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2019年5月30日 (木)

【西部地区の街並みチェック<5>】弥生町・弁天町・大町編

シリーズ5回め。

それでは景観形成指定建築物を中心にそれぞれの街並を見ていくことにします。

ちょうど先日、市の所管部署の都市建設部まちづくり景観課の担当者と

じっくり話をしてきたので、

それなりに裏が取れていて邪推に偏り過ぎず安心(笑)

まずは弥生町編。

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弥生小学校(No.18)。景観形成指定建築物。

石川啄木が代用教員として赴任した小学校ですが、明治40年の大火で

焼失。この建物は昭和9年の大火後の昭和13年に建てられ、その後、平成23年にこれまでの

雰囲気を残して改修されています。

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それよりもこの銭湯・大正湯(No.20)。映画パコダテ人のロケ地に使われたそうですが、

残念ながら見てません。こんなピンクの銭湯、函館ぐらいでしょう。

でもお客さんが少ないようで営業時間も短く残念な状況。昭和3年築。

NHK「美の壺」で映されていたこの建物。岩崎家住宅(No.19)。

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なんだか色が素敵なので紹介しておきたい。パステルグリーンはけっこうレア。

大正13年築。

続いて弁天町。この界隈は海沿いに沿って住宅兼店舗な和洋折衷の住宅が残っています。

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まず古いところから小森家(No.27)。明治34年。現在はアンティークショップとして

細々続いています。小森家と通りを挟んであるのが、特徴的な意匠と防火壁を

残す、No.48の坂下商店所有建物(函館ミートハウス)。明治40年築。

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この界隈は明治40年の大火が無縁です。

手入れがされた山七野口梅吉商店(No.51)も個性的な色合い。大正2年

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そして大町。大町も基坂沿いは伝統的建造物保存地区ですが、そこから外れると

景観形成指定建築物のカテゴリーに入るものがほとんど。

古さで言えば、旧小林写真館(No.29)が明治40年

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松原家住宅(No.32)が明治43年

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かつてはカフェだった喫茶JOE(No.33)は洋風ですが、なんと明治18年築

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赤レンガ倉庫から西にだいぶ進むので、もう基坂を過ぎると

観光客が来ないんですね。

そういえば国指定の重要文化財のとても立派な太刀川家住宅

明治34年、No.24…エリアは弁天町でした)も飲食店営業は

終了してしまいましたねえ。

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とにかくこの界隈、明治、大正、昭和のどの大火をくぐりぬけたかも

さることながら、みーんな個性的というか自由闊達なのが、とても

函館らしい。

次回は「観光利用」という観点に絞って、奮闘している建物たちに

再度光を当てようと思います。

街並みチェック、まだまだ続きます。

いよいよ佳境ですが…割り込ませたい内容があるので、しばらく間が空くかもしれません。

再開、し忘れたりして…。

それにしても街歩きにいい季節ですなあ。


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