【地方紙の限界】北海道新聞・飲食店の無届営業容認(後編)
19/9/21更新記事
「【地方紙の限界】北海道新聞・飲食店の無届営業容認(前編)」参照
(前編からのつづき)
某日、午後1時過ぎに道新N記者にTEL。
一週間経ったのでこれからうかがってよいか。
すると「これから外出するのでその後、夕方が都合が良い」
こちらは午後5時を過ぎたくない。
「じゃあ午後4時でどうでしょう。上司を同席させて2名で対応します」
忙しい新聞社のはずなのに、当日のこのスムーズな対応は何でしょう。
こちらは別に急がないんですけどね、誠実な対応なら。
約束の時間に尋ねると、上司とされた男性記者はすぐに名刺を出す。
肩書はない。
で、こういうのだ。
・保健所が無届営業を放置している件と北海道新聞社は何の関係性もありません
おかしいでしょ?
ちゃんと伝わっているの?
質問は2点なんだけど。(以下再掲)
==========================
質問1:公務員の怠慢により違法状態が放置されている場合、北海道新聞としての(報道)スタンスはどうなのか
質問2:S記者の発した「事実確認できないので持ち帰った件は、その後事実関係を調べたのか」
==========================
・記事にならない案件については、事実確認等々の取材過程を公開することはありませんし、今後この件について対応できることは当社にはございません。それが社としての回答です。
「この件」って何を指すのでしょう。
まあ、対応しないと言われたらそれまでなので、
じゃあ、いいです。となる。
なかなか失礼な対応。そっちの都合に面会時間をあわせた身としては憤慨当然。
さては去年会ったS記者もいいかげんな対応をしたんだな。
記事にならない案件については汗をかかない。
あのね、どう記事にするかが記者の技量でしょう。
技量がないから「なぜ記事にならないか」も説明できないんだな。
まったく対応がないなら最初にそれを言えばいいだけ。
別に道新にこの件を解決してくれ、とは言ってないし、
北海道新聞どう考える?と投げたら「別に何も」ということです。
ちょっと気になったので裏をとらさせていただいた。
札幌本社のお客様係0112105888はこういう。
「現場の記者の判断が弊社の最終判断です。」
へえ、じゃあ違法状態容認が北海道新聞の社としての見解ね。
「個々のケースについてこちらでは回答を控えさせていただきます。」
あそう。この記者、面会する成りバシっと名刺を出したけど、
記者の見解が社の見解ということは、記者の個人名を出してもよいということね?
「それはネット等々ということでしょうか」
もちろん!
「それは…なんとも申し上げられません」
うんよくわかった!サンキュッ!
というわけで名刺公開のお墨付きをいただきました。
あのですな、問題は表題の
「無届営業容認」ではないのですよ!実は!
北海道全体から見て、函館市内の100か所の無届なんて小ネタ中の小ネタ。
ニュース価値はないのです。
ニュース価値がない案件の情報提供があったときに記者として
どう対応するかをすっかり個人まかせにしている北海道新聞社の姿勢こそが問題。
いいじゃん、素直に「そういう件はどうにもなりませんねえ」と答えれば。
だから、函館市の小さな権力に「逆らったら今後取材活動ができない」と
でも考えているのか、予定調和の記事しか書けない凡庸かつ無礼な記者が
できあがる会社の組織がかわいそう。
きっと学生時代は優秀で、高い競争率をくぐりぬけて就職したのに
どんどんスポイルされて「しがない××」で一生を終えると思うと、
もっと共感力を磨いたほうがのちのちの人生のため、ですよ、
とアドバイスを送りたい。
きっとここも有能な奴から辞めていく会社なんだろうな。
すべてがはっきりしない。あいまい。
小ネタを大切にしない奴に大ネタはモノにできないと思うけど、
まあそれで平穏無事がいいんだな。新聞記者も。ま、
ヒトの話を聞けないイナカモノがここにも、とそういう話でした。
去年、最初に電話に出たA記者、面会したS記者。ことし最初に面会したN記者。
そして最後の無礼な五十嵐記者。4人のうち、ひとりも誠実な対応に
ひっかからなかったことからも組織の抱えている暗部が見てとれます。
責任者出てこい!となるまでは若手が不十分な対応をして、事態を大きくするのも
まさにあるある、なのでした。
勉強になりますな、地方メディアの使えなさ具合。
うーん、まだ書き洩らしている気がする。思い出したら「おまけ編」にて。
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