えるとそういう解釈になる。
果たしてそうなのかね?
また、この全国3位というフレーズも嫌いなんだけど、率で表せばもっと人口減少率が
高い街はいくらでもある。
絶対数でランキングしているので、あくまで
「このサイズの街なのにこんなに減るのはなぜ?」というだけです。
19/8/4更新記事
あれ書いたの、もうそんなに前になったかぁ。
見てわかるように函館の転入率は青森や弘前よりずっと高いですわ。
NHKは人口減少の理由を「高校生以下の医療費が無料」の北斗や七飯に
若いファミリー層が函館から流出しているから。と報じていたけど、
確かにそれも一理あります。
函館市の子ども未来部(本庁舎3階)の担当者がインタビューに答えていて
「施策は自治体でそれぞれなので、なんともいえない」だそうです。
少子高齢化の折、ボリュームゾーンは確かにそこじゃないのだけど、
街の未来について、函館市がどう構想しているか、如実にわかるニュース(取材)。
で、限られた財源を「大型客船着岸のための埠頭整備」に使ったり、
500万と言われる観光客から「宿泊税」を徴収しようという方向に向いている。
まだ、気づかないというか、
これ函館、滅びても気づかないと思うのね。
やることやっても足りなくて、それでしかたなく講じる策じゃないでしょう。
すでにA属性な函館を愛する市民の比率は激減(死滅?)している事実。
ナント大門界隈も西部地区で、多くの「市民」には用事がないアウェー。
この裏は、そう、こうでした。
棒二森屋が閉店してさらに訪れる人が減ったデータもある。
ありし日…
とある保健所の職員はこの交差点に行かないと宣言したっけ。
元町界隈…行こうと思えばいつでも行ける
(市民にとっても)「観光地」化しているフシさえある。
すでに多くの市の職員の属性がAじゃないので、
街の未来に真剣に向き合う心境にないわけだ。
当然「北斗と七飯は函館にできないこと」を街の魅力に変えようとするわな。
お互い切磋琢磨していれば良きライバルにもなりうるが、そうじゃない。
そして北斗と七飯のB属性化も進行して、函館は仕事や学校に通う場所化して
別に自分の街(北斗・七飯)への愛着などどうでもよくなっていく。
函館圏どころの話じゃない。
こんな地方都市で少ない人口をただ奪い合う愚。
旭川や仙台とはだいぶ事情が違う。
公共交通の少ない地域に人口もどんどん流れ出ていく。
というわけでその状況を把握せずして、
自分はなぜ○○でなく函館に住むか、を悩んでも意味ないということ。
ブログ主は常に生活の軸足を東京から函館に移したメリットを考えつづけているし、
だからこそこうしてブログを書いている。
自分が函館にできることは読み取れないほど、ほんの微々たることだし、
A属性はキホン寛容(無関心とも言う)なので、ヨソ者が好き勝手に
この街をスクラップビルドしているだけなのだ。
※ビルドよりスクラップのほうが当然多いか。
それに数少ないビルドだって過去の歴史を学習せず、失敗を重ねる(笑)。
これもすべて函館が観光都市としていかに魅力的かの裏返し。
表裏一体。だからこそのギャップなんだわ。
NHKのニュースでは青森県立大の識者がコメントしていたが、
どうやらこの件を市民自身でまともにコメントできる識者は存在しないようだね。
NHKの人脈が希薄なのか、函館のニンゲンが誰もこの問題に
真剣に向き合っていないのかはわからんが、他人事でコメントされてもね。
結局。
旅に出てヨソの街を観察していると、函館のイジョーさがとてもよくわかる。
函館vs東京…的な田舎と都会のメリットを比べている時点で、
それは個々の人生観の問題なのだけど、vsで比較する対象を変えたら
どうですか?
vs札幌、vs仙台でも函館は完敗ですか?
どっちに住むか、じゃなくて、どこに住むかの視点。
少なくとも50代より上にはしっかり考えてほしいテーマ。
それに分別なく30~40代を過ごして、10年後、20年後に行き詰っても
遅い、かなあ。
とりあえず、「鬼乗り鉄タビ」の旅サキ。
誰もが函館の観光力をうらやむ。笑っちゃうけどね。
そして、街の人口を調べ「駅前」を常に記録し、考え続けていると
たくさん集まって興味ブカイ。
ハコビバはその見事なサンプルだって知ってました?
全国「駅ビル」コレクションも近々できそうだわ。
▲津・駅ビル、チャムは県庁所在地の駅ビルとしては最低クラス。
人口27万超の街の顔には到底役不足。でもサイゼリアや吉野家やミスドはある。
▲人口8万弱の京都府・福知山駅にさえそこそこの駅ビルがある。
餃子の王将や魚民が駅ビルにある。
全国を旅して函館より貧弱な駅の飲食施設を見つけた報告しますわ。
タリーズは「神」だよな。
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