【2019第6回タビ】稚内こそが真の道北、そして北海道
今回、稚内2連泊はかなり思い切った決断でした。
旭川って道北なの?ってくらいギャップがありました、稚内。
函館からはJRの営業キロで片道714.9km…。
以前同じ乗車時間で新函館北斗乗換新幹線で西へどれだけ行けるか
計算してみたら、博多あたりまでは楽勝でした(笑)。
最初は例の鳥さん(ことしもまた気配すら感じることができませんでした)のせいで
豊富温泉に2連泊のつもりでした。たぶんそのパターンだとこの体験はありませんでしたね。
3か月は前から日程を決めていたのに、渋い温泉旅館がターゲット
だったため、予約が遅れた結果、6週前には月火連泊はムリと
断られてしまいマシタ。日月だったら可能だったのに。
え?そんな人気旅館~? (シングル用の部屋が少ないんですよ)
それも巡りあわせなんですが、いいほうに解釈して、
稚内市内で初めてのホテルに連泊チャレンジ。
それにしてもオンシーズン価格で高いわ。
ライバルを持たない稚内ドーミーインは素泊12000円コース。
さすがにそれは、ナイ。
でもこのホテルも素泊まり9740円なのでけっこうなお値段。
まあ、海の見える眺めのイイホテルでしたけど。
この名所がすぐそこ。
一階に大浴場もあり。とりあえず稚内TOP3。
新鮮だったのは裏山…市役所の裏山であり、港沿いの街並みを
見下ろせる裏山がこんなだってこと。
初日は早朝散歩、最初の15分で4回も出くわしました。
彼らが市民墓地を悠々闊歩してました。
けっこう原生林な秘境でエゾシカにビビらなければ、野鳥観察には
最高の環境のようです。これがプラスの発見その1。
▲コマドリ&ビンズイ
ほんとうは裏山を上ってこれらを見に行く…その途中。
▲上から稚内公園のようす、氷雪の門、南極観測樺太犬訓練記念碑 塔、開基百年記念塔
▲晴れていれば宗谷岬はおろか樺太まで見えるロケーション。
北海道で樺太を意識するのはこの街だけでは?
発見その2はホテルの宿泊代のモトを少しでも取りたいと、
チェックアウト後にフロントさんを直撃。
なんで24時間コンビニが稚内にはないのか。
セイコーマート以外のセブンやファミマはなぜないのか。
するとこんな答え。
「道北は街と街の間が遠すぎて、弁当の配達が不可能。
稚内なんて隣町まで40キロですからね」
それで一般コンビニが成立せず、セイコーマートの天下のようです。
そして銀行が閉まると使えるATMもなく、
ラーメン屋や喫茶店は夜7時なんて遅い時間は開いてません。
駅のカフェは夕方4時終了ですからね。
同じビルの駅の食堂は19時終了。
これサロベツ3号で23時台に到着したなら、8割のお店が
締まっている。もはやスナックぐらいしか開いてない。
「駅前」も成立しない。
▲この駅前の食堂?は朝食用だとか。飲み屋かと思った
フロントさん曰く
「6月のこの時期は朝4時はもうすっかり明るいので稚内市民は
朝型の人が多いのでは。夜に出歩いてろくなことはないと(笑)。
なにかが起こっても遠い場所まで助けに行けないし(笑)」
よーく考えるとこれが悠久の大地、試される大地、北海道の本来の姿。
やっぱり函館や札幌は北海道じゃないのかも?
そう思わせてくれた稚内2泊でした。
うーん、稚内の魅力…全然盛り込み足りないので、もう一回!
▼そういえばオロロンライン国道106号をチャリで走る無謀(笑)
いやあ風は強いし行けども行けども、牧草地でした。(走ったのは幌延・豊富の町境付近)
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