無料ブログはココログ

« 【海鮮居酒屋観察】本日の「おすすめ」は「日替わり」とは限らない | トップページ | 【函館飲食店の(ミニ)歴史】を学ぶ!PART19「洋風居酒屋」編 »

2019年11月26日 (火)

岩手県県南のとある店頭から「混迷の東北」連想ゲーム

観光に疎い街。

これも絶対的な基準があるわけじゃない。

でも田舎度からの脱却を判定するためには「人口」という要素は

大きいのね。これは周辺地域からの流入と大都市への流出のバランスの結果。

190220kurahotelichinoseki

さて、2019年にナント4泊、もした岩手県一関市。

ま、とある「目的地」へ実は仙台より近い、というのがその理由ですが、

岩手県内の序列を見てみると、

人口は県内2位(国勢調査2015)。

3位の奥州市とは僅差ですが一応県内2位なんですねー。

世界遺産のある平泉町は隣町。

190221ichinoseki_st1

けっこう観光客の宿泊も多いのかと思いきや

東北新幹線の威力であまり多くないらしい。

そんな一関のJR一ノ関駅西口を出て徒歩1分。

2月に見つけたこのお店が、

190220ikoiichinoseki

11月に行ったときには影も形もなくなっていました。

最初この店頭が暗くていかにもやってなさそう、

191119sobahanaichinoseki

なこの店にリニューアルされたのかと事実誤認しましたが、

こちらの店は印象が薄すぎて2月に訪問したときに

記憶されてなかっただけ。まったく

駅前の賑わいが薄くて、閉店や空きテナントが多い。

つまり人口10万超でも、駅を中心に発展してきたわけじゃない。

190221iwabuchiyaichinoseki

191119kirinichinoseki

駅から徒歩30秒、正面じゃなくて右手のお店2軒↑も

もうやってないし、そこそこしっかりした和食処も午後7時に閉店。

わが目を疑います。居酒屋で午後9時閉店というお店も見かけました。

だからこういうチェーン居酒屋も貴重。フツウ「観光客」が撮るお店じゃないけどな。

191119shouyaichinoseki

地元民が利用しない駅前で、観光はなかなか楽しめませんね。

地元民が利用しない駅前で、観光はなかなか楽しめませんね。

地元民が利用しない駅前で、観光はなかなか楽しめませんね。

あれ?なぜこのフレーズを繰り返す?

 

一関4泊のうち、2回の夕食はコンビニめし。

1回は4回泊まったホテルの食事処で中はずし。

190220kurahotelichinosekidaikoku

なのでこの11月はあえて「駅前チェーン居酒屋」で予算3000円で

こなしてみました。

191118irohaniichinoseki5

191118irohaniichinoseki3

接客は頑張ってましたが、チェーン感がにじみ出ていて

「満腹になったから許すか…」

いかにも骨せんべいのこれは多い。エンガワonly!

191118irohaniichinoseki2

夕食予算1500円ならいざ知らず、3000円だとやはり一食損した気分になる。

でもそれしか選択肢がないんだなあ。

掘り出し店はないものか、20分ほど駅の近辺を放浪してこの結論。

こうなるとトリップアドバイザーも役には立たない。

岩手の良さがほとんど伝わらない。

とりあえず地酒が飲めればそれでOK???

 

翌日、乗る予定の早朝の列車に乗り損ない、北上駅で乗換が2時間空く。

191120kitakamistationwest

粉雪の中、駅前散策。北上のほうが一関より飲み屋街が発達している。

北上市、人口9万。岩手県内5位。

それでも朝8時に開いている喫茶店は見つからない。

ベーカリーカフェなんてしゃれたものはない。

ローソンでコーヒー。少し歩くとファミマもセブンもある。

191120kitakamigrove

191120kitakamigrovewifi

ただ駅前ビルはwifiシールが貼ってあっても電波は微弱。つながらず。

地域FMが寂しく聞こえている。

想起するのは売り上げ10%アップでも、売り上げ倍増でもかける手間はいっしょ、

という発想。頑張っても報われない的な。

 

令和時代。新幹線が止まる駅の正体は実はこうなっている。

雪降りしきる中、由緒ある神社を参拝。

191120suwajinjakitakami1

みたいな感じで時間をつぶして午前10時ようやく北上線で横手へ。

ことし2回めの北上線&横手。

山間部はかなりの雪。岩手県から秋田県へ進む。

191120yokotestation

横手駅前。ここでも30分の乗換の空き時間。

小さな小さな駅ビルの休憩コーナーにはwifiが飛んでいて、

ことしの横手焼きそばイベントの順位が掲示されている。

191120yokoteyakisoba

限られた数の飲食店しかないのに、毎年毎年、それぞれのお店の

工夫が表彰されるしくみ。

190219yokote_kuidoraku_honten7

2月に自分が食べたお店は四天王常連だったが2019は「推奨店」に降格。

そして、強い店はいつも強い。

横手市。秋田県内人口2位。8万。

実質観光最弱of東北の秋田県からは

ナントカシタイの気持ちが少しだけ伝わる。

何が欲しいのか、何をしたらいいのか。

ブラタモリもようやく秋田&男鹿にやってきたばかりだ。

2019年第10回タビ。ことし2回めの混迷の東北編。

見慣れて見えてくるものも、ある。

というわけで次は「再び能代」の話になる。

やっぱりあの店は只者ではなかった。いい予習ができた。


にほんブログ村

 

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

 

« 【海鮮居酒屋観察】本日の「おすすめ」は「日替わり」とは限らない | トップページ | 【函館飲食店の(ミニ)歴史】を学ぶ!PART19「洋風居酒屋」編 »

旅で思う」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 【海鮮居酒屋観察】本日の「おすすめ」は「日替わり」とは限らない | トップページ | 【函館飲食店の(ミニ)歴史】を学ぶ!PART19「洋風居酒屋」編 »