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2019年4月23日 (火)

【4/21選挙バナシ完結編】そうかあ、選管はその数字をちゃんと公表しないのかぁ

それにしても、弘前と比較するのが丁度イイと思って(弘前)選管の発表を

待っていたんだけど火曜の午後になってもウェブ掲載されない。

まったくもってダメな自治体だな。

しょうがないので函館の隣の北斗市議選七飯町議選の参考データを

引っ張ってきた。両自治体はちゃんと開票結果をアップしている。

なんだ弘前!

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でそれぞれの市議選・町議選の投票率は57.47%と57.76%なので、

函館よりもポイントぐらい高い。

だいたい無党派層が多いほど、投票率が低いのは相場なので、

函館もそこそこ都市型の部類かな、とは思う。

函館市の選管もポンコツで、函館新聞が報じている

無効票数をサイト掲載していない。

これが問題。自分の白紙投票はここに含まれるからだ。

当然首長選と議員選挙では無効票の数は違うはずだ。

それを承知で、北斗・七飯と比べてみよう。

北斗市議選の無効票数は0.77%で、七飯町議選は1.01%である。

ところが今回の函館市長選の無効票の比率は2.51%もある。

票数にして2,738票どっちの候補も明確に嫌だ、という数である。

ここにひとつの問題がある。

現職に対しての対立候補が立候補を表明したのは公示約1か月前

だそうだ。それこそホンキ?である。

ブログ主もまったくこの人物を知らず、どこから来た落下傘候補?

と思った。もう政策以前の問題。

それで36,000もの票が入るのだから二度ビックリ。

当然現職の獲得した票が圧倒的に多いので最初から勝負は見えていた

と言えるけど、なんだこの選挙は!である。

勘ぐれば「無投票」を避けるために無理矢理仕組んだ

出来レースと見ることもできる。

選挙を成立させるため、市民の投票意欲を維持するための

出来レース。

で、その結果が投票率ダウンと、この2%もの無効票である。

まったくもって市民のための選挙にはなっていないのである。

さらに面白かったのは当日夜NHKの特集でやっていた

出口調査の結果。これまでの例にならって、

各党派支持層の動向を紹介していたが、なんと組織票を誇る

共産党支持者の4割が現職へ投票していることに驚いた。

もちろん新人候補への支持が現職を上回っていたのは、

唯一この「共産党支持層」なのだが、それが大きく割れ割れである。

函館市議選における得票数を見てみると

共産党候補への得票は前回比15%減。

公明党が前回比減がほとんどないことと比較すると、

同じ組織票の質の違いにこれまた驚く。

予想通り、前回共産党から出馬した

N氏(今回無所属)の票は前回比86%減である。

マイナス3,392票で当選ラインに遠く及ばない。

つまり4年前の段階で共産党は候補者選びに

すでに失敗していたことになる。

これでは支持層全体が薄くなって当然だろう。

ただし、だ。

今回の上位得票者5人のうち自民党候補が4人。

立候補した4人すべてが上位5人に入った。

よく考えると、うまく配分すればもうひとりは行けたのである。

当選後に「市政クラブ」入りが確定している無所属候補も

いるのだろうが、これはこれで下手な選挙である。

再度年齢面を拾うが今回当選した70代の候補5名の内訳は

自民2、立憲民主1、共産1、無所属1である。

公明党に70代の候補はいない。

前回より定数は3減ったが、当選ラインは前回とほぼ同じ。

つまり弘前市よりも函館市の一票は軽いのである。

そして誰も風を吹かせられない、つまんねえ町の

停滞議会であることはかなり明白だと見ている。

今後少しは市議会が何をやっているか、4年後のこともあるので

注意深く観察したいものだが、まずはどれだけ開かれているのか

体感することから始めないといけないだろうな。

それにしてもいいきっかけになった。

1年後にころっと忘れていることのないように自分でも

ここで祈っておきたい。

というわけで選挙ネタはひとまず完結。


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コメント

通常、年4回開催される市議会ですが、似たような質問が多く、答弁もほとんどが定型的なやり取りですが、小野澤議員や工藤篤議員の答弁は、市の理事者と言い争いになることもあり、私は個人的に面白いと思っています。ご存知でしたら、失礼。

>アカダさん
コメントありがとうございます。くわしい返信は保留しておきますが…傍聴者は多くて1日15名程度のようですから、とても貴重な情報ですね。一度傍聴してみたいものです。27人の皆さんの働きぶり、ぜひ知りたいところです。

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