【名店を見抜く・後編】ただただ成功体験の積み重ね@新山口(小郡)
19/5/26更新記事
【名店を見抜く・前編】ただただ成功体験の積み重ね@新山口(小郡)
に続いて後編です。
え?店名が入ってなかった…「入道」でした。(19/7/14追記)
このお店が山口市のレストラン913軒中1位であることは
後日TAにクチコミを書こうとしてあとから知ったのでした。
でも冷静に考えて山口市と言っても新幹線の駅がある小郡(新山口)ですよ。
湯田温泉などで有名な山口市の中心部とはアクセスが違う。
そうした有利さもこのお店にはあるとは思うんです。
クチコミ総数もわずか20。それでもレーティングが5点満点の4.7というのは
かなり高い。飲食店で4.5超えたらサクラを疑えの法則があるぐらい(苦笑)
というわけで山口県の全体レベルを考慮してもまずは当たりのお店。
前編で剣先イカのお造りと刺し盛が別々に出てきた時点では
剣先イカの真イカとは違う旨さがわかりかけてきたぞ、状態で
こちらもトータルのノリはまだ半分。
函館特有の朝イカ論だけがイカのすべてではないし、
呼子のイカのように透き通った姿造りがベスト、と言い切るのも違うのでしょう。
ぐらいの冷静な思考でした。
で、大将との会話。
味覚の個人差については19/5/10の記事でも
書きました。
その話は別にして、手書きメニューからわかる実直さ、気真面目さが
信頼に足るという判断です。
で、直前のお一人様が店頭で悩んで入らなかったので、
自分は迷わず暖簾をくぐった話をすると、大将こう言います。
「わかる人がわかってくれればいいんですよ」
「うちのメニューをメモしていって、一段安い値段で出すお店が
あるようなんですけど、うちはモノが違うという自負を持っているんで、
それで高いという人はしょうがないです」
そんな大将に「山口の地酒、オススメは? 獺祭(だっさい)はもう全国区なので、
獺祭以外で」と発注すると、出してくれたのが宇部の酒蔵が作っている
「貴」(たか)=株式会社永山本家酒造場、の特別純米。日本酒度+5。
利き酒の力量はゼロに等しいので、言葉では表現できません。
でも函館で飲めない酒と思うと、地酒っていいな、と。
こうなると最後にもう一品!と欲張ってしまう。
ずっと魚、魚で来ていたので次を迷うところだけど、
箸袋を見て、これ行くか、の鯖寿司。
焼き鯖と焼いてないのとあるわけだけど、あえて焼いてない鯖寿司を発注。
2月に八戸でごっつ美味い鯖体験してる↓ので、うるさいぞ!
▲八戸の「サバの駅」・これはこれですごい店だったけど…
出てきました! って、目の前でギューギュー押してましたもん。
もちろん国産!日本海の鯖! 1500円だけど、このボリューム。
山葵とガリをお代わりしてしまいました。
こういう形態の場合、醤油はガリ経由、ですもんね。
大将:この時期だから脂のノリはピークじゃあないけどね…
中にシソと昆布が仕込んであって、お下品にもめくって証拠写真を
撮っちまった次第。
いやいや美味い魚で久々に酔っぱらっちった、な夜でした。
もう何時に食べ終わったかの記憶もなし。
▲店出たの10時過ぎてんじゃん。ちょっと気前良すぎたかも。
さすがに5000円は越えたくなかったけど、あの鯖寿司では!
料理写真、メニュー写真をパシャパシャ撮っても
カンドーして店頭写真を忘れるのオマケつき。
翌日周辺の他の店はネオ街歩き的撮影したのに…ここは忘れた。
もうね、いせもん(三重県津市)に続き、名店あるある。
また撮りに来いよ、とそういうわけだ。
ひと旅で一軒出会いがあれば、残りの旅はケチ飯あるのみ!!!
※そうそう、函館の未届け飲食店の話をしたら、大将いわく
「それって放置はあり得なくて、ガサ入れじゃあないの?」だそうです。
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