【比較するから選挙は面白い】函館の閉塞vs弘前の閉塞
まさに選挙には市民性が出るから面白い。
そして結果分析はとっとと湯気が出ているうちにしておかないと、
モノにはならない。
試験が終わったらすぐに答え合わせをしないと、実力にならない。
常識である。
それにしても某道内の小さな村の選挙民いわく
「無投票当選けっこう。小さな村の中でもめごとはたくさんだ!」
まさにイナカモノの面目躍如である。
考え方が違う同士は認め合わず、モメるらしい。
民主主義をよく知らないらしい。
お互いに主張はしても、それはそれとして認め合う「文化」を
イナカモノは持ち合わせていない。
主張しあうことが「喧嘩」「もめごと」なんだって?
でも道南某町では、
「前の町長も長かったので、元号も変わることだし、これからは若い人にまかせたい」
こうして見るとメディアが単に「都合のよいフレーズ」を流しているだけだと
わかる。そこに真実はない。元号が変わるから政治も変わる、そんな理由などない。
このお調子者!
というわけで、先週弘前に行ってきたとき、弘前でも市議選をやっていた。
函館ととても似ているようでいて、けっこう違っていた。
似ているのは候補者数と定数。
函館は定数27に33人の立候補。弘前は定数28に36人の立候補。
そして投票率。函館は49.32%、弘前は47.93%。
違っているのは女性候補の数。弘前わずか1名(函館は10名)
選管の情報公開力。弘前は選管が開票結果を即日WEB公表していない。(引用データは新聞社のもの)
情報公開度は函館のほうが上。そして(当選)議員の年齢。函館は61.4歳、弘前は59.1歳。
弘前は20代、30代が各1名当選している。函館の最年少市議は40歳。
弘前には自民党のジの字も、
立憲民主党のリの字も見当たらない。(1名だけ党名で立候補…トップ当選)
どっちがどうではないけどこうして他所と比較してみることで、自分の町が
見えてくるというものだ。
それにしても若い新人候補、初回はかなり上位に食い込むのね。
弘前は県下第三の都市。人口16万7千。
函館と違い、中核市ではない。人口の割に市議の数が多く、若い候補者も多い。
ただし女性が少ない。
36歳?若い?で2期目?…マチアルカーの勘が働いたのだが
前回より大きく獲得票を減らし、今回は28番めぎりぎりでの当選だった。
市民の生活を最優先に! でも弘前市内りんご農家ばかりではないだろう。
そもそも弘前の観光力判定が目的だったのに、たまたま選挙時期に行ったために
違うものが見えてしまった。
それにしても投票率を見るとどこも根っこは大差ないのだということだ。
都会に比べて、地方はナント投票率が高いのだろう!は結局先入観であった。
それで安心するか、ムカつくか、どうだろう函館。
次回の弘前編は本題の観光系の話に戻したい。
いかに函館が恵まれているか、しかし足りないものだらけか、
どう伸びしろがあるか、じっくり悩んだほうがいいだろう。
選挙バナシとしてはもう1回、だな。
痛いハナシが残っているしな。
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